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アニソン合唱プロジェクト"ChoieL"全曲コンサート

ある意味、10年ほど続けてきた「アニソン合唱」活動の集大成だった、と言えるだろう。

アニソン×合唱に触れるきっかけ

時は二十数年さかのぼる。
明治大学に入学し、グリークラブに所属した頃だ。
今思うととても生意気な新入生だったと強く思うが、それでも仲良くしてくれた先輩がありがたいことにたくさんいて、そうした先輩方とはなんやかんや今でもつながりがある。
そんな中の一人が、アニメやゲーム関連の音楽レーベルLantisで、様々なアニメの音楽プロデューサーとして活躍している吉江輝成さんだ。

吉江さんがLantisへと転職してわりとすぐに関わったのが合唱アニメの「TARI TARI」(2012年)だ。
2011年だったか、2010年だったか、いつものように飲みに行った時だったと思う。
「今度合唱のアニメをやることになったから、三好手伝ってくれよ」そんな話をされた。

この作品が「ただ合唱をモチーフとしている作品」ではなく、非常に優れた人間ドラマだったことがその後の私を大きく変えた。私自身「TARI TARI」を夢中でみたし、今でも好きなアニメの上位に入る。作中の「心の旋律」が良い曲だったことも大きい。

「TARI TARI」を見て、Twitterで作品ファンの熱量などにも触れて、”合唱は見るのも楽しいけれど、歌ったらもっと楽しいよ”ということを伝えるために「心の旋律」を合唱する公募企画を立てた。
“東京都合唱祭で「心の旋律」を歌おう”と題した企画は、当時音楽A&Rとして「TARI TARI」にクレジットされていた吉江さん、作品の橋本昌和監督、アニメ制作のP.A.WORKSの堀川憲司社長を加えた167名という超大所帯で、鮮烈なデビューを果たした。
堀川社長も参加していた練習で直接許可を頂き、作中で主人公たちが通う学校名を冠した白浜坂高校合唱同好会(以下:白高)と名乗ることになった。
これが私にとってアニソンの合唱アレンジを中心に据えた合唱団体活動の始まりである。
その後、2つの常設アニソン合唱団を立ち上げ、多くのアニソンの合唱編曲を委嘱し、丸10年の時が経過した。
一方でアニメの劇伴等のお仕事も時々いただくようになり、それなりの数の作品に関わった。

ChoieLの始まり

2020年初夏。吉江さんからLINEで「アニソン合唱のプロジェクトをやりたいから、手伝ってくれ」と連絡があった。
それが”ChoieL”だ。
Lantisの管理楽曲を合唱にアレンジすることで、楽曲の新たな魅力を作り出し、原曲ファンには合唱の面白さを、合唱ファンにはアニソンの面白さを味わってほしいという想いのもとに立ち上がった企画。

楽曲の選定は主にChoieLのプロジェクトチームが行い、それらの編曲者の手配と、録音のために演奏してくれる合唱団の手配、が私の主な役割。
私は、信頼できる合唱作曲家の選定に拘った。録音に参加してくれる合唱団が編曲者の名前を聞いて喜ぶような人で、作品をただトレースするだけでなく合唱として新たな魅力を生み出してくれるような人。

そうして出来あがった16曲が、録音、撮影され、Lantisの公式YouTubeで参考動画として公開されるとともに、同社の電子楽譜販売プラットフォームL-Score(えるすこ)から、電子出版された。

また、それらの楽曲を対象としたコンクールもオンラインにて開催された。多くの動画が投稿され、作品愛や拘りの詰まった動画を見て審査するのはとても楽しかった。
一方、生で聞ける機会、しかもまとまった曲数を、となると公式で企画するのはまだ難しかった。

"ChoieL"全曲コンサートの立ち上げ

「欲しい機会がないなら作ればいいじゃない」
その精神のもと、ChoieLの参考動画撮影をきっかけに結成したアニソン合唱団 Nova Anima(以下:のばにま)の団長である馬原くんと計画したのが先日実施したアニソン合唱プロジェクト"ChoieL"全曲コンサート(以下:くわコン)だ。

16曲を被りなく、しかも全曲を演奏する、というのは各団の選曲に複雑な制限がかかり難しかった。
色んな方法を検討し、最終的には「ドラフト制」で選曲を実施。結果的に各団の選択に被りがなく、全団体が希望する曲を演奏できることになった。

集まってくれたのは前述の白高の他、合唱団織声、音ノ木の星合唱部 La Piume Blu、アイマス合唱部@関東といったアニソン団体に加え、Chorale Sempliceというノーマル(?)な合唱団も。
選曲や演奏にも個性があり、公募有志で演奏した3曲、のばにまの6曲と合わせてとても色彩豊かなコンサートになった。

"コンサート"から"ライブ"へ

加えて、社会情勢の後押しも大きかった。
1/27にライブでの声出しが解禁に、さらに3/13にはマスクが基本的に任意となり、社会的な許容がぐんと進んだ。
特に合唱は、まだ対策もきちんと流布される前の時期にクラスタ事例が生じたこともあり、「コロナ禍に於いて危険なアクティビティ」の烙印を押されていたから、この後押しはとても大きかった。

ChoieLのレコーディングでのばにまがSKILLを演奏したとき、「お客さんと一緒にMotto!Motto!したいよね」と話していたそれが、伏線回収のごとく叶うことになったのだ。
一時は5/8の分類変更まで社会の許容が進まないかもと思ってあきらめかけていたが、ホールもとても寛容で、好意的に受け止めてもらっての実施となった。

とはいえ、お客さんの中にはさまざまな感じ方をする人がいる。そのため声出しOK席を前方に、NG席を後方に置き、希望する方に座ってもらうようにした。

結果、くわコンは”コンサート”から、ペンライトが振られ、ホールを揺るがすほどのコールが聞こえる”ライブ”へと変貌を遂げた。
程よく響くホールと、合唱経験のある訓練されたオタクとの相性はよく、合唱がかき消されてしまったり、手拍子と演奏のテンポが大きくずれていくこともなく、音楽的にもとても気持のよい空間が出来上がっていたと思う。

もちろん、全ての曲のコールすべきタイミングを客席の全員が把握しているわけではないので、SATB,Pfにつづく6番目のパートとして客席を意識して指揮を振った。
歌ってほしい所では振り返り、手拍子はわかりやすく頭上で示したうえで、止めるべきタイミングを後ろ手で指示。コールは腕振りと共に客席へ向き直って。
(その結果として普段しない捻りと突き上げで脇を傷めたのはご愛嬌。)
ごくわずかに振り返るタイミングで、指揮者は普段見ることのないペンライトの海を見ることが出来たのも楽しかった。

改めて自分の演奏曲を振りかえろう

第1ステージ

白浜坂高校合唱同好会 pf 松元博志

青空のラプソディ (合唱編曲 山下祐加)

TVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』のOP主題歌で、chu-chu-yeah!という掛け声がとても印象的な曲。のばにまでメイドラゴン2期OPの「愛のシュプリーム!」を演奏するにあたり全話完走した。青ラプの歌詞とアニメのストーリーのリンク具合にぐっときた。
「学校などを中心に広く歌われる」ことを目的に始まっているChoieLなので、山下さんのアレンジも特にピアノは手数が多くなりすぎないように配慮されている。
最近の白高のサウンドとの相性も良く、コンサートのオープニングをさわやかに飾れたと思う。

DREAM SOLISTER(合唱編曲 田中達也)

吹奏楽アニメの金字塔『響け!ユーフォニアム』の1期OP主題歌。集団で演奏する音楽である吹奏楽と合唱の親和性は高く、「一人じゃ出せない音がある」など共感できる歌詞が多い。白高はこれまでP.A.WORKSの作品もしくは音楽アニメを中心に演奏してきており、この曲も以前に白高でアレンジを依頼したときのものを、金管楽器抜きで演奏できるようにリアレンジしたもの。
白高にぴったりなのはある意味当然。
アニメのセリフ「そして次の曲が始まるのです」そのままに、次ののばにまへとエネルギーを引き継いだ。

Nova Anima pf 清水史

もってけ!セーラーふく(合唱編曲 田中達也)

私の地元が舞台となっている『らき☆すた』のOP主題歌。所謂電波ソングであるこの曲を合唱に、というのはLantisらしさと、「これを合唱にwwww」という反応とを期待しての選曲だが、公開時の反応は果たしてその通りになった。
オンラインコンクールではani×singが原曲の映像そのままに、やべえクオリティの動画で参加してたのが印象的。いや、ほんとやべぇのでみんな見て。
その時代をリアルタイムで過ごしてきたオタクの合唱団なら、踊れるやつは絶対いるこの曲。もちろん今回も有志4名による踊りありで、フル尺完全版で演奏しました。
声の使い分け(基本的には明るい声、サビは思いっきりクラシックスタイル)を意識、原曲のエフェクト(ダダダダダは機械的に、AMUSEは人力セルフエコー)をなるべく模しながら、ともかくいい意味でわちゃわちゃを目指した。

僕らのLIVE 君とのLIFE (合唱編曲 田中達也)

『ラブライブ!』シリーズの最初の1曲。実はラブライブ!シリーズはこれまで編曲許諾はおりるものの、「録音不可」であったため、厳密に解釈すれば練習音源の団内共有もできないなど、演奏そのものもしにくかったし、動画公開は夢のまた夢だった。
それが今回、Lantis社内の企画でようやく解禁となり、その後に編曲申請をした団体によれば、録音不可の規制はなくなったとのこと。
このことだけでも、LantisがChoieLを立ち上げてくれた意義はとても大きいと思っている。
ChoieLの候補にラブライブ!曲がリストアップされていたときにとても驚いたし、嬉しかったことを覚えている。
この曲は案外長い。だが落ちサビ前に設けられたコールゾーンのおかげでオタクたちのテンションは落ちることなく最後まで走り抜けられる。
楽譜にないUh, Let's Go!を入れたのも原曲愛のひとつ。ちょっとしたフリやコールのアイディアが自然と団から出てくるのもアニソン合唱団の魅力だと思う。
そうそう、このアレンジで一番好きなのは前奏。もうこれはピアノ曲だ!と思うような美しさ。
原曲のバンドサウンドも楽しいが、こうやってメタモルフォーゼした姿もやはりよい。
アニソン×合唱の醍醐味がとてもよく出ている一曲だと思う。

Can Do (合唱編曲 森山至貴)

TVアニメ『黒子のバスケ』の1期OP主題歌。指定のBPM200はChoieL最速だと思う。
クラシック合唱ではまず見ることのない数字が並ぶのもアニソン合唱の面白い所よね。
この曲は基本的に所謂「合唱歌い」をしたらつまらないタイプの極致だと思う。声の出し方、歌い方はレコーディング練習の初期から繰り返し言い続けた。
間奏のピアノのカッコよさも印象的。森山さんには「もっとキラキラした曲も回してください」(三好意訳)と言われているけれど、こういう曲の森山さん好きなんよ(笑)

有志男声 pf 清水史

ドラマティック (合唱編曲 北川昇)

劇場版『ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』は、コロナ禍の直撃を受けた作品だ。当初予定されていた2020年3月の公開は5か月延期され8月の封切りとなった。
「僕の声が can you hear me 届いていますか?」この歌詞は、ようやく声出し解禁になった先日の小野大輔さんのライブでもひときわ感慨深くファンに受け止められていたようだ。
北川昇さんはなにわコラリアーズの団員としても知られる男声合唱を深く経験している作曲家。だからこそ、ChoieL唯一の男声指定だったこの曲は迷うことなく彼にお願いした。果たして出来上がってきた曲は「男声合唱曲」として非常に完成度が高く、お願いしてよかったと心から思っている。
北欧系男声合唱のようなサウンドがマッチするこのドラマティックに、ややグリグリしいテイストを加えて美しさと熱さの両立を目指した。
ラストは「ラララ」でメロディーを繰り返すのだけれど、ここはやっぱり皆で歌いたかった。アーティストがマイクを客席へ向けて行われる、ライブの定番のあれだ。
だから後ろを振り返り、歌うことを促す指揮をした。さらに指定の繰り返しの回数は無視して、楽譜の表記より多く、皆の声がほどよくノってきたところでrit.をかけて終止。客席にいるのは合唱慣れしているお客さんが殆どに加えて他の演奏団体。だから指揮への反応もとても良い。
気持のいい第1ステージの結びとなった。

第2ステージ

第2ステージ前に休憩時間の最後5分をもらってChoieLという企画そのものの趣旨説明。
第2弾もあるからみんなも歌ってね、と。

このステージで指揮したのは最後の有志のみ

女声有志 pf 清水史

始まりは君の空 (合唱編曲 森田花央里)

ラブライブ!シリーズ第4作の『ラブライブ!スーパースター!!』に登場するLiella!のファーストシングル。
ChoieLではラブライブ!シリーズそれぞれのファーストシングルをそれぞれ合唱にしているが、この曲は唯一アニメに登場しない。だが、アニメのストーリーへのリンクはとても強く、先行で発売されたこの曲に合わせてストーリーを書いたのか、それとも、楽曲制作時に既にストーリーが出来ていたのか、と感じさせられるほど。
森田さんのアレンジは女声3部で書いてあるものの、多くの部分で2声にメロディーを担当させ実質2声で書くなど、聞こえ方に対する配慮がとても行き届いている。
原曲に沿う形のアレンジだからこそ、ポップスのノリはとても要求されるアレンジで、ややもすると「ただ綺麗な女声合唱」になってしまうのが難しくも面白い。
今回は、各キャラの心情を中心に据えながら、女声合唱ならではの繊細で美しい響きを目指してみたがどうだったろうか。

第3ステージ

第3ステージはアイドルステージとなった。

Nova Anima pf 清水史

Thank You!(合唱編曲 名田綾子)

『アイドルマスター ミリオンライブ!』テーマソングのこの曲は、ライブでは最後に演奏されるのが定番らしい。
コールが楽譜にも織り込まれていて、そこの音程無しでの言い方について、直前の練習でも担当する男声パートに指導をしたが、全く不要だった。アイマス合唱部の方々が”本物”をやってくださったのだ。うん。あれは感動した。
この曲はコンサートの準備を重ね、当日ステージに飛び出る直前のワクワクを歌っていて、こうしたアイドルソングも合唱のステージに立つそれと思いを共有できることがたくさんあるな、と思った。
逆に言うと、合唱をやってステージに立つことで、同じ境地に立ち、同じ心理になることが出来る。みんな軽率に合唱してステージに立とうよ。

Spread the Wings!!(合唱編曲 石若雅弥)

『アイドルマスター シャイニーカラーズ』テーマソング。283(ツバサ)プロダクションのアイドル達が歌うため、「翼」が重要なキーワードに。特にサビの疾走感が心地よく、航空会社のCMに使ってほしいような楽曲だ。
自身で指揮する団体(Chor Draft)でもたくさんの編曲を手掛ける石若さんは、やはり編曲に長けている作曲家だと思う。基本的に過度でなくシンプルで、多くの団体にとって歌いやすい編曲を書いてくれた。
PPP(H)が自然と起こるのも合唱団席の訓練されたP達のおかげ。

MONSTER GENERATiON (合唱編曲 松波千映子)  vn 清水歩

音楽ゲーム『アイドリッシュセブン』のアイドルユニット、IDOLiSH7のデビュー曲。編曲を手掛けた松波千映子さんは東京放送児童合唱団(現・NHK東京児童合唱団)で合唱を始め、桐朋学園大学の作曲を出た後にバークリー音楽大学で映画音楽とジャズを学んだ人。つまり合唱、クラシック、ポップスの全てを高いレベルで修めた、ChoieLに最適な編曲者とも言える。
出来上がってきた楽譜には「オプショナル メロディー」が書かれており、”ピアニカ、ヴァイオリン、フルートなどご自由に。”と書かれており、有識者(作品ファン)の意見によりヴァイオリンで演奏した。
男性アイドル曲なので、アイマス曲と配置を変えて、男声を前に出したフォーメーション。特にメロディーの多いテノールにはアイドルとしての自覚、表現を求めた。直前の練習まではなかなかもどかしいことも多かったが、本番の演奏は冒頭のテノールがめちゃくちゃかっこよくて、それ!!!!ってなった。

有志混声 pf 清水史

SKILL (合唱編曲 森山至貴)

『第2次スーパーロボット大戦α』のOP主題歌。実力派アニソンシンガーによるスーパーユニットJAM Projectの代表曲。ともかく原曲の歌い手一人一人のパワーがものすごい作品で、合唱という集団で歌ってなお力負けしそうな曲。
踏みしめるような冒頭と終盤の男声合唱パートと、疾走感のあるメインパート、そして一度聴いたら忘れない「Motto!Motto!」の力強い掛け声。
パワーに満ち溢れるこの曲もやっぱり即森山さんの顔が浮かんだ。


前段のくわコンの総括にも書いたが、SKILLが一番客前で演奏したかった曲だ。
一緒に「Motto!Motto!」したい!
くわコンの計画段階ではまだ声出しが解禁になる未来は見えていなかった。
1/27に声出しが解禁になっても、じゃあくわコンも、と簡単には言えなかった。
それでも、練習を重ね、やっぱり皆で声を出したいよね、という中で生まれたアイディアがエリア分けによる声出しOK席の設置だ。

結果として、この曲は一番の大音量を獲得することになった。
演奏者も一番多かったが、客席の声も一番大きかったように思う。
ペンライトで真っ赤に染め上げられた客席と、振り上げられる右腕、地鳴りのように響き渡る「Motto!Motto!」
これ。

アニソン×合唱の楽しさ

求めていたものはこれだ。

アニソンならではの、この一体感。
しかもそれを舞台の上で感じることが出来る。
これはアニソン合唱の最大の魅力の一つかもしれない。

こうして全身の筋肉痛と、傷んだ脇を残し、くわコンは終演した。

ChoieL 第2弾のお誘い

プログラムに吉江さんが寄せてくれた挨拶にもある通り、ChoieLは第2弾を計画している。
コンクールの第2回をやるし、それに合わせ新曲の制作も進めている。

カラピアノ音源もあるし、ショートならメロディーのみでも参加可能だから、気軽に個人で、お友達と、もちろん合唱団で、様々な形で参加してほしい。

アニソン合唱団のみならず、くわコンに出てくれたChorale Sempliceのように普段はアニソンに振れていない団体にも、合唱を普段やっていない人にもどんどん歌ってほしい。

聞くだけではわからない、歌うことで見える魅力を味わってほしい。

そしていつか、舞台の上だから見える景色を味わってほしい。
そのためにきっと、くわコンの第2回も企画する。そんな気がする。
もちろん、のばにまのみんなの協力が得られれば、だが。


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