北斗晶よ、女子プロレスに謝罪しろ!⑫
割引あり
全女の広報誌、週刊プロレス
前回の記事で、週刊プロレスについて書いたが、団体対抗戦が行われた当時、週刊プロレスが最も勢いのあった時代で、最も傲慢に振舞っていた時代だ。
その週刊プロレスに深く入り込んでいたのが、当時全女の広報部長をしていたロッシー小川だ。一般にはほとんど知られていないが、女子プロレスの世界では最古参の一人で、業界では非常に有名な人物だ。
現在マリーゴールドという女子プロレス団体の代表を務めている。業界トップのスターダムを設立したのもロッシー小川だ。
そのロッシー小川が女子プロレスの世界に飛び込んだのは1978年のことだ。『極悪女王』にも出てくる松永家による狂気の同族経営が行われていた全女に入社し、外様の社員として働いていた。
プロレスに興味もなく、あらゆる点でルーズな松永家に対して、ロッシー小川はプロレスについて真面目に考え、実務をこなし、女子プロレスラーの面倒を見ることまでやっていた。全女を下支えしていたのはロッシー小川だといっていい。
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