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北斗晶よ、女子プロレスに謝罪しろ!⑩


北斗晶の興行つぶし 下 週プロ劇場

 活字プロレスという言葉がある。対抗戦当時の週刊プロレス編集長、ターザン山本時代に広まった言葉だ。
 活字プロレスというのは、書き手の妄想のことだ。選手同士の感情やシリーズを取り巻く状況などを試合に落とし込んで記事を書く。語り部が妄想によって試合に物語を与えることによって、出来試合であるプロレスに観客が熱狂する。

 ターザン山本が、後に活字プロレスについて語っている。
 「プロレスというジャンルは、スポーツではない。力道山以来、プロレスの試合は全く変わっていない。ずっと同じことをやっていて、.実態がない。
 プロレスというのは全部妄想で、思い入れ、思い込みしかない。要は取材する側がアングルセンスで試合を見て、それを二次加工して面白く書く。それがプロレスだ」。

 その週の週刊プロレスは、まさに活字プロレスの典型のような記事を掲載していた。ただただ一方的にLLPWを貶めるだけに書かれた週プロ劇場だった。

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