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北斗晶よ、女子プロレスに謝罪しろ⑤
アジャ・コングの暴走
伝説の神取vs北斗戦から9日後の4月11日、大阪府立体育館。神取忍・イーグル沢井(LLPW)vs北斗晶・アジャ・コング(全女)のタッグマッチが行われた。神取vs北斗戦の、あまりに強烈な印象が焼き付けられた状態での事実上の再戦だった。だが、この試合で異様なまでのどう猛さを見せたのは、北斗でも神取でもなく、アジャ・コングだった。
アジャはこの試合の前にもLLPWの選手と試合をしている。神取v北斗戦のあった4月2日に、アジャ・コングはブル中野と組んでLLPWのイーグル沢井・ハーレー斉藤と試合しているが、その時のアジャ・コングは、それなりに穏やかで冷静なコメントを残していた。試合自体も非常にかみ合っていて、ブル中野がハーレーに自分の使っているヌンチャクをプレゼントするなど、いい雰囲気で終わっている。
しかし、この日のアジャ・コングは試合でのバックステージのコメントから荒れていた。神取が北斗に敗れたことを指して「神取最強とかいってるけど、その化けの皮もはがれたことだから、ここらで追い打ちかけてとどめさしてやろうかな。おい、神取聞いてるか、お前柔道戻れ、柔道戻ってオリンピックでも何でも目指せ、馬鹿野郎が、お前、プロレスにいらない、馬鹿」と、どう猛な目をしていきり立っていた。
試合中、アジャ・コングは「全女はそんなに甘くないわ」などと叫びながら攻撃を加えたり、異様なまでの敵意を神取とイーグルに向けていた。試合は非常にスリリングなものになり、それでも、神取・イーグルは引くことなく、一進一退、むしろ押し気味で試合を進め、最後神取が北斗をレフェリーストップで仕留めた。
試合後もアジャ・コングの怒りは収まらなかった。アジャ・コングはマイクを握って「何がレフェリーストップだ、ふざけんじゃね! 2対1でやってやらあ。ここは全女のリングだ。それが全女のルールだろう!」アジャは2対1でそのまま試合を続行させろとしつこく叫び続けた。「ここは全女のリングだ。全女のルールでやってやる」としつこいくらいに全女全女と連呼した。
リングから下がる神取に対してアジャは「神取、てめえ、それが最強か、この野郎! てめえ、プロレスをなめんな」と叫び、場外フェンスをもって神取を追いかけようとした。
これ以降、アジャ・コングはLLPWの未熟な選手たちに対して凌辱的な試合を続けることになる。
シリーズの目次
参考文献および引用元
雑誌・書籍・ネットニュース等
週刊プロレス NUMBER 1993年の女子プロレス
1995年のクラッシュ・ギャルズ ぼくの週プロ青春記
プロレス少女伝説 憧夢超女大戦 25年目の真実 全女がイチバーン! やっぱり全女がイチバーン!! 吉田豪の"最狂"全女伝説 北斗晶が嫌われる理由 ロッシー小川女子プロレス55年史 ブブカ FUSO magazine NO.91 まるスポ zakzak 2014.09.12
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