見出し画像

北斗晶よ、女子プロレスに謝罪しろ!⑦

小島和宏という週プロ「記者?」

 対抗戦当時の週プロ記者・小島和宏が書いた『憧夢超女大戦 25年目の真実』、『ぼくの週プロ青春記』。この2冊は団体対抗戦を調べる上で、間違いなく非常に貴重な資料だ。表には出てこない対抗戦の裏側を描いているし、対抗戦の中心で動いていた当事者たちにインタビューして貴重な発言をいくつも引き出している。だから、これらの著書から事実関係を確認もするし、引用もする。

 しかし同時に、対抗戦時の小島が週プロで書いた記事を追いかけていくと、どう見ても小島は観察者ではなく、むしろ対抗戦で全女軍として参戦した対抗戦当事者としての姿があった。
 その側面からこの2冊の著書は、全女軍にいた当事者の告白本にもなっていた。

 『ぼくの週プロ青春記』に、現役時代の北斗晶との関係を描いた場面がf出てくる。
 記者になった小島は北斗晶との関係を徐々に深めていく。最初は北斗晶とプロレス談義をする仲になり、それが「実はこんなことを考えているんだけど、小島君、どう思う?」と相談する仲に代わり、今後の方向性について意見を交わせるような関係になる。

 そして、いわゆる裏側を含めた相談というやつなのだろう、「今日の試合をどう終わらせればいいか? 試合後にこんなことをマイクで言うけど、それにはこんな意味合いを持たせて書いてほしい」などと具体的な話をするまでになる。

 さらには、ある時、控室で小島が北斗と話していると、北斗の出番が近くなり、目の前で北斗が着替え始め、小島の前で下着姿になっていた。小島が退室しようとすると、北斗は「そんなもんきにするこたぁねぇよ! 小島君は身内みたいなもんだからさ。そんなことより、さっきの話の続きの方が大事だよ」
 小島は北斗晶とそこまでのつながりを持つまでになっていた。

 1993年5月8日後楽園ホールの全女大会。そこで全女選手のトークショーが開かれて、週刊プロレスの囲み記事に、北斗晶の姿が映されていた。そのトークショーの司会をしたのは小島和宏だった。     
 小島がトークショーの司会をしたこの大会から、LLPWつぶしの週プロ劇場が始まった。

 

ストーリー目次


参考文献および引用元

雑誌・書籍・ネットニュース等
週刊プロレス NUMBER 1993年の女子プロレス 
1995年のクラッシュ・ギャルズ ぼくの週プロ青春記
プロレス少女伝説 憧夢超女大戦 25年目の真実  全女がイチバーン! やっぱり全女がイチバーン!! 吉田豪の"最狂"全女伝説 北斗晶が嫌われる理由  ロッシー小川女子プロレス55年史 ブブカ FUSO magazine NO.91 まるスポ zakzak 2014.09.12
ENCOUNT 2024.02.28 ネットニュース バトルニュース 東スポweb 女子プロレス伝説・超嬢血戦(配信動画)

youtube 
神取テレビ 風間ルミ kazarumiチャンネル 紅夜叉TV【公式】SHOWROOM(吉田豪回) ぶるちゃんねるBULLCHANNELE

 
 
 

いいなと思ったら応援しよう!

humitake
いただいたチップは資料集めなどの経費として使わせていただきます。 よろしくお願いします。