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【超級編①】 文月流対子定石 『ドラの扱いと作用』

※閲覧注意!オカルト含みます!

こんばんは。会長の文月です。
上級編⑤の最後に「現段階でみなさんにお伝えできるものは全て解説いたしました」と書きましたが、実は諸事情により解説できなかった項目がいくつかありました。
ということで今回から超級編の始まりです。全6回予定。

(前回の講座はこちらから↓)


さて、記念すべき第一回の学習は「ドラ」についてです。既に解説した内容も含め、七対子には欠かせないドラの扱い方を学びます。


【一向聴までのドラ】

基本的にドラは他の定石を差し置いてでも残しましょう。文月流における七対子一向聴の理想形は、ドラ1枚と定石による対子候補(定石牌)2枚が残っている状態です。
例えばこんな形。

ドラあり2定石の理想形

配牌でこれが来ました。2mと9sで聴牌効率を保ちつつ、4pで打点上昇の可能性も残している一向聴です。ドラが無い七対子は基本この形を目指してください。
次にこの形から3sを引いたケースについて検討します。

定石牌の3sを引きました。4pと交換すれば、七対子一向聴の3枠を全て定石牌で埋められるという一種の理想形になります。しかし、これでも優先すべきはドラです。定石内で比較的優秀な2mと3sを残し、9sを切りましょう。


【ドラと定石牌の複合】

とても重要な話をします。
尖張進化論や単独牌理論などの対子定石は、該当する牌がドラの場合、定石の効力が失われたり、重なる巡目が遅くなったりと、マイナスな変化が起きやすいです。
重なりやすさが落ちるとわかれば、聴牌効率を強く見る選択が優勢になってきます。

先ほどの手牌です。ドラの4pは順子カバー術の該当牌としましょう。そこに尖張進化論の3sを引いてきました。基本はここで9s切りでしたが、ドラが定石牌かつ一向聴の時はドラを切るのが手筋です。選択肢の1つとして覚えておいてください。


【聴牌後のドラ】

これは中級編の復習になりますが、ドラは聴牌による対子エネルギー変動に敏感な存在で、自家聴牌で低下し、他家聴牌で上昇します。両者聴牌の場合は必ず高くなるので、「先制立直のドラ単騎は慎み、追っかけ立直のドラ単騎は積極的にかける」という行動が強力です。なお、追っかけ立直であればドラと定石が複合していても大きな問題はありません。


【まとめ】

・理想系はドラあり2定石
・ドラと定石の複合はマイナス
・追っかけ立直はドラ単騎

ドラの残し方は七対子の上手さに直結します。ぜひマスターしてください。

次回↓




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