何を飲むかより、誰と飲むか。
お酒。熟れた果実から人類が発見した液体。
お酒。気分を和らげ、陽気にさせてくれる薬。
お酒。飲みすぎると、翌朝カウンターパンチをお見舞いしてくる飲み物。
皆さんは、"お酒"にどんな思い出がありますか?
・こどものころに、こっそり味見した苦いビール。
・成人となり、大人の階段を登った気にさせてくれるハイボール。
・仕事終わりの、寒い夜。心にしみる熱燗。
いつの時代だって、お酒はあなたの味方です。
ピンからキリまで、本当にたくさんのお酒をたしなめる時代。
・これは〇年物の上質なワイン
・室温管理にトコトンこだわった醸造
お酒とて発酵ですから、れっきとした化学反応に支えられていて、そこには奥深い世界と、厚みのある歴史が存在します。お酒に詳しいと、飲む楽しみも増えるもの。
でも、僕は敢えて言いたい。
必ずしも、"どんなお酒を飲むかが大切ではない"。
"誰とお酒を飲むかがとっても大切である"と。
僕の20と2年の短い人生を振り返って、一番美味しかったお酒。それは、大切な人がサプライズで用意してくれた、フレンチディナーでの"シャンパン"でした。
僕はお酒が好きなので、口に合うシャンパンは沢山見つけてきたし、それなりに値が張るお酒も飲んできたと思います。でも、"その"シャンパンがやっぱり一番の金ぴかなのです。
味もさることながら、誰と、どんな話をしながら、何を食べて、何を考えるか、ということが"最高の一杯に出会う上で"大切だと思うのです。
大切な相手とのつながりを意識する。
そのきっかけに、今夜は一杯、いかがですか?