
日常にヨガを
『ヨーガスートラ』という本をご存知ですか?
yogaをされている方、哲学に興味がある方なら、耳にされた方もいらっしゃるのではと思います。
私は昨年、RYT200というyoga指導者トレーニングを受講し、その時に初めて『ヨーガスートラ』を知りました。
『ヨーガスートラ』とは?
心の取扱説明書
私の先生は、『ヨーガスートラ』とは、心の取扱説明書のことです。と、説明されました。
紀元前2〜5世紀にパタンジャリ先生によって記された、yogaに関する教えがたくさん詰まった経典です。
取扱説明書ということは、心も機械や道具と同じように、私たちが扱うことが出来る、まさしく道具の1つである、ということなんです。
外からの刺激によって揺れ動く心のことを、馬車で走る暴れ馬によく例えられますが、その手綱をもった運転手として、この暴れる馬を扱い、自分の思うままに走らせたいと思いませんか?
『ヨーガスートラ』はそんな心の取扱説明書なんです。
最初に私は、yogaを学ぶRYTに、哲学や心の授業があることに驚きました。
yogaの知識や経験がほとんどない状態で、RYTに参加し、また、yogaに興味はあったものの、yogaに関して語る時に、私自身少し宗教的なイメージを持つことがあり、それを私がyogaに携わることへ躊躇させてしまうこともあったからです。
ですが、RYTが終わるころに私が感じたことは、yogaは、難しいポーズを取ることでも、かっこいい体型を目指すものでも、もちろん宗教的なものでもなく、そういった、こうありたい、こうあるべき、こうじゃないかといった、あらゆる心の束縛、執着からの解放を目的とした、あるがままを受け入れる練習なのだということでした。
RYTの受講が終わって、まもなく1年が経とうとしています。
今でも時々、心が何かに執着し、それによって心が揺れ、落ち着かなくなることがあります。
心を取扱い、あらゆる束縛からの解放というのは、まだまだ遠い先のようです。
一歩進んで二歩下がる...(それやったらマイナスになっとる)
まあ、そんな感じではあります。
でも『ヨーガスートラ』を知る前と知った後では、生きやすくなったような気がしています。心の対処の仕方が少し変わったような。
普段の生活を交えながら、ヨーガスートラで学んだことをここnoteで少しずつ記していこうと思いました。自分自身の学びも兼ねて。
よろしくお願いします。