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#1 わたしの空白の2ヶ月
大人になってから、こんなにも空虚感に襲われた2ヶ月はあっただろうか。どんどんなくなる通帳残高、空っぽのスケジュール帳、暇を持て余した大人の、望まないロングバケーション。世の中との接点を途絶えられた時、自分自身の力量が試された。
フードデザイナーの自粛生活
この2ヶ月はわたしにとっては長かったのか、短かったのか。それはきっと今日になって自分のできるようになった事を数えてみればいい。自粛期間が始まってから、わたしはデスクトップパソコンを購入し、オンライン支度を始めた。TVやネットで流れる情報をかき集めては、今やったほうがいい事と、自分がやりたい事。そしてwithコロナ 時代に突入した時、どう在ることが「わたし」であるのかを夜が明けるまで考えた・・・
2ヶ月間で、できなかった2つの事
オンライン支度をして、様々なソフトをダウンロード。動画編集ソフト・イラストレーター・フォトショップ・・・。一斉にインスタではライブが始まり、様々な人がyoutubeでチャンネル開設を始める中、わたしも取り組もうとしたうちの1人であったが、このyoutube開設ができなかった事の一つである。そしてもう一つは、ギターだ。そう、初心者への難関の鉄壁と言われるFのコードが弾けなかった。
知らぬ間に空白を埋めていた、できた事たち
自粛期間でできるようになったことは、イラレとフォトショップだった。それらができるようになってから、デザインすることにすごく興味が湧いた。元々ちょっとできたことに関してはきっと飲み込みが早いわたしは、社内転職したいと思った。と言っても、自分1人の会社なのだけれど・・・。
音や色や言葉、形や景色や質感から料理を連想することはよくあること。今までは発想として使っていたこの外的要因は、インプットすることだけだったが、これから先は自分の力でその外的要因を生み出し、アウトプットにこだわりたい。そして私は、今までレンズの向こう側に写された自分の作品を、これからはレンズのこちら側で自らその瞬間のシャッターを押したい。
振り返ることでわかった答え・・・
わたしは娯楽は2日で飽きる。できなかったyoutubeとギターは、私にとっての娯楽であり、現実逃避の枝分かれ。できたこと、芽生えた新しい一歩は私の人生の幹を太くするための必要なこと。両方とも私を木に例えれば、なくてはならないものである。
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