スポルティングCP🇵🇹対マンチェスターシティ🏴
初めましてシティズンの皆さま、
スポルティングCP(以降、スポルティング)を応援している背水の人と申します。
(このプレビューの公開が試合1日前のギリキリの日になってしまってすみませんでした)
スポルティングは欧州5大リーグ外ということで、知らないという方も多いと思い今回筆を取りました。
このnoteを見て充実した試合観戦に臨んでくれたらと思います。
対戦カードについて
◻️正直な感想
ご存知の通り、CL決勝トーナメント1回戦の組み合わせは異例の再抽選が行われました。
この結果、スポルティングの相手はユベントスではなく、マンチェスターシティ(以降、シティ)になったのです。
ユベントスサポーターには申し訳ないのですが、比較すれば、現在勢いのあるシティの方がより脅威に感じたのが正直な感想です。
◻️両クラブのコメント
◇スポルティング監督: ルベン・アモリム◇
◇シティ監督: ジョゼップ・グアルディオラ◇
◇シティSD: チキ・ベギリスタイン◇
◻️ポロの出場について
スポルティングの右SBペドロ・ポロは、現在シティからレンタルという形で借りている状態です。レンタル元との直接対決では出場できないという契約も存在しますが、恐らく出場できるのではないかと思われます。
過去にバイエルン在籍時にハメスロドリゲスがレアル・マドリード相手にゴールを奪ったり、同じくコウチーニョがバルセロナ相手にゴールを奪ったりと前例は多くあるでしょう。
スポルティングとシティの関係について
◻️クラブ間での移籍
両クラブ間で移籍した選手などをまとめました。ただし、先述したポロは除いています。
大型移籍はあまりなく、ポロやカイセドのようにスポルティングが武者修行の場となるケースと、スポルティング出身の若手選手をシティが買い取るケースの2つがあります。
他で言うと、夏のメルカートでシティは当時スポルティング所属のヌーノ・メンデスを獲得しようとしていました。今でこそジョアン・カンセロが素晴らしいパフォーマンスを披露しているが、シティの左SBは近年の悩み所でありました。
結局ヌーノ・メンデスは、シティと同じ資金力のあるパリ・サンジェルマンに移籍しました。
◻️ポルトガル人選手
シティには3人のポルトガル人選手が在籍しており、ポルトガル代表の中心メンバーです。その3選手は共通してベンフィカに所属経験があり、またポルトガル代表ではないもののGKエデルソンもベンフィカでプレイしていました。よって、彼らのライバルチームであるスポルティング戦の意気込みは高いはず。
スポルティングCPについて
◻️ルベン・アモリム監督
SCブラガで素晴らしい成績を残したアモリム監督を、高額違約金1,000万ユーロを支払ってまでスポルティングが強奪しました。その手腕はスポルティングでも振るい、クラブを19年ぶりのポルトガルリーグ優勝に導きました。
監督として100勝に到達したペースは名将ジョゼ・モウリーニョを大きく上回ります。37歳の若将は今夏にマンチェスターユナイテッドの監督就任の噂が出てました。
欠点があるとすれば、国際大会での実績の無さでしょう。ブラガ時代もELでは勝てず、今季のスポルティングもグループステージでは順調だったとは言い難いです。
◻️スポルティングの戦い方
スポルティングの陣容については私が以前書いたものを見てください。
戦い方については簡単にまとめてみました。
~攻撃~
少ない手数でシュートまで持っていくのが主な攻撃パターンです。
中盤で回収したボールをすぐ縦につけたり、フィード能力のあるコアテスやイナシオなどから素早い展開に持ち込んだりし、サラビアやゴンサウベスなど決定力のあるストライカーが仕留める形が多いです。
~守備~
前線3人パウリーニョ、サラビア、ゴンサウベスがプレスをパスコースを絞り、パリーニャとヌニェスのボランチコンビでボールを回収する。
またフェダル、コアテスなどのバックスは空中戦に強く、クロスやシュートへの反応も◎。
◻️ここ最近のスポルティング
1月に入って取りこぼしが増えた印象があります。
ですがポルトやベンフィカなど強敵相手の大一番には負けないという底力は見せてくれてます。
詳しいデータはこちらの方がまとめてくれてます。
試合プレビュー
◻️予想フォーメーション
予想フォーメーションは以下の通りです。
1stレグにおいてシティは敵地に乗り込みます。
注目すべきは、カイル・ウォーカーの欠場でしょう。グループステージで貰ったレッドカードの退場処分が、1stレグのみならず2試合とも出場停止になってしまいました。
第24節ブレントフォード戦ではCBジョン・ストーンズが右サイドバック起用をされていました。スポルティングと同じ3バックシステムを使用するブレントフォード戦で、この陣形を試したのではないかと思いました。
もうひとつ鍵となるのが、前線3人の人選でしょう。ペップはこのポジションに複数の選手を起用してきました。豊富なタレントが揃うシティのこの人選は、試合直前にきならないと分からないというのが本音です。
前の試合ノリッジ・シティ戦ではラヒーム・スターリングがハットトリックを達成し、カンセロ、ロドリ、デブライネ、ラポルト、ストーンズを休ませて大勝を飾っています。
スポルティング戦に向けて準備は万端に見えます。
◻️試合展開
シティがボールを持ち、ポゼッションで主導権を握ろうとしてくるでしょう。ハーフコートまで押し込んで、ボール奪われても即時奪取してくるはずです。
一方でスポルティングは得意のショートカウンターに望みを託すでしょう。
スポルティングにとってこの展開は、グループステージでアヤックスと対戦した時と似た構図です。その試合ではアヤックスのビルドアップに対して、曖昧なプレスを仕掛けてしまいショートカウンターがなかなか発動できませんでした。さらにスポルティングのバイタルエリアにベルフハイス、フラーフェンベルフ、アントニーなど技術力のある選手が入れ替わりで侵入し、彼らを捕まえきれないまま序盤から失点を喫してしまいました。
このことを学んでリベンジを果たしたいというスポルティングですが、シティはアヤックス同等かそれ以上の完成度を誇っています。
スポルティングの修正力が勝るか、シティのポゼッションサッカーが勝つのかが勝敗の分かり目になりそうです。
◻️注目のマッチアップ
・セバスティアン・コアテス vs フィル・フォデン
フォデンが偽9番起用された場合、ポジション的に対峙するのがウルグアイ代表コアテスになります。
空中戦に強く国内随一とも呼べる完成度を誇るコアテスに対して、フィル・フォデンは体格的にはミスマッチに見えます。そもそもフォデンは本職はMFであり、相手DFと競り合うということは滅多にないです。
彼の得意なライン間でボールを受ける動きに対して、コアテスが封じなければなりません。今季のコアテスはダブル・ボランチが釣られた際にスペースカバーを行うことが増えてます。
コアテスという門番がカバーするバイタルエリアの攻略が注目ポイントになるでしょう。
・マテウス・レイス vs リヤド・マフレズ
右サイド(シティ目線)でマッチアップするのがこの2人。
先に言うとこのマッチアップが1番均衡がとれてないと思ってます。縦にもカットインにも切り込めるマフレズのドリブルに対して、マテウスが後手にならざるを得ないです。
マテウスはフィジカルとスピードに特化したDFですが、技巧派ドリブラーに対しては守備の脆さを露呈しがちです。フェダルやヌニェスなどサポートで質的均衡を保ちたいが、デブライネの鋭いパスやラポルテからの対角線フィードで一気に展開される1vs1で対処しなければなりません。
・ペドロ・ゴンサウベス vs ジョアン・カンセロ
上2つとは異なり、このマッチアップはシティの守備面を見ていきます。
カンセロは攻撃性能が抜群で欠かせない選手ではあるものの、守備力に難があると言われています。スポルティングはそこを突く可能性が高いと予想します。対面するのは昨季リーグ得点王であり、攻撃の要であるゴンサウベス。
彼は裏抜けやシュート技術が突出しており、数少ないチャンスを決めきる能力があります。この強みを活かさないわけがありません。
両チームの華である2人が対峙する局面がどれだけ見られるでしょうか。
◻️予想スコア
最後に恐れながら2試合の予想スコアを正直に書き残すことにします。
1stレグ スポルティング 1-2 シティ
2ndレグ シティ 1-0 スポルティング
⇒計 スポルティング 1-3 シティ
劣勢ですが得点が量産するような展開にならないと予想します(希望的観測)。
根拠は大量失点してしまったCLアヤックス戦とは異なり、最大火力のベストメンバーで望めるという点が非常に大きいです。
ただスポルティングの選手は球際に激しいため、退場処分などカード管理には気をつけたいところです。
最後に
skybetのオッズでは以下の通りになります。
シティ勝利 - 1.25倍
引き分け - 5.75倍
スポルティング勝利 - 12.0倍
…はい、わかってました。
引き分けでも健闘したことになるのではないでしょうか?
以上がスポルティングサポ目線のプレビューになります。
考察すればするほど優勝候補であるシティの突破は堅いなと再認識させられます。
この対決は日本時間2月16日5:00キックオフです。
対戦よろしくお願いします。
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