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10月18日は独演会です

すっかり秋めいて来た今日この頃ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?今年は、落語協会が誕生して百年だそうです。

来年は、初代三平師匠の生誕百年の年でもあります。百年が目白押しです。大圓朝が亡くなったのが1900年です。その頃は、組織というものはなかったわけですから、寄席がたくさんあり、噺家個人と各お席亭との個人間でのやりとりだったんでしょう。お客さんも、誰を見に行くというより、近所の寄席に出かけるというイメージだったのかも知れません。そんな時代の寄席ものぞいて見たいものです。

でも、ちょっと前までは寄席もそんな感じで、インターネットが普及するまでは、当日の代演も行って見なければわからないようなこともありました。人気のある人を見に行ったけど、その人に会えないってのもザラにあって、だけどそんな日でも、「しょうがないなあ」って普通に見てましたね、確か。ふらっと行ってふらっとその日の催しを楽しむ。そんな時代がちょっと前まではありました。

これが最近当たり前ではなくなって来てますね。どうせ時間を使うなら無駄な時間を過ごしたくない。口コミサイトはその最たる例で、私も映画の口コミサイトを参考に映画を見に行く事が多いです。5点満点の評価で、4点を越えているものはまずハズレは少ないです。3.5から3.8くらいだと、面白いけど賛否があるものが多い。3.5を下回ってくると、概ねあまり面白くない、と言った具合です。

だけど、難しいのが異常に点数が高いもの。4.5を越えてくるようなもの。これはほぼ熱狂的なファンが押し寄せて高評価をつけているものが多いです。作品への思い入れが強過ぎて、点数が上がっている場合ですね。落語にだけは口コミサイトができて欲しくないですね。落語に点数を付けられたらたまったもんじゃありません。

さて、今回は落語を三席お楽しみください。「きゃいのう」「にらみ返し」は私が二つ目時代からずっとやりたいと思っていたものですが、自分のスキルの拙さから手をつけていなかったものです。「きゃいのう」はお芝居の噺です。地味なんですが、僕はとても広がりがあると感じています。寄席でバンバンやりたい噺です。「にらみ返し」は暮れの掛取りとの攻防です。「掛取り」という有名な噺に隠れていますが、これもかなり難しいのですが、やっと手がけることができました。私の「顔」をご覧ください。最後の一席は当日のお楽しみということで、それでは三席ごゆっくりとお楽しみください。

番組(予定)
一、オープニングトーク はな平
一、前座 立川公四楼
一、きゃいのう はな平
一、にらみ返し はな平
仲入り
一、お楽しみ はな平

「第七回 ハヤシにのって〜林家はな平独演会〜」
日程 令和6年 10月18日(金)
場所 港区立伝統文化交流館
(東京都港区芝浦1丁目11−15)
時間
①昼の部 15:30開演(15:00開場)
②夜の部 18:30開演(18:00開場)
料金 予約2500円 当日3000円 大学生以下2000円
番組
林家はな平「にらみ返し」ほか
※昼夜共に同一演目です

予約
カンフェティ(チケット販売サイト)


カルテットオンライン(予約して当日清算)

https://www.quartet-online.net/ticket/hayashininotte7


電話
はやしの会(担当:おかめ家)
090-8170-8152

メール
oasis.hanahei@gmail.com

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林家はな平
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