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野方寄席と観劇

延期になっていた野方寄席が8月3日やっと開催できました。



僕は第一部なので

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10時開演。



早いですね。八月は夏休みですから、一部は少し子供初心者向けの切り口で「太鼓教室」なるものがありました。



だけど、この最中なんで子供は一人もいませんでした。



前日に予約が少ないと聞いていたのでとても不安でしたが、思ったよりお越しいただけて嬉しかったです。




歌舞伎脳が抜けなかったので、「七段目」をやりました。


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楽屋で仲間に会えるのは嬉しいです。



当たり前のことが貴重になっちゃった。



終えて、歌舞伎座へ。


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松竹さんの感染予防対策を体験することは、自分が会をやる上でも役立つと思いましたので、そういう意味でも観ておきたかった。



歌舞伎が観たかったが本音ですが。




でもとにかく凄かったです。対策が。



まずは、最新鋭のカメラ付きの体温計で測られて、チケットは自分でもぎって箱に入れる。



物販は一切ないので、筋書きが配られる。これも自分で取って中へ。



中にあるお店はどれも空いてません。自販機も使えません。徹底してます。



席は市松模様の座る。前後左右誰もいません。



そして極め付けは、大向こうは禁止。掛け声はかけちゃいけないんですね。



時間は1時間だけ、僕は第三部「吉野山」を観ましたが16:15-17:15という時間割。



客が帰るのも、勝手に立ってはダメで、後方客席から順次係りの人が案内して帰っていく。混雑を避けるため。



ここまで徹底してますので、まあまず客席からは出ないだろうと思いました。




というより、ここまでやってコロナが出るなら、もうお手上げだと思います。催しは何も出来ないです。




多分、今全国でやっている催しの中でも最高峰の対策をして行われているのが相撲か歌舞伎だと思いますので、これが現状では一番の対策の例だと思います。



そして気づいたことは、大向こうがないので、拍手で補うしかないこと、見栄をしても長台詞を言っても、そこには掛け声を掛けられないんです。だから拍手で気持ちを表現するしかないので、とにかく拍手拍手でした。



みんな心の大向こうが叫んでしましたね。

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林家はな平
落語について、また過去の思い出等を書かせて頂いて、落語の世界に少しでも興味を持ってもらえるような記事を目指しております。もしよろしければサポートお願いいたします。