登山の殺人的な中毒性について

人生2度目の登山で白峰三山へ行った。
これが山か、と思った。

幸か不幸か、これが山かと思ってしまった。
3000メートル級の日本で2〜3番目に高い山々の頂にのぼり、そこからの景色を目に焼き付けてしまったのだ。

忘れられない。あの心臓の高鳴り、ふらつくほどの疲労感、汗ばみ、死んでもいいかと思った。

山の中毒性は異常だと思う。以来、あれ以上のものを体感したくてたまらない。

自分が死に近づきたいと思っているのではないかとぞっとする。

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