大破局、その後
4年付き合った彼氏と別れて1週間が経った。
わたしの「別れる、出ていって」でぜんぶがおわった日曜日。もうとっくに昔のことみたいにうっすら。というか、あんまり鮮明に思い出したくないのかも。なんか、床とかテーブルとかぼこぼこになってるしな、、、
実はあれからも細々と連絡はとり続けている。火曜日の夜には電話で話した。
「一緒にいられないのは寂しい。でも、これはあなたがまだ好きだからなのか、ただ長く一緒にいたからという情だけなのかわからない。」
そう話すわたしに、彼は、わたしのことが好きだと言ってくれた。でも、今戻ってもまた険悪になるだけ。だから、結婚とか彼氏彼女とか一旦なしにして、付き合う前みたいに関わってみないか。仕事もそれぞれの時間も大事にしつつ、たまに飲んだり、連絡をとったりする仲に戻る。それでまたお互い大切だって思えたら一緒になるのはどうか、と提案してくれた。
彼の提案は素直に嬉しかったし、腑に落ちた。別れる前にわたしも似たようなことを考えていたから。「同棲解消 前向き🔎」とかでググってみたりね。いやあ、でもこれを都合のいいキープ宣言だとばっさり断ち切れていたほうが幸せだったのかな。そんな考えもよぎるけど、しっぽを振って「じゃあM-1は一緒に見ようね!!」と約束してしまった。あれだけ傷つけられたというのに。わたしは本当に女として頭が弱いんだと思う。苦しいです、サンタマリア。
付き合ってすぐ同棲を始めたわたしたちだったが、4年が経ち、やっぱりちょっと行き詰まってきてしまっていたように思う。特に今年度に入ってわたしは業務が重くなり、明らかに余裕がなくなっていた。そんななか、とりとめのない話や愚痴を聞いてくれる友達の役目も、ご飯の準備やらゴミ捨てやら生活のパートナーとしての役目も、わたしを受けとめ安心させてくれる保護者の役目も、ぜんぶぜんぶ彼に背負わせてしまっていた。とにかくどっぷり甘えきっていた。それでいてどれか1つでも欠けると、「わたしを大事にしてくれない」「将来のことを考えていない」と悪態をついていた。そりゃ浮気もするかあごめんな!!!!許さんけど!!!!!
そして、今の"役目"なんて言葉選びからも察せられるとおり、わたしのなかには「かくあるべし」がありすぎていたように思う。彼をそれに当てはめては減点方式。そんなの苦しいよなあ。彼なりの愛情表現をたくさんしてくれていたはずなのに。いつからそんなふうにしか見てあげられなくなったんだろうな。
彼と離れてみて、そんな反省が少しずつできるくらいには冷静になれた1週間だった。次に会うとき、ちゃんとごめんねするんだ。間に合うといいな。
まだまだ気持ちはぐらつく毎日。寂しい、許せない、やっぱり好き、どこに誰といるの、また嘘ついてるの、裏切られてむかつく、また一緒に暮らしたい、わたしといないほうが幸せだなんて気づかれたらどうしよう、同じこと繰り返すならばっさり切ったほうがいい、、、サウダージこじらせ版。寂しい大丈夫寂しい。
でも、これがはっきりするまでは大いにぐらついておこうと思う。わたしがつかみたい幸せとは。誰とのどんなものなのか。グラコロ食べられちゃうくらいには元気だし。のんのんのんのんのんのんやっていこう。