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『まほり(下)』高田大介#1

2024/11月初頭 開始。
いきなり下巻を持ち出してすみません。
全編通して読了したあと改めてまとめようと思います。
参考までに上巻のあらすじ載せておきます。

まほりとは?蛇の目紋に秘められた忌まわしき因習とは?前代未聞の野心作
大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。

『KADOKAWAオフィシャルサイト』より


今どの辺?

第十五章(まほり)後半。
文章が堅い上に慣れない白文や民俗学のアカデミックな内容に圧倒されながら読み進めている。
会話文もかなり少なめで読みにくい……

登場人物は上巻から変わらず。
少し前に裕と香織の恋は成就。しかし郷里で働く香織と違い、都内の大学に通う裕には帰京する日が迫っている。遠距離。切ない。

一方、淳は市子(?)という名の少女を救出奪還すべく再三巣守郷(限界集落)へ赴き奔走するが敢え無く失敗、村へ強制送還される。

タイトルの”まほり”とは、漢字をあてると元来”末保利毛利)”であったのではないかと推察される。
裕の出自と関係がありそう、とくに母親の得体が知れない

”まほり”とは果たして何を指すのか?
そして”市子”の正体と彼女の存在をひた隠す巣守郷との関係は?

上記ふたつが主となる謎じゃないかと思って読み進めています。

とまあ現在こんな感じ。
続きが気になります。

では。