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割に合わないという考えが強すぎると、貴方を使う事が割に合わないと思われるし、割に合わない仕事の裏に隠れている割にあう仕事もあるよという話。
田舎ウェブコン公式ラインアカウント
実は私の、サブスクのプランを作れることになったきっかけというのがあります。
それこそ、最初の記事で伝えていた、異業種交流会に参加していたときに、ホームページ制作費で生計をたてる事への限界という事例が発生しました。
どういう事例かというと、
あるお店へ、知人経由でホームページ制作依頼があり、そのお店の事を知るために、数日実際にお客として実際にお金を払いながら通う事を行いました。
そして、ホームページへの話をしつつ見積もりをして、金額もそれでいいという話を聞いたうえで、制作納品まで行いましたが、
田舎あるあるで、土日を挟む間に、対して知識の無い、知人や身内との会話がおそらくあったんだろうと思いますが、
翌週の月曜日に、すべてキャンセルしたいという話が発生したのです。
総額で言えば、30万近い金額でしたので、私も当時はかなり当てにしていたのでその話を聞いたときに、人を信じれなくなるくらい落ち込みました。
まずはこういう事例が起きたんです。
そして、その後に、異業種交流会の会員の一人が、私がその異業種交流会での雑務などを頑張っていることを見て、何か仕事を発注したい。という話をしてくれました。
当時は、30万の仕事を失っていたので、やさぐれていたのですが、
その方は、何か仕事を発注したいという方は、飲食店の方だったので、
飲食店はハードル高いなぁと思ったのを覚えています。
その方をAさんします。
Aさん「何かウェブの何かを毎月してくれて月に1万円で何かしてほしい」
という話でした。
正直、当時の月の1万円は自分にとってはそこまで価値を感じられずにどうしようかと思いました。
ですが、何も営業もしていなかった私へ、好意で1万円を毎月出してくれるという事に、金額としては価値はそこまで感じられなかったのは事実ですが、そのAさんの好意には心はとても癒やされました。
そこで当時の私の全力をぶっこんでしまおうと考えました。
ここからが、私のサブスクが始まった経緯です。
その話からAさんとのやり取りは密になり、いろんな話をするようになり、プライベートでもいろいろ話すようになりました。
もちろん、もともと同じ異業種交流会の会員同士だったというのもそのきっかけであることは穿たう余地もありません。
そしてその飲食店のウェブでの集客を見ていくと、なかなかひどい状況でした。
不要な月額サービスのポータルサイトへの費用。
ネット回線に関係する複数の謎の契約の存在。
まずは、よくよく、その居酒屋の現状を見てみると、グーグルビジネスプロフィールの電話番号の設定が、なぜか、直接の電話番号ではなく、契約していたポータルサイトの契約でした。
なぜ、そうなっているのかは、もうAさんも昔の話しすぎてわからなくなっている状況でした。
なので、一度その電話番号を、居酒屋直接の電話番号に変えていいかを聞いてみて、許可が降りたので、電話番号を変えた所、
今までは、そのポータルサイトの電話経由で転送のような形でお店の予約の電話がかかるという感じだったのが、
直接の電話番号に変えた途端、そのポータルサイトの電話経由での電話連絡がほぼなくなったのです。
ここで、私はこのポータルサイトの電話番号の設定は不要だしそもそもの、ポータルサイト自体のページも、大した情報でもないですし、検索上位表示していたわけでもなかったという事に気づきました。
私はAさんに、このポータルサイトの契約要らないですね。
という提案をすると、
わかった、じゃあ次の更新から辞めるから、その分の金額を君に使ってほしい。
という話になったのです。
まさかの事で驚きました。
月額1万円が、いとも簡単に2万円に増額できたのです。
当時は、ホームページを用意して、ブログの更新から、店内のポップデザインなども、大盤振る舞いで対応しました。
今から考えると、不要だったなという事もありますが、
それでも、Aさんからの評価はうなぎのぼりで、いろんな方を紹介していただいたり、食事をごちそうしていただいたりなど、公私ともにお世話になりました。
そして、その過程で、ネット環境の話になり、それもいろいろ見てみると、6年くらい前の契約で行っているネット回線があり、それが複数重なっていたりで、その契約の内容もおかしくないかな…
という形で相談をうけて調べた所、やはり、重複しているような感じでした。
店内のワイファイの環境のルーターも別口で支払っていたりなどもあり、
その契約を切り替えるなどの事を手伝ったりしました。
その工程も、なかなか面倒ではありましたが、金額利益や売上よりも、信頼を貯める事に集中したのです。
すると、その契約の一部を解約する事でまた費用が浮いたことで、1万円上乗せになったのです。
もともとの月額1万円から、3万円へ増額したのです。
今では数年目の付き合いとなっていますが、
制作費用としてもし見積もりしていたとしたら、30万前後くらいだと思いますが、
すでにその金額以上のお金をいただいていますし、今でもいただいています。
また、作業量も初期の頃よりも、内容は減りつつ、さらに気付いた事を提案したり、求められたことを対応したりといった事になっています。
これらは、うわべだけの仕事をしていたら得られない売上です。
まぁ、こういう事は稀な事なので、ここまでの事をしなさいという事を言いたいわけではありません。
前回の記事でもお伝えしているように、信頼を高めて払ってもらう金額より価値があるという事が大事ですよ。という話です。
目先の金額を追うのも悪くはないですが、長期に考えていくと結果的にいただく金額は増えたし、安定したという事を知ってほしいのです。
とくにこのウェブ系のフリーランスや独立開業したばかりの方は、コスパを意識しすぎて、経験値がたまらない、技術が上がらない、知識が上がらない。
でも、見積もりする金額はそこそこ高い。
高いから、依頼が続かない。
そして依頼されたとしても、払ってもらう以上の価値の提供ができていない。
という事に陥りやすいのです。
なぜならば、私もかつてそうだったからです。
生活するためには月額で●●円は必要。
でも依頼の件数は減っている。
なんとかきた依頼へは、高く見積もるしかしょうがない。
生活費が必要だから。
でも、割に合わない仕事はしたく無い。
けっか、1件、1件の見積もり受注金額は上がっていくが、払ってもらう以上の価値を提供できていなければ、紹介もしていただけない。
そして、また依頼される件数が減る。
件数が減ると、技術や経験や知識が上がらない。
だから、価値の創造ができない。
そして、メール営業をバンバンしたりして、上っ面での仕事を取ろうとするけど、結局、信頼などの交流度合いも無い仕事の場合は、いとも簡単に単価下げられる。
ココナラや、ランサーズをつかっても、同業のアカウントが多数あり、自分よりも安くて、自分よりも技術力があり、負けてしまう。
この根本の原因が、
払ってもらう以上の価値の提供ができていない。
にあり、
その思考に至る理由は、
その仕事でその金額は割に合わないという思考じゃないかと私は考えています。
ですが、割に合わない仕事を繰り返していくうちに、いままでだと見えなかった需要や、見えなかった求められている技術や知識なども見えてくるはずです。
そういう経験もさせてもらいながら、お金も少ないかもしれないけどもらえる。
と考えると、学びながらお金がもらえて、次の仕事のときの価値を高めることができるわけです。
1年みっちりとそういう意味合いで頑張っていたら、価値の提供として認めてくれる人も、増えてくるはずです。
そうなったときに、認めてくれる人とのコミュニケーションも大事だと気づきます。
そして、そのコミュニケーションは認めてくれる人だけではなく、基本的には誰ともコミュニケーションは交わすべきという事に気づけます。
この割に合わないからやらないという考え方は、大手の雇っている人が多いウェブ系制作会社などが考える事で、
個人や一人でやっているフリーランスや、独立開業したばかりの方が考えていい話ではないと私は思います。
コミュニケーションをとりつつ、面倒くさいことも、意外とよくよく考えながら対応すると、その工程の中には大事な事だという事が見えてくることもよくあります。
そして、それが見えるかどうかで、他者とは違う仕事の流入のきっかけになったりもします。
このコミュニケーションを割に合わないと考える、フリーランスや独立開業したばかりの方も、めちゃくちゃ多いと感じます。
今の私からすると、そのコミュニケーションを取らないのであれば、別に営業活動が必要になり、それも、割に合わない仕事を取らないという考えになると、美味しい仕事も、こなかったりします。
昨今作りだけとか、ちょっとしたウェブ上の雑務だけで、10万とかもらえるような仕事は、本当にまれです。
ボーナスのようなものです。
だからこそ、フリーランスや独立開業したての方は、稀じゃない仕事でも、息をするように自身のレベルを上げていくことが重要だと私は考えています。
依頼される仕事は業種も違えば状況も違う。
予算も大きくは無い。
でも、マーケティングのベースの知識や経験、ウェブサイトを制作するスピードを上げることができて、依頼者とのコミュニケーションもガンガン取れるという事になれば、
他の制作会社が手を出さない面倒な事も、息をするように対応できる事になります。
そしてそういう仕事を月額3万円で受注して10件あれば
月に30万円
それが、20件ならば、
月に60万円
こう考えれば、面倒だなという事も対応できるように慣る事を考えれば、面倒な話があるときにチャンスが舞い込んできたと考えられます。
そしてそのチャンスを成功させたら、払ってもらった金額以上の価値を提供できますし、コミュニケーションも取りやすくなれば、仕事の紹介もされやすくなります。
そして、こういった私の経験を元に、相談してもらえるようなライン公式アカウントを作ろうとも思っています。
どういう内容をどの程度対応するのか?費用の有無などもいろいろ考えていますが、今後そういった悩んでいるフリーランスの方や独立開業したての方をフォローする事なども行う予定です。
今後も、こういうマインドの話や、具体的な作業工程や、コピペレベルで使える素材セットなども、有料か無料かはわかりませんが、提供できればと考えています。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます!
LINE公式アカウントでの相談気楽にどうぞ
また、Xのフォローもぜひお待ちしています。
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