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___(アンダーバー)とは?歌い手を超えた異質な個人クリエイターを知って欲しい



突然だが___(アンダーバー)という人物をご存知だろうか。

2011年当時ニコニコを通ってきた人達なら少なからず知っている人もいるだろう。
元々原曲がある歌詞をネタとして替え歌にするいわゆるネタい手として君臨し、その面白さが話題を呼んでランキング上位に昇るなど勢力的に活動していた。

その代表曲と言えるのが『フリーダムに『パンダヒーロー』を歌ってみた【__】』などである。
↓『フリーダムに『パンダヒーロー』を歌ってみた【__】』

また、YouTubeではフリーダムに歌ってみたはもちろん、白黒アニメ動画や正統派の歌ってみたを投稿するなど活躍の場をさらに広げている


↓フリーダムに歌ってみた

↓白黒アニメ

↓特に注目して欲しいのが歌ってみた



表現が豊かすぎる。抑揚の付け方や声色の使い分けが明らかに他とは違う。本人自身、昔劇団に所属していたのだが中々芽が出なかったとの事で、それを乗り越えてこそのハイクオリティだと感じさせる。

実際ミュージカル悪ノ娘やSEPT presents「WORLD BROKER」に舞台俳優として出演するなど過去の経験を活かして本領発揮をしている。

これらの活動を踏まえて……

___(アンダーバー)の活動はもはや歌い手の人智を超えたエンターテイナー


このような活動を続ける一方でアンダーバーが自ら作詞作曲を手がけるオリジナル楽曲があり、ライブまで開催している。

↓その1つがアンダーバーランド


↓STAY GOLD

↓ダバランティス

↓ダバランティス少しだけLIVE映像(配信期間は終了している)


どんだけ多彩なんだこの人。やっている事のスケールがデカすぎる。かなりミュージカルに寄った壮大さだ。一応言っておくが彼は歌い手である。

ダバランティスを聞いていると一部の人には分かると思うが、それとなくSoundHorizonという幻想楽団(アーティスト)を思い起こさせるような豪華なメロディラインだ。
少なくとも彼もその影響を受けているとの事で
確かにダバランティスは音の重量感がとても良く、かなり満腹感を感じる。

ダバランティスとはアンダーバーが活動10周年を記念して作られたコンセプトアルバム。
遠い昔、宇宙戦争に巻き込まれたアンダーバー星の王子が地球に降り立ち「ダバランティス王国」を建国し、王位継承するまでの一部始終を詰め込んだ物語である。


公式サイトで販売されているCDや各サブスクにて全曲載っているので是非聴いて欲しい。
またXで検索するとファンによる解説が、分かりやすく掲載されているので参考にして欲しい。

そんな中で彼の物語は一変し、これまでとは違ったifの世界観を彼は創った。

アンダーバー・オルタ

一言で言ってしまえばアンダーバー王子の闇落ちである。ここで一気に人気が急上昇しファンを驚かせた。
今までネタい手として認知していた歌い手アンダーバーが、急にビジュアル路線に変わり沼落ちする新規ファン。
いわゆるギャップ萌えと言うやつ。

何故闇落ちしてしまったのか
それは混沌と争いが絶えない王国市民に対して、積もり積もった感情が爆発させたからだ。詳しい内容については下記のLIVEレポートを参照していただきたい。

今までのアンダーバーとしての活動をひっくり返すようなギャップを魅せるオルタ。サプライズの初お披露目の公演終了時は、あまりの衝撃に観客は皆ポカーンと静まりかえったという。

そんじょそこらのアーティストでは味わえない特別なライブ。まずは知って欲しい。

ここまで見てきたなら分かるだろう。
彼1人がやってる事のハチャメチャなスケール感が。作詞作曲、劇の脚本はもちろん彼が担当している。
そして音源化するにあたっての工程、ライブ規模、どれだけのコストが掛かる事だろう。
編曲、ミキサー、歌手、ジャケット挿絵、役者、ダンサー、衣装、舞台セット、照明、音響など裏方スタッフ、ステージ使用料、etc......毎回大赤字だそうだ。

それ故にファンの熱量がとてつもなく熱い。
そりゃここまでの世界観を築いてきたなら、なんとしても支援をしたいという思いに駆られてしまう。なんとかアンダーバーという存在を知って貰う為に、ファン達は切り抜きなどをXやYouTubeに投稿して広めている。

かく言う私もnoteに思いの丈を書き連ねている。

ネタい手としてではなく、オリジナル楽曲としての知名度が足りないのだ。

このクオリティにして。

ファンとしてもこのアーティスト活動を絶やさないために精一杯支援をしたいのだが、いかんせん伸び続けるのは難しい。
やはり根本的な解決として、たくさんの人達に知ってもらいその中でピンときた人達に興味を持って(沼に浸かって)貰う事こそが全てである。

そしてライブ映像が残っていない。

ライブ映像を全編円盤化すれば良いじゃんという話になるが、何せコストがかかる。作ったものが完売しない限り中々収益に繋がらないからだ。

要するにアンダーバーのライブを知るためには現地に行くしかない。


まずは知って欲しい。
無理にスパチャやグッズを買えとは言わないが、この様な異彩を放っている活動者が存在するという事だけでも知って欲しい。

近況のライブ情報

2025年1月13日(月・祝)に15周年ライブが開催され、既に一般チケットが発売されている。
こちらもアーカイブには残らない様なので、興味を持ったのなら是非現地で観てもらいたい


___(アンダーバー)が活動している限り、物語は続いていく。この様な生物(なまもの)のエンターテインメントを今のうちに知っておかないといずれ後悔する事になるだろう。

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