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恋は盲目ということ

付き合っていた人と別れて数週間。

最初の1週間は、別れ話の瞬間や前日に戻りたいと思っていた。
もう1週間経つと自分の中で冷静になれた。
悲しい感情に浸りながらふとしたときに冷静になれる自分もいて、しだいに相手のことも冷静に見ることができるようになった。

人は変わることが難しい。
だから相手に変えてもらうのではなく自分が変わる方が簡単だと思ってた。

私が嫌だと思うこと、
思ってたとしても傷つくから私の前で口にしないでほしかったことも受け流せばいいと思っていた。
人は完璧じゃない。
こう考える人もいるんだと考えるようにした。
直して欲しいと思っても理想の押しつけをすることになると思ってた。

相手との過去の思い出を振り返ると
好きだったところを思い出しもう会えないと悲しくなり、
同時にそういえば相手にこれはやめてほしかったと思い出すこともある。

鮮やかな思い出でなく、苦しい記憶。
別れて気づいた、
相手に嫌だな、これ直してほしいなと思いながらも言えなくてモヤモヤしてたこともあった。
自分の理想を押しつけることになるのでは?と言えなくて苦しくて、
ただ苦しいのは自分だけだから自分さえ我慢さえすれば(言わなければ)、喧嘩のときの気まずい雰囲気にならずに楽しい時間になること考えていた。

恋人から他人になって、恋愛すると気づかない間に我慢すればいいと自分で自分を苦しめてた。
恋は気づかないうち盲目にさせ、相手を傷つけないために自分を傷つけてた。

余裕をもっていないと優しくなれないんですけどね。



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