ツイッター→mstdn.jpに移行した人間の備忘録
私がツイッターに見切りをつけてmstdn.jp(以下jp)にSNSの軸足を移して一週間ほど経ったので、備忘録代わりに所感などを残しておこうと思います。TwitterからどこかのSNSに移行しようかな~と思いつつもどこに行けばいいかわからない、という方の参考になればいいなと思います。
ファーストインプレッション
「ツイッターの互換」ではない
「意外とツイッターと雰囲気違うな~~」というのが最初の率直な感想でした。雑なつぶやきにもFF外からバンバンいいねが飛んでくるし、いわゆるアルファツイッタラー・"バズ狙い"をしてる人・エロスパム・SNSビジネスをやろうとしている人、などをあまり見かけません。私はそういうタイプの人たちがあまり好きではないので、ファーストインプレッションは非常に好感触でした。
なぜこんなにも違うのか
このようなユーザー層の違いを、私は最初ユーザーの絶対数の差に起因するものだと思っていたのですが、色々見て回った結果、むしろSNSとしての仕様の差によるものであるように感じられました。なので、次の項目ではツイッターとjpの仕様の違いについて説明しようと思います。
ツイッターとマストドンの仕様の差
ワード検索がない
ツイッターから移行した人が最初に戸惑うのがこの仕様だと思います。jpにはワード検索機能がありません。なので好きなコンテンツなどを検索して同好の氏を探し、界隈の人間だけでTLを構築するという、ツイッターの初動でやりがちなムーブは難しいです。逆に、トレンドワードやバズワードにスパムが便乗することなどもできません。ざまぁみろ。
ローカルタイムラインの存在
実際にフォロワーを探すには、ローカルタイムライン(LTL)というものを利用します。LTLはjpのサーバー中の全ての公開ツイートが流れるタイムラインです。滝のような速度で流れていきますが、その中を流れていく人々の中から趣味の会いそうな人や、いいねをつけてくれた人をフォローすることでホームタイムライン(HTL)を育てていく、というのが私がやったjpでのFFの増やし方です。

バズってるかどうかがわかりづらい
ここも非常にツイッターと大きく違う部分ですが、ツイート ※1 の詳細を確認しないとそのツイートがどれだけいいね・RT ※1 されたかがわからず、いわゆるバズりが可視化されづらいという特徴があります。これによってよくバズる人=アルファツイッタラーみたいな人もあまり見かけません。というか、意識して探さないと見つかりません。個人的にはこれが結構独特な雰囲気を出してると思います。詳細は後述します。
※1 正確にはツイートにあたる機能は「トゥート」、リツイートは「ブースト」、いいねは「お気に入り」と呼ぶのですが、この記事はツイッターユーザー向けであるためわかりやすいようこのように表記しています。
生まれる雰囲気の差
みんなバズに貪欲でない
先述した通り、jpで他の人と繋がろうと思うとどうしてもLTLを探索するか、FFの人づてで探していくしかありません。LTLは滝のように流れていきますので、凝ったツイートをしても大して見られませんし、長文だった場合はその時点で敬遠されがちです。ワード検索もありませんし、前述したように例えバズっても他人からは見えません。これによりバズりたい人は集まりづらく、あまりそのようなモチベがない人ばかり集まっている印象があります。
注目されないが故に気楽
バズりにくいということはいわゆる"炎上"も比較的起きにくいです(あれもバズりの一つなので)。そのため炎上リスクや他人の地雷を踏む危険性を考慮する必要性が薄く、わりと気楽にいろんなことをつぶやける環境になっている気がします(もちろん、利用するためのルールはあるので無法地帯ではないですが)。
こういう人におすすめ
ツイッターのギラギラした雰囲気にうんざりしている人
だからといってインスタなどのキラキラSNSにも馴染みにくい人
炎上対策や地雷を踏むことを恐れて消耗している人
しょうもないことを徒然とつぶやきたい人
面白いSNSではあると思うので、雰囲気が合いそうだなと思った人はぜひ利用を検討してみてください。