中麻牌謎(中国麻将クイズ)の世界へようこそ
私が趣味で制作している「中麻牌謎」についてご紹介します。
「中麻牌謎」とは
「ちゅんまぱいなぞ」と私は読んでいます。命名者の浅見先生は「チュンマパイメー」と読んでいるみたいです。好きに読んだらいいと思います。
中麻牌謎とは,中国麻将クイズのことです。
日本麻雀でもあるじゃないですか。「4人全員が2萬・3萬待ちのテンパイです。全員のテンパイ形を当ててください。」みたいな麻雀クイズ。あれの中国麻将版です。
中国麻将=麻雀国際公式ルールは,日本麻雀よりもずっと手役が多いんですよ。
日本麻雀の役の数は,ルールによるものの,だいたい40個ぐらい。対する中国麻将は,全81役もあります。
中にはパズルみたいな牌の組み合わせで成立する役がたくさんあるので,日本ルールよりもクイズを作りやすいんですよね。
★パズルみたいな役の例
1.三色三歩高(さんそーさんぷーこー)
11234m34p フー5p チー456s ポン白白白
マンピンソーの三色で,234/345/456みたいな階段型の並びをつくる役。
中国麻将の基本役の1つですね。
2.花竜(ふぁろん)
マンピンソーの三色で,123/456/789の組み合わせを作ります。いわば三色イッツ―。
3.組合竜(つーはーろん)
マンピンソーの三色で,147/258/369の組み合わせを作る。
牌謎のために作られたような役。なお下の画像の例は,ピンフが複合しています。マジ?って感じですよね。
こうしたヤバい役たちをつかった「中麻牌謎」,実際にどんな問題があるのかは,次の私の記事や,浅見先生のホームページを見てみてください。
ここの「中麻牌謎」が採用しているルール
日本麻将体育協会のホームページに掲載されている「役」と「ルール」を採用しています。
・役の一覧
・ルール(PDF)
ルールのPDFファイルは,「競技会案内」のページのちょい下にある [採用ルール・マナー]から張られているリンクです。
なお,これらは「中国国家体育総局1998年制定公式競技ルール」に則ってるみたいです。その後,改訂があるのかどうかは把握してません。ごめんなさい。
槓と暗刻系の手役が同時に発生したときの点数とか,七対に五門斉が複合するかどうかとか,議論あるんでしたっけ。うろ覚えですが。
出題時の決め事
私が作る牌謎では,問題文に書かれていない条件は存在しません。
これは,牌謎をフェアに出題するための決め事です。
たとえば今が東場なのか南場なのか。また,自分は果たして東家なのか南家なのか。そういった情報が問題文に書かれていないのであれば,その牌謎は何場でも何家でも成立するように作られています。
そのため,風牌の刻子が絡むような問題はあんまり作っていません。
もしもダブ東(圏風刻・門風刻)を使うのが正解になる牌謎を出題するならば,必ず問題文で「東場の東家」と表示します。でもそうすると,「東場の東家」と書いてあるだけで,『あっ,これダブ東使うやつじゃん!』とバレちゃうヤツですね。
また,槓上開花(リンシャンツモ)や妙手回春(ハイテイツモ)などの偶然役も使いません。使う場合は,「嶺上でツモりました」「最後の牌でツモ和了ました」というように,必ず問題文で説明します。
しかしまあ,そうは言っても,昨今の我が国の中麻牌謎人口は限りなくゼロに近い。言ってみれば虚無を相手にフェアネスを守っているようなところはあります。
それはあまりにむなしいので,もしも万が一,中麻牌謎に興味を持たれた方がおられましたら,ぜひ問題を解いたり作ったりしてみてください。
いずれ牌謎制作のコツについて記事にする予定です。