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寝不足で切れそうになった父親に起きた奇跡のお話し その1
前回のお話しでは、「今思えば、きっとあれって障害のせいだったんだね」と思えることを列挙しました。
この中でも、睡眠障害なのか、『夜寝てくれない(T_T)』はかなり深刻でした。
どれくらい深刻だったかと言うと、(ヨメさんは知りませんが)自分は、もう、切れてしまって、叩いたり、放り投げたり、する直前。
物理的なことはしていないけど、ま、言葉の暴力は(お恥ずかしながら)結構ぶつけてました(改めて反省)。
そんなときに奇跡がおきたんですね。
普段は読まない新聞だけど…
その日は(理由は忘れちゃったけど)会社をお休み。
翌日会社が休みだからと、前日の夜から、つきっきりで息子くんを抱っこして寝かそうとしてました。
そしていつも通り、息子くんは、もう、日が出て外が明るくなるころに、やっと寝てくれたのでした(T_T)…
あ、大事なこと書くの忘れてました。
息子くん、立って抱っこした状態じゃないと泣き出します。
つまり一晩中立って抱っこしていたってことです。
そして、これまたいつも通り、自分もブチ切れる寸前でした。
ヨメさんもそれを察知したのか、自分を休ませてくれようと、スースー寝ている息子くんを連れて外へでかけていきました。
はぁ〜。ようやく解放されて家に一人。
バタンと倒れて寝たいところでしたが、なぜか床に置き去りにされている新聞に目がいきました。
心が荒んでいたので、
「まったく、新聞も片付けられんのか…」
と、ヨメさんに怒りをぶつけつつ、片付けようとしたのですが、ふと新聞を広げてみたのでした。
実は自分、信条から新聞は大嫌い、絶対に読まない男です。
この新聞もヨメさんが「広告見たい」という的はずれな理由でとっているものでしたw
だから、新聞をひろげて読もうとしたのが、まず最初の奇跡なんですねw
それは『こども病院』の新生児ICUの記事でした
そして、たまたま目に飛び込んできたのが『長野県こども病院』の記事でした。これが2つ目の奇跡ですね。
こども病院というのは、小児がんなどの特別なケアが必要な子供や、他の高度な医療技術が必要な子供に特化した病院で、その記事は新生児ICU(集中治療室)に運ばれてきた、ある生まれたばかりの赤ちゃんの話でした。
あんまり詳しく記事の内容を思い出すと号泣してしまうのでかいつまんでみると
ある夜、こども病院の新生児ICUに生まれたばかりの赤ちゃんが運ばれてきました。
医師の皆さんの懸命な措置もかなわず状況は絶望的でした。
最後はパパ、ママ二人で決断して生命維持装置を外し、生まれたばかりの小さな命はママの腕の中で神様のもとに戻っていきました。
ここまでなら、とても悲しいけど世の中にはよくある話です。
記事は以下のように続きました。
病院は、パパとママの気持ちを察して、その夜は病院のベッドで親子3人、川の字になって過ごせるようにしてあげました。
パパは、赤ちゃんに着せてあげる服がなかったので、大慌てで深夜のコンビニに買いにいきました。
赤ちゃんは、まるで生きているような、とてもかわいい”寝顔”でした。
たった一晩だけど、3人は幸せな時間を過ごしました。
子供が寝てくれない…これって幸せなことなんじゃないの?
いかん、これ、シェアオフィスのようなところで書いているんだけど、涙が…w
もう、20年近く前のことを思い出しただけでこの状態です。
当時は、もう嗚咽。
多分、声を出して泣いたのは小学生のとき以来だと思います。
新聞は涙で直径30cmくらいの池ができてましたw
そして思ったのです。
この記事のパパとママは、
子供が夜寝なくて寝不足になるなんてできないのです。
抱っこしてあげようとすると嫌がって反り返り、めちゃくちゃ重たい思いをすることもできないのです。
3時間おきにミルクをあげなければいけないので、慢性的な寝不足にイライラすることもできないのです。
息子くんの世話で寝不足になり、疲れ切る…
これってめちゃくちゃ幸せなことなんじゃないかと…
そうしみじみと感じてるところに、思ったより早くヨメさん帰ってきました。
早く帰ってきたのでちょっと申し訳なさそうな様子でした。
長くなったので、続きは次回に。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではでは。