【オンライン】≪人材教育コンサルタントと弁護士の2名が伝授する!≫ <もう悩まされない>問題社員の具体的指導方法と法的留意点~問題社員に困っていませんか?~
【講師】株式会社ヒューマンパワー・リサーチ
森真一 氏
【講師】宇賀神国際法律事務所
弁護士・ニューヨーク州弁護士
宇賀神 崇 氏
日・英・中3か国語で人事労務を扱う弁護士。2010年東京大学法学部卒業、2012年東京大学法科大学院修了、2013年弁護士登録、2016年中国対外経済貿易大学高級ビジネス中国語課程修了、2019年米国ジョージタウン大学LLM修了、2019年香港の法律事務所Gall Solicitors執務、2020年ニューヨーク州弁護士登録。人事労務の実務経験、海外での勤務経験から、「越境ワーク」にいち早く注目し、自由な働き方の推進を志す。著書:『副業・兼業の実務上の問題点と対応』(商事法務)、『フリーランスハンドブック』『2018年 労働事件ハンドブック』(いずれも労働開発研究会)、『働き方改革時代の規程集』、『退職・再雇用・定年延長』(いずれも労務行政、共著)、『香港 国家安全維持法のインパクト』(日本評論社)ほか多数。
【開催にあたって】
あなたの会社に職務怠慢や能力不足、社内での人間関係トラブルなど次々と問題を引き起こすような社員がいる場合、こうした社員に対して最終的には退職を促すことになるかもしれませんが、まずは当人と話し合いコーチングしていくことで業務に対する態度の向上や能力アップを目指すことが必要です。
しかし、こちらが懸命に指導をしたにもかかわらず改善出来なかった場合、どうすれば良いのか途方に暮れる上長や人事担当者の方もいるのではないでしょうか。
本セミナーでは、前半パートにおいて、人材教育コンサルタントが、問題社員を覚醒させるために有効な諸対応についてワークを交えながら解説し、後半パートでは、人事対応に詳しい弁護士が、そうした対応をしてもなお改善しない問題社員への法的対応について、ケーススタディも交えながら平易に解説いたします。
日時
2023年 5月 31日(水) 14:00~17:00
対象
人事部門、労務部門、監査部門、法務部門、総務部門など関連部門のご担当者様
内容
◆前半パート(森 真一 氏)2時間程度
1.問題社員とは何か
(1)問題社員の定義
(2)なぜ問題社員が存在するのか
(3)問題社員への対応
2.問題社員の代表的な特徴
(1)職務怠慢 【個人ワーク/解説】
(2)著しい能力不足 【個人ワーク/解説】
(3)過剰に権利を主張する【個人ワーク/解説】
(4)社内の秩序を乱す 【個人ワーク/解説】
3.問題社員への具体的対応
(1)パワハラ認定を防ぐ
・パワハラとは
・留意すべき内容
(2)記憶より記録(エビデンスを残す)
・指導記録を作成
・1on1ミーティングは記録係を同席させる(証人)
(3)指示・命令は書面で伝達
・仕事発注シートの活用
・伝達後の中間確認
(4)仕事発注シートの作成【個人ワーク】
4.問題社員への個別指導(ティーチングとコーチング)
(1)旧日本海軍の部下指導法「山本 五十六(いそろく)元帥の指導法」
(2)褒めて伸ばす(ピグマリオン効果)
(3)重要なのは自己肯定感を高めること
(4)ティーチングとコーチングの違い
(5)コーチングの3つの基本スキル
①傾聴力を高める
・傾聴とは何か
・傾聴の7つのポイント
②承認力を高める
・受け入れる
・価値観の違いを認める
・良い所を見つけて褒める
③質問力を高める
・クローズド・クエスチョン(閉鎖質問)
・オープン・クエスチョン(拡大質問)
・過去質問
・未来質問
(6)二段階式指導法(ティーチングとコーチングの合わせ技)
5.問題社員への個別指導後の対応
(1)通常の業務指導
(2)経過観察
(3)自主退職を促す退職勧奨
◆後半パート(宇賀神 崇 氏)1時間程度
1.問題社員でも、そう簡単に解雇できない!?
(1)法律上の考え方
(2)解雇紛争の実態
(3)問題社員対応のフロー
2.ケーススタディに見る問題社員への法的対応
(1)職務怠慢
(2)著しい能力不足
(3)過剰に権利を主張する
(4)社内の秩序を乱す