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SDGsからIDGsへ - Inner Development Goals日本での出版の裏側に迫りました。

SDGsからIDGsへ

IDGs(Innner Development Goals)に関する初の日本語で書かれた本が出版されました。

IDGs 変容する組織(2023/6/9)

IDGsの策定には、IDGsイニシアチブが設立され、50を超える学術機関、組織、コスタリカ政府が参画。企業では、Google、やIKEA、Ericsson、Spotifyなど日本国内でも名を知られた企業がパートナー企業として名を連ねており、今後さらに注目が高まっていくと考えられる。(本文より抜粋)

「成人発達理論」のロバート・キーガン、「心理的安全性」のエイミー・エドモンドソン、「学習する組織」のピーター・センゲ、「U理論」のオットー・シャーマーら世界的な研究者たちが推奨する内面の成長目標(IDGs)とは。
SDGs経営を実現する人材育成の本質、新しい時代の人材育成のあり方が詰まった珠玉のフレームワークとして、人材育成の新グローバルスタンダードであるIDGs(Inner Development Goals)の5つのフレーム、23のターゲットスキルを紹介しています。

コンセプトはわかる、わかりやすい。それだけに、プロパガンダに終わらせないためにー具体的に何をどう実践していくか?

Mind, Emotion, Body, Spirit, Life, Tech , Unknownの7つのカテゴリを統合的に探究するラーニングコミュニティWisdom Commons Labが各領域の専門家のメンバーとともに実践的IDGsを探究してきます。本シリーズは、実践コミュニティならではの企画としてIDGsの実践や社会実装をメンバーとともに実践・具現化していきます。

◆ 各回概要(現時点)
第1回: 著者/編集者の変容から始まる:7/18(火)
第2回: 本場スウェーデンでの最新情報Update :小林 麻紀さん: 7/23(日)21:00-22:00
(第2回 申し込みはこちら
第3回: Zen x IDGsの接点:国際マインドフルネスカンファレンス Zen2.0 Co-Founder 宍戸 幹央 さん:8/2(水)20:00-21:00
第4回: マインドフルネス x IDGsの接点:マインドフルネスメッセンジャー 中村 悟さん:8/13 (日)9:00-10:30
第5回: ソーシャルイノベーションとIDGsの接点:ソーシャルイノベーション専門家 井上 英之さん:8月後半調整中
第6回: NVCとIDGsの接点:NVC認定講師 今井 麻希子さん (9月で調整中)
第7回以降 システム思考、インテグラル理論専門家などを予定(9月以降で調整中)

本稿では、第1回 著者/編集者の変容から始まる:7/18(火)に行われたイベントの超要約をお届けします。

7月18日 20:00-21:00 
◆編集者、著者から伺う
・(編集者:小林さん)金融業界向けの出版社。個人としてとても興味を持って、なんとかこのIDGsを普及したいと、そこから著者を探す旅に出る。インターネットで検索して出会った著者も多く、著者同士はこの本で初めて出会っている。

・(序章:水野さん)キャリアカウンセラーとして、なぜこの内面の方向に足を踏み入れるようになったかというと、個人的に出産のタイミングで「世界に対する嘆き」が大きかった。あらゆる残酷、残忍な事件に心をとても痛め、それは遠いところで起きているだけでなく、身の回り、もっと言えば会社組織の中でも起きてると、これをなんとかしたいと思った。IDGsのフォーラムに出て、直接ロバートキーガン(成人発達理論の第一人者)の言葉などに深く感銘を受けた
「人は、本来、ほうっておいても成長していくもの。」「ロバートキーガン」 。それを妨げている恐れや枠組みを変えればいい

・(2章:新宅さん)中小企業のコンサルタント。IDGs、パーパス経営、インナーデベロップメント、ティール組織などの横文字は、中小企業には全然刺さらない。自分の言葉に置き換えて、経営者の「理念経営」や自分に向き合うこと、「ブレない自分軸」が求められることを伝えていっている。

・(3章:佐藤さん)SDGsコンサルタントとして、数万人と接してきた中で、世界をTransformするときに、本当にTransformしなければいけないものはなんなのか?を突き詰めていくと、システムを生み出している私たちの意識自体の変容である、に至った。「世界はつながっている」ことはSDGsでわかった。そして、「それは、わたしが起点である。」をIDGsで探究する必要があると。

・(4章:鬼木さん)大手製造業者、その他大企業にてでDXを担当している中で、ミッションをもって各部門を巻き込み、共創しようというプロジェクトを推進していたが、全くうまくいかず、そのときに学習する組織の漫画と出会い、その漫画の主人公が自分自身のように感じた。そこから学習する組織、システム思考などを半年かけて学び、会社で勉強会を主催し、noteを書き溜めていたところ、今回のお声がけがかかった。大企業の中でもしっかりと伝えていけば、理解されていくのを実感している。

◆パネルディスカッション
(問い)本の出版を経て、今どんな新しい反応や動きが起きていることを実感しているか?

・出版のおかげで、様々な方面から講演などのお声がけをいただき、とても反響があると感じている。(鬼木さん)

・キャリア x サステナビリティの分野も活発になってきており「エコシステムアイデンティティ」という言葉もできてきている(水野さん)

・健康や幸せというのは抽象度が高い。健康診断があると健康への意識が高まるのと同じで、これらに対してIDGsのようなフレームがあることで、今の自分の状況がわかるとそこへの意識が高まるのではないか「人間成長ドック」のような。また、対話するときの共通認識としての「土台」ができたことはとても良い点だ。(佐藤さん)
・一方、劇薬になることにも注意が必要。内面の成長は外面の成長と必ずセットだということ。 これまで同様のパラダイムを助長させるためにIDGsが利用される(資本主義にマインドフルネスが取り込まれるように)というようなことには気をつける必要がある。(佐藤さん)

・経営者にとって、自分たちの内面を見つめていただく軸をもってもらうこと、学習する組織でいう「自己マスタリー」を実現していくことにつながっていく。(新宅さん)

・SDGs/IDGSのロゴをデザインされたクリエーティブディレクター、ヤーコブ・トロールベックさんのあり方がとても印象的だった。何かを変えなければならない、こうすべきという圧力が一切なく、むしろご自身のヴァルネラブルな変容ストーリーを語ってくれるあり方に感銘を受けた。(水野さん)
・また、この中に含まれていない要素「赦す」を入れたいと思っていると。完成されたものではなく、柔軟なあり方もとても素敵だった。(水野さん)

・内面の成長や変容は、とても難しく、ヘビーなものだという印象をIDGsで変えていければいいなと思っている。それはまるでおやつを食べるくらい簡単で、日常的なことだと、子どもにも活かしていけるような、そんなふうになっていくことを目指したい(佐藤)

◆次回告知
・次回は、IDGsの本場スウェーデン在住の小林さんから、最新の内部事情を伺います。
7/23(日)21:00-22:00
お申し込みはこちら

・今後も、HPLコミュニティメンバーのインナーデベロッパーの専門家たちとの対談を通じてシリーズで探究していきます。

(終了)第1回: 著者/編集者の変容から始まる
(次回)第2回: 本場スウェーデンでの最新情報Update :小林 麻紀さん: 7/23(日)21:00-22:00
第3回: Zen x IDGsの接点:国際マインドフルネスカンファレンス Zen2.0 Co-Founder 宍戸 幹央 さん:8/2(水)20:00-21:00
第4回: マインドフルネス x IDGsの接点:マインドフルネスメッセンジャー 中村 悟さん:8/13 (日)9:00-10:30
第5回: ソーシャルイノベーションとIDGsの接点:ソーシャルイノベーション専門家 井上 英之さん:8月後半調整中
第6回: NVCとIDGsの接点:NVC認定講師 今井 麻希子さん :9/15(金)20:00-21:30
第7回以降 システム思考、インテグラル理論専門家などを予定(9月以降で調整中)

・なお、本プログラムは、HPLのメンバーシップWisdom Commons Labメンバーの実践・探究として企画運営されています。
アーカイブでの視聴は、メンバーへの登録が必要になります。Mind、 Emotion、 Body、 Spirit、 Life、 Techとヒトの内的成長と可能性をとりまくあらゆるWisdomを実践・探究できるお得なメンバーシップ詳細はこちらをご覧ください。

・7月のメンバーシップ説明会はこちら


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