「NVC x システム思考」福谷 彰鴻(システム思考教育家)×今井麻希子(CNVC認定トレーナー)
<超サマリーキーワード>
学習する組織――システム思考で未来を創造する
学習する組織(ピーターセンゲ)
物事を分けずに、つながりを考える
通常の思考は、分析的、還元主義
システム的アプローチーメインの事象よりも、大きなつながりの中で起きてることを捉える
「21世紀の教育」
SEL- social emotional learning
見えているものよりも、大きなシステム(つながりあっていること)
「関係性をどう見ていくか?」がNVC
私たちはどんな物語を共有しているか?
我々は、長い間、偉い人が、何が正しいか、間違っているかを決めるーという物語を共有している
あってる、間違っているー自分や他者を罰しながら生活している
感情的になることは良くない?ー実は、感情の反応に鍵がある
innner-other-outerのトリプルフォーカス
あの人が悪いというラベルを超えて、あの人は何を大切にしているのだろう?
私の感情も、関係性の中で生まれている
interbeingー私たちはつながりの中で生きている
エレガント・シンプリシティ
inter-beingー「間存在」
「もしも、あなたが詩人なら」(ティクナットハン)
誰かを指差しているときに、3本の指は自分を指していることを忘れないで
システム思考において、私がどう関わってるかを絶対に外してはいけない!
「私が入っているシステムに対して変化を生み出したいなら、スタートは私」
私を含めたループ図では問いが変わる。私はどうしたい?私のニーズは?
NVC-職場で辛いことが起きている、感情、ニーズに共感してもらうことはできるだけで終わってしまうリスク
深いニーズに気づいていくと、相手も含めたものなんだということに気づいていく
「あなたは間違っている」と声を上げても堂々巡り
なぜシステム思考?-すごく、優秀な専門家によって解決されてないことがある。
複雑な問題を、誰か優秀な人が解決できるわけではないのでは?
これまでの慣れ親しんだ問題解決ー優秀な大統領、首相だったら解決できるわけではない。
わかりやすい問題を専門家が解決し、わかりにくい複雑な問題を後回しにされていく
今までは、システム思考20年後、ただの思考と言われるようになればいいね。
システム思考は、誰もが使える
なぜ、NVC?ー子供の時から、なんで社会は生きにくい場所になっていくんだろう?
正しいことを主張するだけでは、望む社会は得られない
人がつながりあえるにはどうすればいいか?
生物多様性ーあらゆる生物はつながりあいの中で生きている
国際生物多様性の日(5月22日)
compassionate systems
システム思考=左脳的にとらわれがち・・・私にハートを入れていくことが大事
この人たちが間違っているではなく、その人たちの「ハート」を見てつながっていく
IDGs-Inner Development Goals
<youtube元動画はこちら>
https://www.youtube.com/watch?v=Gva2Z1QZTio
<チェンジメーカーのための、NVC実践講座>
6/14(火)スタート!
https://life-practice.h-potential.org/course/nvc
山下
はい。 では10時半お時間になりましたので始めたいと思います。ウェビナーですね。ウェルビーイングの英知をみんなでラボる、Commons Labがお届けしますウェビナーシリーズですが、本日第16回目は、 コマキさんこと今井真紀子さん、NECの認定トレーナーですね と、福谷 彰鴻さん 福ちゃん。はい、この2人でですね、NVC×システム思考というタイトルでやらせていただきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。
今井
よろしくお願いします。
福谷
よろしくお願いします。
山下
はい。ではですね、早速なんですけれども、NVCのNonviolent Communicationっていうコミュニケーション思考ということですね、ということと。 システム思考、一般的には、複雑な問題を解決する上で、ループ図というね。システム全体像、構造とか相互関係を見えるように形にして解決していこうというようなものだというふうに理解してるんですけど、 なぜ今回ですね、この2つ、このお二人がですね、対談することになったのかっていうところも含めてですね、それぞれNVCの専門家とシステム思考の専門家とご自身でどんなメソッドだったり、 アプローチだったりっていうことをやられている中で、反対側のNVCってそこに組み合わせてどういう可能性があるのか、システム思考を増やすどんな可能性があるかとか、その辺を含めて、紹介兼ねてですね、お話いただきたいと思います。 じゃあどうしようかな。まず福ちゃんからお願いします。
福谷
はい、よろしくお願いします。 今のお題は、まずシステム思考っていうところでいいですか。
山下
はい。
福谷
はい、えっとそう。 今どんな人が見てるかわからずに話しているので、どんなふうにこのシステム思考初め紹介したものかなと今ずっと頭を悩ましていたんですけれど。あの例えば、 おお。こんなところに出るんですね、プロフィールが。
山下
はい。
福谷
こんな話を、あの僕の先生にピーター・センゲさんというMITの先生がいて、この人学習する組織っていう書籍で、1990年に英語で原書が出て、それこのシステム思考マネジメントの世界とってもよく知られるようになったんですけれど。 ええ。 こんな事例を話すことがあります。 私達は、 物事を分けて考えるっていうのをずっと学んでいきます。学校に入って6歳児がいろんなことを知っていこうと思ったら、国語を知って算数を知って理解をして社会を知って、そしてっていうこの科目を積み上げていくことで全体を知ろうとする。 で、なんだけれども、システム思考っていうのは、 この物事を分けるんじゃなくその繋がりに着目しようっていう考え方なんですよね。 事例に戻ります。例えばっていうので、これ構造的ファミリー療法だったかな、ストラクチャーファミリーセラピーっていう分野でこういう話をするらしいんですけれども。例えば10歳の女の子がいます。そしてこの子に問題行動がある。 あまり社会的にとか、周囲から好ましくないとされる行動を繰り返してしまう。 そのときにどうします。 僕らが慣れ親しんだアプローチっていうのは、1番目の問いがこの子の何が悪いのかですよね。 そして、医者に診てもらうわけですよね。医者が診ます、いろんな検査をやっていきながら、この子の何が悪くって、どんなこの問題が起きているのか原因を究明して、そしてそこへ処方箋を出すこういう手当をしてみましょう。 そして問題を解決しよう、問題を解決しようとする。 通常の何かを分析していくって還元的なアプローチって呼んだりとかするんですけれども。リダクションリズム還元主義って。大きなものはわかんないからそれは小さく分けて考えていこう。 で、これ学校の先生と話をしているととっても理解してもらえるとか共感をいただけるんですけれど。 この構造的家族療法の分野で例えばこの子に問題がありますとこの子が問題行動をするんですってなったとき1番目の問いはこの子のご両親の関係いかがですかなんですよね。 私達はここに問題を設定されるとこれを分析して解決しようとするこのシステム的なアプローチっていうのは一体何がこれを引き起こしているんだろうかって。今目に見えているこの事象よりも、常に大きな繋がりの中で今起きてることってのは、現れてきてるんだって。 そうやって捉えていくと、例えばあの今日、 油井さんからも少しお話あったみたいに、このトリプルフォーカス最近、日本語になった21世紀の教育の中に、 あのシステム思考の導入でこんなことが書かれているんですけれども例えば、SELって、社会性と情動の学び、とか呼ばれるものです自分の感情を知ってそれは使えるようになって以降にそして他者にもそれがあることを認めた者と良い関係を築いていけるように、 それを学校に導入しようと思ったときに、 私達の慣れ親しんだ思考っていうのはどんなカリキュラムがあればいいんですかねとか、 どんなパッケージが必要ですか、こんなときにはこうしようって、これが課題だったらこう解決しようと。この一対一の関係にとっても慣れている。 ところがこんなのができます。 SELが成功するには何が必要だろう。 よく考え抜かれた実行可能なカリキュラムが必要だが、同時にそれを実行するための支援体制も必要ですよね。 支援していけるようにと思ったら、新しいスキルを身につけるための研修トレーニングも必要ですし、 そして今やってることがどうだっていうコーチングも必要ですよと、そんな機会が必要です。 またいろんな取り組みをやっていく中で先生同士の関係をどう築いていくか、そのネットワークを作っていくっていうことも関係するんだ。 そしてそれで学校全体の文化、地域との関係、 あるいはこの人事の仕組みとか、 そんな今ここにどうやってプロジェクトとかプログラムを導入するかってのが、目に見えてることだとすると、このシステム思考っていうのは、 もしもそのプログラムが導入されていくとするとそれってもっと大きな枠組みの中で起きてることだよね。 今起きてることよりも常に自分が見えていることよりも大きなシステムがそこにあるんだって。 このシステムで言葉も厄介で、ITとか機械とか誰かのコントロールする仕組みを連想させてしまうことが多いんですけれどもこれ、何かと何かが影響し合って、お互いに変化しあう繋がり合っているってことなんです。 そんな大きな繋がりの中で、今見えてること、私にわかってることよりも、より大きな繋がりを見れる力を高めていこう、こんなのシステム思考って呼んでると僕は理解しています。 何か一旦導入こんな感じにしてもいいですか。
山下
はい、素晴らしいまとめありがとうございます。ではですねそんなシステム思考に対して、ジャジャン。 NVCは、とはどんなものでしょうか。
今井
はい。今、福ちゃんの話を聞きながら本当にこの関係性をどう見ていくかっていうところについて、あのまさに語ってのNVCなのかなっていうふうに思っています。NVCでコミュニケーション方法なのでね、直訳すると。非暴力コミュニケーション、コミュニケーション法って思われているんですが、私はこれがすごく社会を捉え直す視点と、 それからそういった終身制 を伝えてくれるものであり、そしてコミュニケーションって私達がどのようにして、自分が受け止めた自分の人生を描いたりだとか人との関係を繋ぐ言葉を選択したりっていうようなことに日々使っていくものですよね。 本当に絶えず私達は自分の内側とそれから外側とコミュニケーションしている。この関係性にどうアプローチするかっていうのを本当に呼吸のように当たり前に日々行っているコミュニケーションを通じて、捉え直していく。 その捉え直す対象っていうのが、自分自身との関係もそう。自分がいったいどんなふうに自分と繋がりを持っているのか、それから他者との関係、それから社会との関わりっていう、こういう層で見ていくんですけども。私はすごくこの今、NVCについてもう少しあの話を話したいことがあるんですが。今のシステム思考の話を受けてすごく思うのがですね、このNVCを作ったマーシャル・ローゼンバーグ博士っていう方がですね、 あのNVCは元々この一生懸命試行錯誤の末にですね、見出した人間の本質は一体何なんだろうか。本来どんなふうに私達は社会を作っていけるのかっていうのを一生懸命考えたときにですね、こんな行動を指摘してるんです。これあの『Heart of Social Change』っていうとても薄い冊子なんですけれども、 彼が伝えたいことの精神性がギュッと詰まったものでして、その中にですね、私達のこの世界に影響を及ぼしているものとして、私達がどんな物語を共有しているか。これはあのマーシャルNVCを見出すにあたって、、歴史とかいろいろご神話とかをですね研究する中で、8000年ぐらい前から、私達の人類の中で広く共有されている物語がある。 それは誰か、偉い人とかね、力の高い人、昔で言うと神に近いとされていたポジションの人とか王様とかですね、そういった人が何が正しいか何が間違ってるかを決めることですね。 間違ってるものは裁かれなくてはいけないって。こういった物語の共有が起こる。そういった物語を共有する集団が作られていく。それ学校種組織だったり政府だったり、何か家庭っていうのもそうですよね。そのまま者はギャングって表現するんですけど。集団を作っていく。 それを集団を維持するための教育システムっていうのもそこで生まれていくわけですね。 だからあなたは十分にこれができてないからよくないですよ、だからこうしましょうっていうね。さっき福ちゃんが教育の話でも言っていましたけれども、これは問題があるからこうしましょうねって、いうふうな、あの前提で作られていく。そういった前提で私達の社会 を捉えるっていうことが長年長年広く蔓延ってきていますので、私達の社会の中であの何か繋がることをね、人と人が。あるいは自分、自分が自分自身と繋がることを難しくさせているのが何が正しくて何が間違ってるかっていうね、 あの一言で言うとこの捉え方かな。 間違ってるんだからよくないよっていうふうにして正す。 対立とかっていうとね関係性っていうと他者との関係で相手に対して投げかける言葉のように思うんですけれども。こういった捉え方私達の内側にもすごく浸透していますので。このこんなことしちゃ駄目じゃないかっていうふうに自分を責めるっていうね、 自分の内側にこの暴力的な構造を内在化するっていうことが起こるわけです。なので、なんか本当はちゃんとしなくちゃいけないのに、全然まとえたこと言ってないじゃないかなって、なんて私は馬鹿だなみたいな形で、 自分を罰しながら教育するっていうね、こういったメンタリティが私達が自分が十分じゃないとか、あるいは不適切だって言ってだんだん鬱々としていく、自殺や鬱に繋がっていくような構造を自分の内側にも作ってるってことですね。 なのでどんな私達が使ってる言葉とか意識の向け方が社会の構造をどのように維持していくかっていうことにもすごく繋がりを持っているっていうね。だからあのNVCって実はすごく社会の構造をどう見るかの話なんですよ。まさに、 だからすごく小社会をどうやって捉え直していくか、そして元々私達が持ってる力に繋がり直すっていうところでもあります1個だけNVCのエッセンスを言いますと、感情っていうものを見てくんですよね。先ほどの話にもこの感情っていうのところで出たと思うんですけれども、NVCは特徴的には、あの どんな感情が動いていてもそこには何かしらとっても大事なものがあるから、あの生命を突き動かすものNVCではニーズって呼んでるんですけれども。例えば、繋がり合うこととかわかり合うこととかですね。 いろいろなニーズがあってそれを満たそうとして私達はあの行動している。でなんかそれがうまくいってないかもとか不安になってるなとか、頭にきたとかっていうときには、何かこうニーズがうまく満たせてないなっていうふうな反応として教えてくれてるものなんですよね。 何か何かしなくちゃっていうね。そして、ちょっと緊張していたり、防御的になっていたりってね、そんなときにそういう反応が起こると思うんですけれども。これを、いや、そんなネガティブな考え方よくないよっていうふうに私達は習慣的に思ったりですとかね、あるいは感情的になるのはよくないよ、なんていうことを 私達の社会は特にこのビジネスの世界とかでは言われがちかなと思うんですが、実はそこに本当に大事な鍵がある。 私達生き物として感情の反応があるのはごく自然なことですし、それは何か大事なことがあるってことを伝えてくれてるんだよね。そういった私達たちの中で起こってる自然な反応をどのように受け止めていくか。元々本来あったようなあの受け止め方ですね、何か大事なことがあるからこそこの反応が起きてくれてるんだっていうね、全てのことに意味があるよねっていう、そういった捉え方に帰っていくようなものでもあります。つい福ちゃんにつられ、熱く語った感がありますが、どうでしょうか。
山下
ありがとうございます。
今井
はい。
山下
短い時間なんでね、すごい僕が乱暴な整理をして進めさせていただくとすると、 お二人の話聞くとですね、結局NVCとシステム思考と全然違う、何かメソッドとかアプローチのように思えても、聞いていると何かその関係性っていうところ、繋がりっていうところを捉えているっていう意味ではめちゃくちゃ共通点があるんだなっていうことが一つ 言えるのかなと思ったんですね。分断的に考えるとか、分断的になって対立的になるとかそういう世界じゃなくてもっと大きな繋がりみたいなこととか、人と人との繋がりってことを大切にしようっていうところは、思想的にすごく共通なのかなと思う ところと。もう一つ整理の軸としてですね、さっき福さんが見せていただいた『21世紀の教育』っていう本の中で、これもそのシステム思考のね、聞いたピーター・センゲさんがあの著書で、著者で入ってますが、あの三つの視点トリプルフォーカスっていう視点であげてると思うんですね。それがみんな私達の内面っていう、ところ、それからアザー、他者っていうとこですね。それから、アウター、そのもっとその外へっていう。この三つの視点にフォーカスしていく必要があるっていう。このインナーからアウターへっていうときに、 僕が捉えているイメージですけれども、NVCはこの三つの繋がりを作っていく上で、どちらかというとまず自分自身、みんな私の感情でどういうニーズがある、何を大切にしてるのかっていうところを起点にしていて、 そこからあのあなたはその時どういうふうに感じてたのか、あなたの大切にしていることは何ですかって。アザーの方に矢印を向けてそこでこう解けていくというか、繋がっていくことを通じて社会が変わっていくとアウターに向けていくっていうインナーからアウターへっていうような、 感覚がすごくあるとしたときに。福ちゃんのあのシステム思考の方はどちらかというとやっぱりこのあのループ図のイメージが強いので、メタで見てアウターの世界がどういうふうな構造になっているのかっていうのを捉えながら、 そのもっと氷山モデルとかでよく示されると思うんですけど、その構造の深い深い奥にある無意識の部分ってのはどうなってるのかみたいにインナーの方に向けていくっていう、なんか濃い矢印が別々からこう繋がっていくのかな。 感覚があったんですけど、ちょっとその点に関してお二人からお話したいなと思ったんですけど。はいどちらからでも 。
福谷
逆にいきますか。
今井
じゃあ逆でいきますか。あの、そうですね。インナーっていうのは、まず何か起きたときに一体、自分の中で何が息づいているだろう、あのどんな子反応が起きていて、それは何が大事かなっていう自分自身に繋がるっていうことの大切さを言ってるので、 言ってるのは確かにNVCの特徴なんですよね。そして、例えば誰かとのね、間でものすごく頭にきて、なんなんだあいつ、もう信じらんないみたいな感じになったときに、あんな人は良くない、もっとこうすべきなんだっていうふうに相手に対する敵のイメージを持って、繋がらなくなっているとき、 誰が悪いんだとかっていうのにね、もちろんなって自分自身が何が大事だからこの反応が起きてるかなっていう繋がるとか難しくなってしまっている。そうそう、そしてその状態で相手を見ると、相手にも何か大事な あのニーズがあるからこそ、この行動をして、取ってるんだなってね。相手の奥にある大事な水は何なんだろうっていうね、あの人が悪いっていう、あのラベル付けを超えてもっと深いところに意識を向けていくっていう。それをしていく上でも自分自身がそもそも何が大事かっていうね、 自分が自分にこうくつろいでるような感覚を繋がりを持つってことがとても大事だともするのでそういった意味ではアプローチってそうしてそうかなっていうふうに思います。同時にですね、私はそこNVCが大事にしているのはこのそういったいろんな相互作用が関係性の中で起きているよねって、及ぼしてるよね。 ていうことですね。それはただ単に目の前の人と私っていうだけじゃなくてですね、うん。例えば長年、あの権威があるとされてきた校長先生みたいなね。なんか人が来ると緊張してしまうっていうこういう 経験が起こる。でもそれが繰り返し起こるような出来事が社会の中で繰り返しねどうもこうある怒り、頻繁に起こる現象があるようだとかね、そういうような仕組みになっているかもしんないですねなんか嫌われてしまったら退学されるしなくちゃいけないとかね。 だからそういったその社会の仕組みだとか、私達が共有しているものの影響も、我々の内面に及ぼしているものがあるよね。っていう、そこにも気づきを広げていくっていうことが自分がそこの寝起きような状況の中において、この 反応してることに対してのより広い想像力を持たせてくれる。ここもすごい大事かなと思ってます。あとこのね、あの1個だけちょっとね、これに関連することで、言いたくなったんですけれどもね。 NVCでもとても大事にされているその繋がりの観点で言うと、インタービーイングっていうね、私達が繋がりの中で生きている総合的な存在だとか共存とかっていう考え方がありますよね。 私はこれに関して最近読んでた本の中で言うと、これご存知ですかエレガント・シンプリシティ、サティシュ・クマールさんっていうね、あの方のものなんですけれども、シューマッハ・カレッジっていう。 この方のあの本の翻訳本で、あの辻信一さんが出した翻訳の中でですね、 サティシュがやはりこの時、全ての存在がみんな相互に依存しあって我々人間お互い同士からできているインタービングなのであるっていうのを言ってるんですが、辻さんのね翻訳、私すごい好きなんですよ、間存在って書いたんですね。間の存在っていうの間存在って 書いてるんですね。私これを見て、すごい私達は共にこう繋がりの中にいる存在なんだって意識を向けさせてくれってとても興味深いなというふうに思ったところもあります。インタービーイングっていうところをちょっとなので、ワードとして残して、 福ちゃんにパスしましょうかね。
福谷
インタービーイングってことは、 インタービーイングがここに出てきていて、あのインタービーっていう詩がありますよね。ティク・ナット・ハン氏の。 もしもあなたが詩人ならって始まるんですね。
今井
ええ。
福谷
この1枚の紙の上に、何て言ったかな、雲が浮かんでいるのが見えるでしょうって言うんです。 うん。これ今うろ覚えでこの間までそれ紙に印刷して持ってたんですけど、置いてなくって残念と思ってるとこなんですが。そう、木がなければ、 紙はできません。 そして、 雨が降らなければ、木は育ちません。 雨は雲がないと降りません。 だからもしもあなたが詩人なら、あなたはこの1枚の紙の上に雲を見ることができるんだ。 もっとよく見ていくと、その木を切った木こりのこと、その家族。彼が食べたパンのことも見えてくるはずだ。なんかそんなのを思い出すインタビーってのがあって。繋がり合って存在しているっていうのは、いろんな伝統にある考え方だなって思うんです。 で、悠一さんのやつに戻ると、あの聞きながらこんな事例を思い出していて。ある職場の話なんですけど、 僕は、 とある。誰かさんから、 愚痴を聞かされるんですね。 これ人です。あのキノコではなく人です。目とか書くとね人っぽくなるんですけど。同僚がねっていつもSlackに長いどう答えていいかわかんない問題を、書き込んでくると。しかも何を求めているのかわかんなくってね、放置していると、どうなると思います。 責任者出てくるんですよね、ボスですね。
山下
うん。
福谷
ボスですね。 ボスはどうするかっていうとこういうふうにしましょうかって言って解決するんですよね。 そしたら、問題は解決されて、 一件落着とならないっすよね。
今井
うん。ならないですね。
福谷
繰り返される。 初めは解決するんですけれども、そのうち今度はその形への依存っていうのが始まってきて。問題をもうちょっとわかりやすく言ってくれたら助けになれるのにと思いながらも、その状況は時間とともにどんどん悪くなっていくんですよね。 もう次にこの人が厄介な書き込みをしたら、私は手を出しません。 この人が出てきて解決するだろう。 最悪こうなりますよね、という常識ができていくんすよね、さっきストーリーとか今日共有された物語っていうのが。うん。 こんときに、 僕らが。何か僕がこの人だとしてもいつもこの職場なんかあれが起きてすごい時間取られて会議の時間延びるからやなんだよね、と思っている僕に見えないものって、 この茶色の矢印なんですよね。
今井
うん。
福谷
このやりとりがあればあるほど、 普段は僕らには目が外向きに付いてるのでこれが見えます。NVCでも学んでない限りかどうかわかんないですけど。だからそんときに私そこにどう、私はそこのどこにいるのって、 このやりとりを見ていて嫌な気持ちになっていて関わりたくないから放置している。 放置するからこの人はこっちに頼るしかなくなるんですよね。
山下
なるほど。
今井
うん。
福谷
そして、この状態を見て依存を見ながら、まずいなあと思いながら。ここは放置でき、ここは放置してしまうと僕らが無意識にやっていることなんですよね。 うん。これなしに、この状態を見せてあなたたちのやりとりは依存を産んでいますよ、ちゃんとしてくださいって言ったら、言われた方嫌ですよね。
今井
うん。
福谷
なので、僕らは目が外向きに付いてるので、こっちによく気づきます。ソーシャルな出来事ソーシャルってあのセンゲさんが言うときのソーシャルは人と人との関わり合いって、あのソーシャルっていう言葉の語源がねあるフレンドとかあの仲間とか、 あの人から来てるらしいですね。僕らはその人の身の回りに起きてることよく見えるんです。だけどそこに自分がどう関わっているのかっていうのは、 気をつけないと見えないんですよね。 全くわからないはずじゃないんですけど。意識しないときには僕らは外の世界を見て誰かを指さす、そして3本の指がどこを指してるか忘れてしまう。 いい言葉でしょう。誰かを指差すときに3本の指が自分を指していることを忘れないでねって。
<チェンジメーカーのための、NVC実践講座>
6/14(火)スタート!
https://life-practice.h-potential.org/course/nvc
今井
うん。
福谷
そうすると、このシステム思考、本当に役に立つものであるためには、 その機械の問題であれば分析して解決策を作って部品を取り替えたら解決できるんですよね。ところが家族の問題や僕が家や僕の家族には今こういう問題があるからこういう解決が必要だと思うんだよね、って言ったらわかりますよね、どんな反応を受けるか。やること言ってから言えよ。 自分がその中にいるこの人の課題人が絡むような課題、そして現実で言うと人が絡まない課題ってないんですよね。例えそれがテクニカルなことであってもそれを使う人がいてそれを組み立てる人がいて。その時に 私はそこにどう関わってますかっていうのはシステム思考において絶対外しちゃいけないというはずなんです。
今井
うん。
福谷
ところがさっきあの悠一さんがわざとループ図のイメージが強くてって、っていうふうに言ってくれたんですけれど、多くの場合に、今起きてることっていうのを、私が分析する側。 この茶色の矢印を省いて、 物事を図式化して分析して処方箋を下せば解決できるはずだっていう捉え方がされてしまう気がして。 私がいないループ図を書いちゃいけないよと。僕前職で小田さんって人にお世話になったんですが小田さんの師匠のデニス・メローズって人が言ってたそうなんですね。うん。で、僕このNECとシステム思考っていう話を聞いたときに、 私が入っているシステムについて、自分がその何か変化を生み出していこうと思うならば、 スタートここですよね。私はこの様子を見て嫌な気持ちになっていて関わりたくない自分を安全な場所に置きたいっていうニーズがあるんだっていうことにほぼほぼ気がつかないから、そのまま放置するんですよね。私は何か安全な場所にいたい、この嫌な気持ちから逃れたいという気持ちで今これを放置しているな、と気づいたときに、問いが変わります。じゃ私、 どうしたい、大切なことって何ですかって。自分が時間を使っている職場の話です。この仕事を通じていいことを成し遂げたい、やってて良かったって思う仕事がしたい。同僚と良い関係を築きたい。 そのニーズを選び取って行動するならば、私達は今まで無意識にやってたやり方から、違う方向へ自分の行動を変えていくことができる。 きっとシステム思考、その繋がりを見ていく、外の世界からスタートするってのはそうなんですよね。 一方で、そのときに私を置き去りにした場合、大体綺麗な完成図書いて終わりです。現状は続きます私がそこにこれまでと同じ関わり方で、 そんなのを連想したんですが、聞いてみたいです。
山下
いやあやばいっすね。いや本当、この指をさしたときに3本指で自分を刺しても結構鳥肌立ちましたね。 いやあ、なるほどやっぱシステム思考の中でポイントになってくるところが、私を含めたシステムへの考えようってとこになると思いますよね。
福谷
そうねちょっと足しますね。トリプルフォーカス三つの視点が、三つの焦点、視点が必要なっていう話っていうのは、 とは言え、私このとき嫌な気持ちなんですよね。繰り返されるこの現実に、その自分の感情を、 ないことにして。いやあの人たちが悪いんです。いやあの人たちが悪いんです。って言ってる様子を多く見ることよくあるんです。そんときにちょっと待てって、今私は何を感じてるって、このもういや、もう嫌なものやなっていう気持ち。 が存在することを認めて。だけどもう嫌だ、に振り回されてると現実、同じことが続きます、どうしよう。エモーショナルインテリジェンスとか、この心とか感情とかなんていう言葉を今井さん使ってたかちゃんと思い出せないんですけど。感情の知性ってエモーショナルインテリジェンスって、そっからスタートしましょうか。 そう。 すごいなんか勝手に足してってもいいですか。 一方で重要なのは、そのエモーショナルインテリジェンス、自分の内面に気付くその関わり方を変えるってときに必ず誰かがいるんすよねそこに、。やはりソーシャルな関係があるから、私は自分の感情が動きってこのエモーショナルインテリジェンスってのが重要になってくる。 こいつらは、今おっしゃるリンケージソーシャルインテリジェンス システムインテリジェンスという言葉を使ってますが、相互依存的なんだって。 そんな話かなと。 もういい加減黙ります。ごめんなさい。
山下
いえいえ。
今井
ありがとうございます。
山下
はい、そうですねどうですかコマキさん。
今井
いや、本当にそこを何か聞いていて熱くなっちゃうんですけど私も。うん。何か逆に言うとねNVCのがちょっと多少繰り返しになりますが。やっぱり自分の内側のことを見てるように思われたり、1対1の関係で実際のブレシアのなんかもね、実践を学んだりするときってそういうこと多いんですね2人で対応してるかとかね。 だけれども実際にはいろいろな環境とか関係性の中でいるので、 なんていうかな。 別の捉え方をするとですね、つらいことがありました。うん、職場で本当にひどいんですパワーがひどいんです。なので私とてもつらくて傷ついています共感してくださいっていうね、なんか本当につらいんだね、なんかわかってもらいたいんだね、みたいな感じで。すごく今、大雑把に言ってますけれどもね。 何が大事だからその悲しいとか、起きてるんかなっていうふうに寄り添うことはできるんですよね、確かに十分に聞いてくれる人がいることによってその人の中に起きているそのときの痛みは一時的には安らぐかもしれない。 でもそれを繰り返し起こし続けている仕組みがあるわけなので、これに対して何をできるかって。ここすごい大事なポイントなんですよね。うん。対処療法的にそういった共感で心一時的に慰めて生きていく。生きていく上でそこはね、とっても重要な機会になるんですが、 それによって ずっとそれだけをしていると、ある意味そういったことを生み続ける構造を永続持続させることの一歩に、 気づかないうちになってしまうかも知れない。 私は共感してもらって慰めてもらいながら、でもここはつらいけれども仕方ない我慢するんだみたいな。新たなあの暴力を支持するというか、あの暴力的なものを見続けるも、また別な物語産んでしまうかもしれないですよね。 そこに対してどうやって私達が、だからこそこの痛み、この痛みというものがね、起こってるはとても大事なことがあるからなんだっていうね、そのニーズの本当にその深み、このニーズにはこういったことが大事なんだっていうことを もうすごく深めていくってことが一つ大事なんですよね。深く深く深めていく。そうすると、これは体験的に、なんていうんかな発見できるような境地かなと私は思うんですけれども。私がこのニーズを大事にしている、このニーズを 満たされた世界っていうのは、 相手も含む世界なんだって感覚。自然に広がってくるような勢いがあるんですね。これなかなか頭だと説明がし難いんですけれどもね。 だって私だけ安心であの人がピリピリ怒ってるってなかなか起こらないじゃないですか。うん。安心って何かお互いの中で作っていくものだったりする。私達そうね社会的な動物としてともにそういったあの環境を作っていくわけですよね。 なので、あそっか、あの私とあなたとあの共にこの安心それからここにいる多くの人と安心っていうものを作っていくために何ができるだろうかっていうふうにね、ここは力を合わせていくってことがとても大事ですよね。 だからこのNVCも自分自身の大事なものに繋がるとか、それで受け止め合う関係を作るっていうのはもちろんすごく大事。これが基盤にあるわけなんですが、その先に、ではそういったものがより満たされやすい社会を作っていくためにどんなふうに私達が声を上げていくことができるか。 その声の上げ方として、あなたは間違っているとかね、攻めるパラダイムでいくとまた逆戻りになっていくんですよね。だからそれではない形で声を上げるっていうのはどういうことかっていうことを学んでいくわけです。これもただ単にニーズに繋がってこれが大事なんですって訴えても、 現実の社会の中では圧倒的な力の違いとかありますよね。例えば雇用している雇用主と、自分雇われてる人だってなったときにですね、これはちょっとこれを大事にしたいんですって声を上げたことが何か よく余計なことを言う奴はいらないからクビだみたいなことだって起こってしまう工場かもしれないですね。何か社会の中で声を上げるっていうことにおいては、様々な現実的な値力学が働いていてるっていうこともある。そういったこあるいはいきなりそんなこうね、 実はこういうことがありまして訴えたとしてもですね、何かその社員の方が集まってるところで社の社長の方の前でですね、その人が私とても心が痛いんですって言ったとしても、何かそれが恥のように感じられてしまってね、余計心を閉ざしてしまうようなことがあるかもしれない。これその社会で共有されてる物語の中で、 何か、あの社長は立派なもの、存在でそういったものに同意をしてはならないみたいなものが集団の中で共有されてたりとかするとですね、そういった指摘がされることが、とってもその人にとってはハードルが高いことかもしれないですよね。ポジションが高い。 年齢の高い、高い男性とかね。だからそういったようなこともあるかもしれないなっていうね。あのその社会構造、口の中で私達があの大事だなって思っていてもそれを表現すること。 共有することにおける難しさもあるかもしれないな。 そこまで想像力を広げていきながら対応していくなんてこともとても大事な側面じゃないかなと思うんですね。 そういった捉え方のことでだからこそNVCは私達が同じ志を持った、ここを本当に大事にしたいよなっていうふうにね、あの共鳴する人たちで、あの共に力を 合わせていく、自分1人だけじゃない、誰かと共に社会を変えていく力を作っていくんだっていうね、そんなことも伝えてくれてることかなと思っています。 ひとまずこれでどうでしょうか。
山下
ありがとうございます。 何か二つの視点から見たときに、かなり同じようなことを言われてるようなところになってきてるんですけど。そもそも2人がこのNVCとかシステム思考とこであったきっかけだったりとか、どんな社会的あるいはその内面的な問題に関して、 これが解決策になるんだっていう思いでですね。どうしてこの二つのメソッドをこれでやっていくんだっていうふうに思っているのかその辺がちょっと今日のテーマにも繋がってくるのかなと思ったんですけども。 その辺は福ちゃん、どうですか。なぜシステム思考、 やっていこうと思ったっていう。ところは、。
福谷
そう、この問いをもらって、 なぜシステム思考でやっていこうと思ったのかっていうのが、あのすごい思い出せないことに気がついて。きっかけがあったんです。 きっかけがあって、 のめり込んだというよりも、 何か今ものめり込むプロセスの途中みたいに思っています。 ていうのが1個あります何か大きな出来事としては例えば初めてピーター・センゲさんに出会ったことと。2010年のことなんですけど、そんときのワークショップが本当に素晴らしくて、 あの学習する組織、礎石は知ってたし大学院の間とか読んでたんですけれども。現実に経験するってことがずいぶん違ったんでもっと知りたいと思ったのは一つあります。 他にも、今すごい考えてるんですけれども。他にもいっぱいあるなと思っていて。 ええ。 うん。 ここにすごい重要性を感じている理由としては、 僕らの直面している社会の課題とか、生態系の課題とか、あのきっとあの、このヒューマンポテンシャルラボだったり、今日のイベントっていうのはどんな大きい話を持ち出しても大丈夫だと思っているんですけれど、 すごく優秀な専門家によって解決されてないことっていうのがたくさんありますよね。 例えば、 一番それを意識したのは、僕本当になんかテレビで見たぐらいの知識で話してて、すごい ハラハラしながら喋りますが。例えば311があって、 あのときに 原発の事故があって、 そして、それについていろんな専門家が毎日毎日毎日毎日毎日毎日いろんなことを言っているんだけれども、誰にもそれを解決するオーソリティっていうか、権威なんてないんですよね。 首相だったらあのときに私が解決できたかっていうと、 僕はそうではないと個人的に思っています。 ものすごく複雑に入り組み合った課題としてその中の繋がり合いから生まれてきた一つの出来事としてわかりやすい災害になるんですよね。 もっと言うと気候変動とか全くそうで、アメリカの大統領になったら気候変動の問題を解決できるのか。 中国の 代表になったらそれができるのかっていうと、おそらくそうじゃないって。 何かを分けてその部分を担当していくってのが僕らが慣れ親しんだ問題解決のアプローチなんですけれども、僕らが直面しているのは、それで解決できない、入り組んだ、こっちが良かれと思ってやったことが別のところに問題を作り出す。 そんな課題があまりにたくさん存在していて。しかもそれが解決されないで、 個別に分けた専門家が解決できる問題から解決するんですよね。そっちは成果が出るから、それやればやるほど複雑な問題ほど後回しにされていって、今僕らはそれを後の世代残そうとしてるんすよね。 そしたら、この専門家って狭い範囲について深く知ってる人たちっていうのを増やしていく教育だけではなく、 いったい繋がりがどうなっているんだってそこにどんなシステムがあるんだっていうのが、共通言語としていろんな専門家にとか、いろんな場所でって、あるいは学校教育で僕らが6歳からストーリーを作っていくんですよね。組織ってこういうとこだよね、学校でこういうとこないよねって先生ってこういう人だよねって 。そんな場所からこのシステム思考って物事を繋がりで見ていこうっていうのが導入されてほしいって。 そんときに呼び名はセンゲさんはよく言うんですけど20年ぐらいの間にシステム思考システム、システムシンキングって呼び方から、システムの部分がなくなってただの点検、ただ思考って呼ばれたらいいねって。 みんなが繋がりを、あの全体を考える自分が今見てる広いところを考える何が何で今起きてることが起きるんだろうって考えるのが常識になっていくとシステム思考って呼び名が必要じゃなくなるはずなんです。 で、そんなふうな厄介な課題って、 今起きてることと、今度起きること時間軸があって遠くの場所で複雑な、僕らが直面している課題っていうのに アプローチしていく中で、このシステム思考っていろんな場所に今日あの共有されて欲しいなって。お利口な すごい 複雑な知識に関心があるエリートだけではなく、みんながやってることですよね、家族の中でこの子に問題がある両親の仲はどうかなって。繋がりを考えるってのを共有していってほしいそんなことを思いながら、 このシステム思考というのを一応看板だったりタイトルにおきながら、 何か活動している気がします。問いに答えたかどうかはわかんないですが。
山下
めっちゃいい話ですね、ありがとうございます。コマキさんはどうですか。なぜNECを。
今井
ありがとうございます。めっちゃ響くなあ、と思いながら。何か自分でメモしながら聞いてました。思わず、。そうですね、何かいくつかあるんですけどね、一番根源的なところを言うと私は本当に幼い頃、 ね、それこそ、それこそ物心ついた頃からですね、なんであの社会っていうのは生きにくい場所になっていくんだろうっていう素朴的疑問だったんですね、幼稚園だよとか言っていくんすけど、幼稚園とかなんかよくはわけわからない。 基準が何か用意されてる世界に急に入っちゃった感じがして。これをするという、これがこうしなくちゃ駄目よ。みたいなんで大人になるとか、勉強するとかってそんな大変なことなんかなみたいな。大人の人も何かするのがいいよって言ってるんだけれども、決してそんな幸せそうに見えなかったりするんですよね。 何、何かのためにこうしなくちゃ駄目よっていうふうに言う人たちが何か急に私の生きてた世界に出現してきちゃったぞ、いったい世の中どういうことなんだ。みたいなものが私のすごい子原体験としてありまして、うん。なので私のこの 世の中、知恵がつくにつれてわけがわかんなくなってきてこんがらがってしまったっていうものが本当はもっとシンプルになんていうかな、こういうことがあってわかり合えるものになってくるんじゃないかなっていう、何かこのねじれ構造みたいなものを、 感じてたってことだと思うんです。ちっちゃい頃って本当に純粋に起こる物事見たりするので、あれこれしなきゃって笑ってる、なんか笑ってるけれども本当なんか笑ってるものを感じないとかいろいろ子供の観察力ってありますよね。あのときの純粋に感じていたものっていうものを、もう一度 捉え直すっていうことがすごく面白い。私達が人間としても本来持ってるものを思い出すプロセスなんかな、なんていうところが、深いところではあるかなと思ってますね。福ちゃんの話を関連してね、言うとですね。私自身は直接的に言うとあの環境活動のNGOの活動に関わっていた時期がありまして、そのときにね人が何で対立してしまうの課題解決の現場で人が、あの対立してしまうのはなぜなんだろうっていったときに、これが正しいこうすべきだっていう議論になっているところから、 あのわかり得ないのがあるんだなっていう。そんな気づきからきたわけなんですね。そこで、何かこれ正しいことを主張するっていうことでは、どうやら望む世界を共に作っていくってことは難しいんだなっていう。そんな気づきがあったので、そこから その生物多様性とかっていうものが大事ですっていう言い方をして、私は環境の活動してたんですが、そういったことを大事にするためにはそもそも人が繋がり合えるために何ができるか。 お互い意見が違う人であっても、共に対話をするための心の持ちようをどうやったら作っていけるか。うん、いい人になって人の話をニコニコ聞くっていうことは、痩せ我慢してるっていうのは持続可能な気がしなかったので。きっと違う方法があるはずだみたいなそんなところがあるかな。って思うんですよね。うん。そんなときに出会ったのがNVCなんですけれども。私、福ちゃんの話を受けてね。私のバックグラウンドからちょっと足したいなと思ったのは、このものが繋がりの中で、あるよねっていうふうなね。システム思考の思考っていうものになればいいって話されてましたけども、そもそもの捉え方がそんなふうになればっていう。 正しいのを、以前関わりを持っていた領域で活動していた領域でいうと生物多様性っていうね、捉え方があります。物事はその全てのあらゆる命が繋がり合いの中で生きているみたいな言い方をしたりするんですけれども、だからただ単に緑は自然を豊かにしたいから木を植えようっていうだけじゃないですよねっていうね。この木を植えるっていうことがいてどんな影響を及ぼすんだろうその生態系に周囲、周囲の生態系にも影響を及ぼすし、とかね。 それはもちろん私達の暮らしにも影響が及ぶしとか自然っていうものもただ単にあの一つの機能だけで見るんじゃなくって、例えば木があることによって災害が防げたりとかね。いろんななんていうか影響が及ぶっていうのは、何か繋がりの中で見ていこうっていうことを あの自然の自然っていうものの捉え方として、生物多様性って捉え方があるんですよ。繋がりの中で見ていきましょうねってこれをやって、だから生物多様性っていう見方が主流化されることが大事っていうことを、ちょっとかつての私は言ってたんですけれども。 あれ、明日が生物多様性の日とか、多分そして5月22日ですね、なんですけれども、 何かな。 そういうふうに物事との繋がりの中で体にね生きているよっていうことを考慮し、自然っていうものは一体どんなふうに成り立っているのか、その植物とか生物だけじゃ私、私達も含むその 自然とか、あの生命っていうものがどう成り立ってるかの捉え方自体が、わざわざ難しい言葉を使わなくっても、あの一見なじみがないように思われる言葉を使わなくっても、そもそもそういうものだよねっていうふうにね、変わっていくことがあるといいなっていうのはすごくあの福ちゃんがそのシステム思考について言ってて、 言ってくれていたことと繋がるんじゃないかなって私は感じたのでですね。思わず生物多様性の愛を込めて言ってしまいました。
山下
はい。いやあ素晴らしいですね。結局今のそういう複雑な時代、複雑じゃない時代なんて本来はなかったんでしょうけど、人類が複雑な問題ばかりだと、こう気づいてきた中で、やっぱ要素還元主義的なとか、まさに別の言葉でシステマティックに何かこう分析して、物事を解決するっていう のではなく、全体の繋がりっていうものを捉えていきながら、しかもその一人一人が感情というものがあって。そこにしっかりと繋がりあって、はいこの複雑な問題を権威がある人とか、 トップダウンではなくて皆解決していくみたいな。 そういうね、壮大ななんていうかパラダイムシフトというか、そういうのをね、起こそうとしている大人のかなというふうに捉えたんですけれども、あっという間にあと10分ぐらいになってきたんですが、 そうですねなんかこう、今日も福ちゃんは、年5歳とか6歳の子供たちにね、システム思考を教えてるっていうの僕はすごく希望とか可能性をね感じましたし、本当にこれ小さい子供から大人まで幅広くシステム思考とNVCっていろんな人たちが本当にリテラシーとしてね、これから見つけて いくべきだと思っているんですけれども、今日の対談踏まえてですけども、このNVCとシステム思考、改めてこれからどんな可能性を持っているか、どんなことをお二人がね、チャレンジしたいと思っているのか、その辺をそれぞれの立場からね伺えたらと思いますし、この場から、何かこんなことやってみようかみたいのがもしあれば、 伺えたらなと思いますがいかがでしょうか。
福谷
最後、コマキさんに締めてもらいたいなと思うんですね。
今井
そういう方向、はい。
福谷
そう、コマキさんが。あの僕コマキさんの読書会にここ数ヶ月参加していて。あの話してくれているこのNVCのアプローチだったり。あと、このトリプルフォーカスをもとに今、コンパーショナルシステムズていうな名前のもと、グローバルにこの教育の分野にこのエモーショナルラーニングSELとシステム思考を導入していくっていう動きが動いて。進んでいてすごい広がっているんですね。 なんかそれは、この何かこう、一見すると、物事を分析に、分析的に見ていくこのシステム思考、左脳によりがちに捉えられ、捉えられることが多い。こいつに ハートをね、入れていくんですよね。 NVCだときっとこれを私が感じる感情だったり、その奥にはどんなニーズがあるんだろうって。 ここに 繋がっていくことで、僕らのここが変わるんですよね、物事へのアプローチ、そしてその前に、私がこの人たちは間違っていると見るんではなくて、 この人たちは、 どんなニーズから、 動いてるんだろうかって。 もしそうならば、 この間までのこのハートは無視した見方であなたたちは何とかしなさいよって言ってたの、私違ってたかもしれないなって、内省に繋がっていく。 この、 自分の内面と繋がるニーズっていうところに気が付けるこの何ていうかから体とか心の筋肉みたいなものだと思うんですけど。使ってる、上手になってきますよね。 そのソフトスキルとか呼ばれたりする、このニーズや感情と繋がる力っていうのを高めていくことっていうのは、このシステムの洞察っていうのに対して根源的なものの見え方の違いをもたらしてくれるし、 それこそ私達が生きてる現実って、この物理的な世界も内面も同時に存在しています。この本当の現実をよりよくしていく何かコラボレーションの可能性があるのかなと思ったりしました。なんかいろいろ 今日は話を聞けて嬉しいなと思っています。
山下
いや、いいと思います。すごいシンプルですね。このシステム図にハートが入ってくるっていうのがすごいビジュアルで伝わって、とっても素敵だなあと思いました。 はい、ありがとうございます。 じゃあ。コマキさん。
今井
はい。 なんかいろいろね。なんか私はあの福谷さん、福ちゃんと呼んでるんですけれども、何か私もそこ学ばせていただいておりまして。お互いからこうね、なんか共に学びを深めて行っている仲間みたいな感じがあるんですが、もちろん悠一さんも共に。あの、なんですけれども、ええ。だからその中でお互い発見した中で、私達が共に学ぶこと自体を楽しみながら、うん。それであの、お互いがあの なんていうのかな。 この繋がりの中にある意識的に気づいたりだとか、お互いがパスを投げ合ったりとかね、そういうことがどんどんそういった網が豊かになってくるようなことが起こると面白いんじゃないかなって思ってるんですね。 さっき福ちゃんも言ってましたけど。その何か専門家がその専門領域だけで解決できる問題って本当にもうほぼなくって。いうことは自分はこんなことが、あの知っていてあるいは自分の目からこんなふうに見えるんだけれどもどうかなって。人と会話をする中で初めて見出されてくる点って結構あるたくさんあると思うんですよね。 そんなことを共になんていうか、熟成させながら、あのその学びっていうものそのものがとても楽しいし何かの新しいの可能性が作っていけるんだっていうこの、そういう体験を共に重ねていくっていうことが、 これまでのがんじがらめになっていった私達が、分断を感じていたりだとか、行き詰まりを感じていたっていうものに対して代わる、本当に人が心から望む選択肢として大きくなっていけばなっていうのがあります。私、今あの福ちゃんね、『ステム思考に関連するこの学習する学校』っていう分厚い方なんですけども、とっても面白くてぜひ分厚さの割にはとてもなんていうか、読み私は読みやすいというか面白くて、あの読んでしまう方かなと思うんですけれども。学びっていうものがね、どういうふうになっていくかっていうときにそれ学校だけじゃないしもちろんこういう私MBC伝えたりする場を持ってますが、 そういったクラスだけでもないですよね、本当に様々な関係性の中で人は学び合ってるっていうことを、何かその捉え方も広げながら、私達が 共にある、こう環境っていうものをね、私達が共にある相互にいる環境というものを捉え直していく、相互作用としてそこを豊かにしていくっていうことができればなというのがあります。あともう1個ね、なんかあの言っておこうと思ったのは今日あまり触れなかったんですけど、最近例えばInner Development Goals、IDGsとかね、 私達のこの内面にも意識を向けていきましょうよ、なんて話が世の中的にも出てきたりしてますよね。結構ね、この中のお話の中で私達がシーズSDGsとかを達成するためにはね、インナーディベロップメントコースも大事だみたいな話が出てきたりするんですけども、 そういったところも何かみんなが共に、何か私は今この分野をやっているので、ある意味詳しい人って見られがちなところもあるんですけれども、お互いがまだまだ学びと中にある人たちとして存在してると思うので、こういったところを共にあの いろいろな知恵を持ち寄ったり、あの、する化学反応が起こるってことをすごい楽しみにしてます。あのヒューマンポテンシャルラボさんへの期待としてというか、繋がってることへのワクワクってのはそこにあるかなって感じてます。
山下
はい。 ありがとうございます。ではですねそろそろ終わっていく必要が残念ながらあるんですけれども、え とですね、ちょっと待ってくださいね。これは、 ちょっとお二人からですね、宣伝というかですね、ありますが、これ直近の方からいきますと、 これ見えてますかね。はい、福ちゃん。
福谷
はい。 僕が話す番ですね。
山下
そうです。
福谷
はい。今英治出版さんのあの企画で、セルフマネジメント ドラッカースクールのセルフマネジメントっていうちなみ、ジェレミーハンターさんという方がずっと普及してきたやり方を、あのトランスフォームという会社でやってる稲垣さんと 学習する組織×セルフマネジメント対して全5回のプログラム、あと数名だけ確か枠があったと思うんですけれども募集中です。この学習する組織を作っていくシステム思考を実践していく組織を作っていく中で、この自分自身をどうマネジメントするか、 そんなのを扱っていくという初めての取り組みなんですが、プログラムです。もうひとつ。
山下
はい。そうですね。もう一つはい。 もう一つは、 これかな。はい。
福谷
はい。多分出てくるのがシステムリーダーズ実践コミュニティこれを2年ほどやっているプログラムです。4ヶ月間にわたってこの学習する組織の背景にあるこのシステムの変化を導いていく、生み出していくこのシステムリーダーとしてのこのいろんなツールや手法でそれをこの中で、 10数名の閉じたコミュニティの中で対話しながら学んでいくっていうのをやっています。次が10月からのスタートでちょっと先になるんですけれども、こちら募集を開始したところです。よかったら覗いてやってください。 宣伝させていただきありがとうございました。
山下
はい、ありがとうございます。ぜひぜひですねこういうところにどんどん参加していただきたいんですかあ。 じゃあ、コマキさんの方もですね、 これだジャーン。 はい。
今井
私、これ私。はい。 はい、そうですね6月からプレセッションを5月に開催するんですけれどもチェンジメーカーのタイム目のNVC実践講座という形で連続講座を開催します。 今、今日熱く語ったところなんですがNVCって本当にこの自分自身の何か捉え方もそうですし、社会との関わりとかね、その関わり方関係性っていうものについて深い洞察を与えてくれるのみならず、コミュニケーションを具体的に非常に実践的なあの視点を伝えてくれているものだと感じています。 そしてNVCってすごく面白いのは、NVCで伝えてることってすごいシンプルなんですけれども、エッセンスとしてはね。その応用の幅が本当に広いんです。その応用をどういうふうにしていくかっていうところをぜひこの講座の中ではですね。そんなこと言っても日常ってこうじゃないですかみたいなところをぜひ持ち寄っていただいて、深めていけたらっていうふうに思ってます。 ここをねこのはしごをかけていく作業というのが非常にクリエイティブに面白いんですよ。だからぜひともですね、いろんな皆さんとともにこれを深めていけたらっていうことでチェンジメーカーと書いたんですが、望む未来を作るために挑戦するあなたへっていうことで、私達一人ひとりがそういったね、変化を起こしていくあの担い手としてここに立ってるんだっていう意識を あの込めてこんなタイトルにしております。 はい。
山下
はい、ありがとうございます。えーとですね本当に今日のお話を聞いていて、NVCとシステム思考っていうところを深めていくと、全ての生物だとか繋がりっていうところより良くしていって、そういう意味では本当に自分たちの内側が満たされるインナーデベロップメントそれから、幸せ、ウェルビーイング、 いうことと、社会がより良くなっていくソーシャルチェンジっていうところを本当に統合していくというか、そういった未来に向けて、あの必須科目になっていくんではないかというふうに思いますので、皆さん一緒にね、今後とも探求していきたいと思います。 はい。ではお時間なりましたので今日はこのぐらいにさせていただきたいと思います。お二人どうもありがとうございました。
今井
ありがとうございました。
福谷
ありがとうございました。
今井
コメントくださった皆さん方もありがとうございます。
<チェンジメーカーのための、NVC実践講座>
6/14(火)スタート!
https://life-practice.h-potential.org/course/nvc