ダンスはじめて物語 前編
今日は、16歳でダンスを始めた時のお話を。
わたしは中・高一貫の女子校に通っていました。
特に進学テストみたいな大掛かりなものもなく、高校受験もなかったからか中学3年生の頃はなんかこう、ひとつのことにエネルギーを注ぐ先がなく、なんかこう、エネルギーを持て余し、くすぶっているような感覚がありました。
このままだとなんか自分がダメになりそうだなぁとその時思ったのですよね。その当時は星座のチャートなんて知らないし、自分の性質なんてよくわからなかったけど、その当時からやっぱり火の玉ガールだったのでしょう。
何かに情熱注いでないとしんどい。このくすぶりの出口を探してあげないと、自分で自分をどんどんダメにしてしまう、みたいな感覚がありました。
当時、親友がウィンクの大ファンで、よく一緒に振りを完コピしては踊って遊ぶ、みたいなことをしていたので、踊ることが好きな自覚はありました。
でも、習いに行く、みたいな発想はなく、ただビデオを繰り返し見てはひたすら真似して踊るスタイル。
ところが、中学3年の終わり頃、友人がバレエとジャズダンスを習い始めたというのを聞き、「ダンスって習えるんだ!!」と衝撃を受けたのです。
バレエは小さい頃からやってないと追いつけない、というのは聞いていたので、ジャズダンスというものならどうやら今からでも習えるらしい。
そこで一気に火が点いたのでしょうね。
当時はインターネットなんてないですから、タウンページでジャズダンス教室を片っ端から調べ、定期圏内で通えるところをピックアップ。自分でスタジオに電話してアポを取り、見学に行きました。当時15歳の春休みぐらいのことだったかな。今思うとやっぱり火の玉ガールですね。思い込んだら一直線の行動力が我ながらすごい笑
私も習いたい!という友人と共に、期待に胸を膨らませて訪れたジャズダンススタジオ。15歳の少女二人の見学を快く受け入れてくれて、ソファに座ってわくわくしながらレッスンの始まりを待つ。しかし、いざ始まってみると、なんかイメージしてるのと違う。。なんていうかこう、おじさまとおばさまがくねくねしている。これはほんとにジャズダンスなんだろうか。友人と顔を見合わせながら、とぼとぼとスタジオを後にし、この日は撃沈。ジャズダンスの定義がなんなのかもよくわからないまま、とりあえず当たって砕けろな感じだったんでしょうね。この無鉄砲っぷりが今も昔も変わりません。
でもそこでめげないのが火の玉ガール。定期圏内にもうひとつスタジオ発見!!電話してみると、今はジャズダンスクラスはお休みとのこと。またまた撃沈。でも、また再開するかもしれないからまた連絡しておいで、とのこと。うーん。それまで待てない!次!次!
定期圏内は見つからずだけど、近いところにまたひとつ発見。
一縷の望みをかけて電話してみると見学オッケーとのこと。
喜び勇んで行ってみると、そこはまるで映画フラッシュダンスに出てくるダンサーのような人たちが。
「わぁ、これだよ、こんな感じ!!」
当時MTVをよく見ていたわたしは、フラッシュダンスのテーマソングのMVをよく見ていて。そうそう、こんな感じを求めていたんだよ!と心の中で大興奮。これがジャズダンスってやつだよ!!←適当に確信してる感が否めない。
レッグウォーマーを履いて、ぴったりしたスパッツに短めのトップスのお姉さまや、タンクトップで筋肉美の男性、先生はハスキーボイスで大きな輪っかのイヤリングをしてたりして。会話もダンスのオーディションとかしている。まるでフラッシュダンスの世界。
踊り出したらほんとにかっこよくて「これ!これがやりたい!!」
レッスン後にタバコ吸っちゃうような大人な雰囲気にどきどきしながら
ひとまず一旦家に帰ろう。そして両親と相談しよう。
そして、そこで初めて「わたし、ジャズダンス習いたい」と打ち明けたところ(それまで親に黙って見学行ってるあたりもまたねw)まさかの反対。
え、うそでしょーーーー。
とうことで、つづきはまたあす~
#ダンス #ダンスはじめて物語 #はじまりはいつも突然 #ヒューマンライフアートラボ
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