新卒体験記最終章 山があったら登ってみるのも悪くない
おはようございます。
ヒューマンライフアートラボのやすにしちさです。
そんなこんなで、店頭デビューを迎えた初日。
終わった頃にはグッタリし、こんなヘビーなことをあんな可愛い声と笑顔で毎日のようにやりこなしている先輩方を、とにかく深い深い尊敬の眼差しで見つめることで精一杯。
ファッションアドバイザーって、見た目よりもずっと体力勝負でタフな仕事、を痛感し、益々やりきれるかしら、と不安になる一方で、闘士もメラメラと湧き起こり、突然ひとつの決心をしました。
「わたし、どうせやるなら店長になれるまでがんばる!!」
え、いきなり店長目指しちゃう感じ?!
さっきまで真っ赤な顔で小鹿みたいにぶるぶるしてた人が?
自分にツッコミいれながらも、どうもその思いは止まらず。昔から、まずは一番高そうな山を目指してみようとしちゃう癖があったんですね。登れるか登れないかは置いておいてまずは目指す、っていう癖。
いや、なんかね、先輩方がほんとかっこよかったんですよ。
どんなに忙しくても、お客様には笑顔で対応してる姿とか。
素敵な着こなしをバンバン提案してる姿とか。
レジに並んだお客様を、スムーズに回していく姿とか。
困ったわたしをすぐに助けてくれる優しさとか。
もう、なんだかほんとにかっこよくて。
わたしも、この人達に一目置いてもらえるようになりたい!!!
そう思っちゃった訳なんですね。
いや、しかしですよ。
ほんと、目標がいきなり高いですよね笑笑
いきなり一目置かれる存在に、とか無理だからね。
もうちょっと、落ち着いて落ち着いて。
そんな内なる声もあるにはあるが、そこには一切聞く耳を持たず。
やる気に満ちたわたしは、ここからあっぱれすぎるぐらいの空回り具合を展開し、失敗も相当やらかしては店長に怒られて泣く、を繰り返し、いっぱいいっぱいになっては、泣きながら先輩に話を聞いてもらう、を繰り返すのでありました。あぁ、みなさま、その節は大変お世話になりました😅
でもね、今思えば、
「わたしの接客で買ってもらえて嬉しい!!」
全てはあの感動と喜びが、わたしの原点で原動力なのです。
「先輩、超絶かっこいい!わたしもあんなタフでかっこいい人になりたい!!」
全ては、あの時抱いた憧れが、なりたい自分のイメージの原風景なのです。
ヘタレすぎるほどヘタレだったわたしは
そこから、自分を磨く、ということに
本気で向き合い始めたのかもしれません。
あれから19年経った今でも、それは続いているように思います。ヘタレだったからこそ、自分にも出来ることがあるんだ、と感じたあの感動は、ずっとからだに残っています。
店舗での研修を終え、正式に入社したのは3週間後くらいだったかな。
そこからもほんとうに、いろんな学びがありました。
3年後に無事に店長になることも出来ました。
当日26歳。若かったな〜。未熟すぎる店長でしたが、今思えば貴重な経験でした。
それにしても、間違いなく、レディースブランドに行ったことが、しかも、あの最初に店頭デビューしたお店に配属されて、店長はじめ、先輩方に育てて頂いたことが、わたしの人生を大きく動かしてくれたとおもいます。
あぁ〜。
当時の人事担当者さん。
わたしをレディースブランドに送り込んでくれてありがとうございました。
人生は、これだから面白いですね。
これでひとまず、区切りをつけて。
また書きたくなったら続編を書こうかと思います。
人生の振り返りみたいで、書いてみたら結構面白かった〜。
新卒体験記これにておしまい。
明日は何を書きませうぞ。
本日もありがとうございました。
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