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(2024秋)データベーススペシャリスト試験振り返り

昨日、情報処理技術者試験のうち、応用情報技術者試験といわゆる高度試験が実施されました。今回は昨年に続きデータベーススペシャリスト(DB)試験を受験。一年ぶりのリベンジに挑みました。

事前学習

事前学習としては、テキストの読み込みに加え、問題演習が不足していたという昨年の問題点を踏まえ、特に午後問題を中心に過去問の演習を繰り返し行いました。

複数の過去問集を活用し、最近の物理設計中心の問題のほか、10年近く前の論理設計、概念設計の問題の演習にも取り組みました。午前2に関しては、直前期に直近数年間の問題を集中的に演習。

試験当日

今回まで午前1免除ではありましたが、電車で試験会場に移動する必要があるため、7時台という早めの時間に家を出発し、余裕を持って会場に到着できるようにしました。会場はここ数年の受験でお世話になっている場所で変わらずでした。

午前2試験

午前2試験に関しては、例年通りという印象。もちろん新規、新傾向と思われる問題も多数あり、フォローしていない事項からの出題もありましたが、取れる問題を着実に取れるようにする方針で取り組みました。

午後1試験

問題構成は

  1. 概念データモデリング

  2. データベース実装

  3. 物理設計、SQL、性能評価

という感じで、問1と問3を選択。この2つの分野の問題を選択するのは去年と同様です。解く順番としても、問3の物理設計の問題から取り組みました。

問3の物理設計の問題に関しては、テーブル定義、SQLの問題に関しては比較的自信があり、性能評価の数値問題に関してはやや自信がない、という感じでした。

問1の概念データモデリングの問題に関しては、最初のリレーションシップに関する問題で時間を使ってしまったせいか、全体的に時間不足を感じる局面が多く、特に空欄を埋めて関係スキーマを完成させる問題の回答が不十分な感じがしました。

午後2試験

午後2試験に関しては

  1. データベースの実装・運用(物理設計、DBMS)

  2. 概念データモデリング

の構成で、こちらも去年に引き続き、問1の物理設計の問題に取り組みました。

問題内容としては、DBMSの処理の流れに関する設問が中心で、DBMSに関する基本的な知識が問われるとともに、図表や文章を正しく読み取り、論理的に正解を探索していく力が必要である印象を持ちました。

個人的には、論理的な思考をつきつめていくようなアプローチに慣れていないのと、解答の糸口を見つけることが困難な問題があったのとで、かなり苦戦しました。

全体の振り返り

午前2試験に関しては、例年通りという感じで、過去問の集中的な演習が効果を発揮したのか、IPA公開の解答の自己採点で17/25点と突破することができました。抑えられていない用語などについてはフォローの必要性を感じています。

午後1試験については、全体の回答戦略としては間違っていなかったと思っていますが、時間配分に関してはミスがあったように感じています。物理設計の問題をいかにスムーズに解くかということに加え、概念データモデリングの問題についても、繰り返し問題演習を行って、迷うことなく短時間で問題を処理できる力が必要であるように感じました。

午後2の問題については、昨年と変わらず力不足を感じました。主な反省点としては、粘り強さや思考力などの根本的なもののほかに、DBMSに関して理解が不十分であったように感じています。

試験全体を見てみると、問題構成など去年とほぼ同じような感じで、ある意味「想定通り」の試験だったのではないでしょうか。そういった意味で準備はしやすかったと思うのですが、

  • 概念データモデリングの徹底演習

  • 物理設計に必要なDBMSに関する知識や、計算問題への対処方法

のどちらかが不可欠な試験であるように思いました。個人的には、午後2で概念データモデリングを回避した以上、物理設計に必要な知識や、問題解法などをもっとしっかりと詰めておくべきだったというのが大きな反省点です。

今後について

来年春試験でネスペ、また秋にはデスペのリベンジをすることになるかと思いますが、午前2対策は今まで通り続けるのに加え、午後対策としては、やはり問題演習をもっとやり込んでおくことの必要を感じています。

春試験(ネスペ)に関しては、知識量で今年一歩及ばなかったという反省があるので、比較的細かいと思われる部分まで、基礎技術の理解をまずはしっかり押さえることを意識しつつ、問題演習に取り組みたいです。

ついでに、気付けば試験直前、というパターンが多いので、計画的な勉強が不可欠です。努力!


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