気をつけている人付き合いのコツ9
引き続き、フリーランスはどうやって食べているのか、振り返っています。
やりたい仕事に出会える分身の術 で書いたように、出会っていく人が仕事を呼びこんでくださるフリーランスにとって、ジブン人事部編に書いた「志向や価値観の日常的な言語化」の次に大事なのが付き合う人や付き合い方を選ぶことだと思います。会社に勤めていれば必要のない選球眼も必要になります。ひとり経営者であるフリーランスにとって時間はもっとも貴重なリソースなので、リソース管理においても重要です。人と付き合うのには、時間を要しますから。
広大無辺の人の海を右往左往泳ぎまわり、たくさんの失敗を積み重ねてきた中で気づいてきた人付き合いの考え方を出していったら9つのキーワードになりました。20歳のわたしに話しかける気持ちで書こう。
1. いい人は、いい人から紹介してもらう
「AさんとBさんを自分がつなげた」と自慢する人がいます。だいたい、薄っぺらい人です。薄っぺらくない人は、日常的に親切や明瞭な意図で人と人をつなげているので、いちいち恩に着せません。薄っぺらい人は、わたしのことも、相手のことも薄っぺらく紹介します。そうすると、出会いが劣化します。薄っぺらい人が語るわたしとして誰かに知られるのは、得策ではありません。つなげたがる本人はお構いなしです。なぜなら、目的が「自分がつなげた」と自己満足することだからです。明瞭な意図もありません。
2.群れないほうが、つながりは増える
孤独を味方につけてひとりでいると、その余白に新しくてよいご縁が舞い込んできます。逆に、手近な気晴らしに人の時間を使うとしっぺ返しがきます。きちんと労力をかけて本音で素直に色々な場に出向き、好きになった人を好きでいることが大切です。
3.自分の機嫌は自分でとろう
他人に機嫌を取らせるのは自立していない子どものすることです。機嫌をとると言っても、ただ最高だということを思い出すだけ。自分で自分の機嫌が取れないと、機嫌を取るのが上手いだけの薄っぺらい人に足元をすくわれます。
4.新しいことをはじめ、勝ってモテよう
記念碑的恋愛はいつだって、なにかワクワクと新しいことに挑戦し、力強く前に進む進行風が連れてきました。思いっきり一生懸命に仕事をすればモテます。気にせず仕事をしましょう。
5.行列には並ばない
わざわざその他大勢になりにいくのは時間の無駄です。
6.開くと、出ていくし入ってくる
人間関係は弁のない開閉式のドアです。開けば、流れ出るし、入ってもきます。つまり、間違えて開くと、嫌なものが入ってくるだけでなく、嫌な感じに流れ出てしまい、ダブルでダメージです。だから、意図を持って選んで開けます。
7.わたしの代わりはどこにもいない
みんなが、そうです。単純明快な事実です。自分勝手に自分を見くびるのをやめましょう。この事実をきちんと認識できていないと、次の項で言及するよろしくない人物の餌食になりやすいです。ちゃんと自分を育てましょう。
8.女性の活躍とは、男性の身代わりや自尊心のエサになることではない
世の中には、搾取系エセフェミニストがうじゃうじゃいます。そういう人に足をとられないようにしましょう。男性であるというだけで優位な立場を無自覚に振りかざし、「自分らしく活躍してほしい。君に必要なのは○○」などと言って、親切のふりをした上から目線で利用しようとしたり、弱さにつけこんで「そのままでいい」とか言ってスポイルしようとする。その人自身の満たされない自尊心に気づき、求められるままおだててあげるのをやめましょう。下手におだてるとどうなるかはこの記事(「嫉妬のマネジメント」著者:為末大氏)に書いてあります。
本当に味方になってくれる男性は、あなたに真っ当な敬意を払い、頼んでもいないのに講釈をたれるようなことは決してしません。そして、あなたが自力で稼げるチャンスや必要なご縁だけを、押し付けることなく、目の前にそっと置いてくれます。時には厳しいことでも現実を伝えてくれます。搾取系エセフェミニストと本物の味方を見分ける簡単な方法は、その人が身近な女性(妻や母や娘や女性の部下)をどんなふうに語るかを確認するだけなので簡単です。搾取系は、平然と貶めたりバカにしたりします。
9.本物は隠れる
SNSや目立つ場所で賢ぶっているニセモノがいます。気を取られるのは、CMのようなものだから。中身に意味はなく、気を引くことに注力してつくられているだけという場合もあることに気づいていましょう。そうと気づいたらミュート。CMは飛ばして、本編に集中しましょう。本編は、本当に有能で物心両面とも豊かな人との心通う語らいです。そういう人は、嫉妬の怖さを知っていて、あらかじめ回避して隠れているかもしれません。
けっこう、辛辣な言葉も出てきました。読まれたかたが毒に当たらずにいてくだされば幸いです。