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藤本賢吾から学ぶ副作用の恐怖

 今回はコラム。もう2ヶ月ほど前の話だが。

 流行りの新型コロナウイルスのワクチンを無事2回摂取した。

 製薬会社はモデルナ。このモデルナが副作用が強いとテレビやネットで多く取り上げるものだから摂取の前日はいたく不安になった。

 不安になると異様にネットで調べる。

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 「副作用 和らげ方」「副作用 割合」えらく検索したと思う。そして検索した結果、世間で聞いた通りの結果が表示され、その都度絶句した。

 前日夜、モデルナ副作用の効果が出る時間を調べていたとき。

 平均で12時間ほどで副作用の効果が現れると見かけた。その言葉が引っかかり、前日から明日の予定をたてた。

 15:00にワクチンを打つので、夜のうちに洗濯を回し、ご飯を炊いて凍らせておき、トイレと風呂は掃除しておく。大雑把な自分が頑張る瞬間だった。

 そして迎えた当日、注射を打たれた。

 そして、そこから12時間のタイムリミットが始まった。まだ経験しない副作用に怯えながら、残された余生を、できる限りのことをした。

 ついでにアマプラでエヴァンゲリオンの序から見直した。


 この余生という響き。そしてタイムリミット。未知の経験への恐怖。さながら死のタイムリミットに怯える『イキガミ』を彷彿とさせた。


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 ネットや世間の書き込みは藤本賢吾が書き込んだのかと思うほどに、見事12時間後には高熱のピークを迎え、アマプラを眺める腕力気力は尽き、僕の意識は途絶えた。


 そして明朝、嘘のように回復した。


 生きてる素晴らしさを実感した。


 おしまい。


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