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ダーツ、そこに僕。

〜23歳の3月10日〜


 この日は美女先輩を交えたダーツ会だった。メンバーは先輩タクミ、そして後輩のD君(New)、最後に自称美女先輩のファンというレイちゃん(New)。この子はマッチングアプリで連絡先交換した子のため、面識はゼロ。だからだろうか、直前まで連絡がない。まるで来る気配がない。信頼ゼロであった。ちなみに彼女は、とある雑誌で先輩を見てファンになったと言う。正直、ファンなのかも怪しいが。(追記:D君も新しい登場人物だが、取り立てて紹介する事が乏しいので割愛。ノリがいいイケメンとだけ言う。)

 レイちゃんがいなくても4人いれば楽しくなるだろう。約束の18:30が待ち遠しかった。さて、その前に身だしなみを整える。


 11:00

 予約していた美容室で髪と眉を整えてもらう。カットで1万円。なぜそんなところに通っているのか?僕ごときがおこがましい、そう感じる方もいるのでは無いだろうか。話は簡単で、先日声をかけた女の子、みずきちゃんがいるからだ。

 実はみずきちゃんも今回のダーツ会に誘ったのだが、仕事の勉強会と被ってしまい行けないという。ならば、せめて髪を切りに会いに行こう、ということでこの日は予約した。ものの5分も会話したことがない子だけど。

 整った街並みに、ガラス張りの建物。そこに見える王子様が登るような階段に、僕が登る(下の写真はイメージです)。

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 プライベートな一面をあまり知らないだけに仕事の感じで会話が入ってしまった。それでも、問診票に書いた生年月日で同い年ということがわかり、向こうは親近感が湧いたようだ。それからは少しリラックスできたかな。眉カットなどもサービスで付けてくれた。こういう繋がりって美味しいよね。


 帰りがけに次はダーツしようと約束して出る。改めて見る自分は、かなり星野源に寄ったスタイルになり、自信にみなぎっていた。ポケットに手を突っ込みながら歩く都内、悪くない。何枚か自撮りをする(今思い返すと残念なやつ極まれり)。こういう時のナンパはうまくいくかもしれない。とは思ったが、なかなか声かけができなかった。せいぜい道案内が精一杯。いつぞやの自信がなくなって来ている。まずい。

 13:00

 タクミと会う。ダーツをする前に某所のCCさくらカフェに行くためだ。今回はこれも楽しみにしていた。好きなことのオンパレードの休日。こんなことがあっていいのだろうか。さくらカフェはかなり混んで列を作っていた。

 テーブルに着いたのは14:00頃かな。チャーハンセットとカフェモカを頼む。さくらちゃん仕様だけどね。少しお高めの料理を楽しむ。雰囲気はどっぷりCCさくらで楽しかった。

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 ケロちゃんのマシュマロが付くカフェモカ。中にマシュマロを入れてかき混ぜて飲む。ケロちゃんが笑顔のままカップに消えていく過程が妙に趣き深かった。

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 店内の様子を撮ろうと、席を立ち、写真を撮った。その時に同じく店内の様子を写真に収めようとしていた女性と話す。


僕「やっぱりさくらちゃんが良いんですか?」


女「!?あー、そうですね。さくらちゃん派」


僕「可愛いっすもんね。ぼくはケロちゃんだけど。」


女「ケロちゃんも可愛いですよね。あ、でもこのさくらちゃんの衣装見てください。」


僕「可愛いっすね。」


女「ほんとですよね。」


 と話していたところで混んできたので、会釈して席へ戻る。ひさびさに声かけがまともに出来た気がする。まぁ、なんもなかったけど。

 15:00

 タクミとカフェを出る。ダーツまで時間があるので、歩こうと提案。道中スタバのラテを買って歩く。天気も良い。スタバのラテを飲みながら散歩。自分は、スカしてサングラスとかしてた。途中、二人で猫カフェに行く。

 かなり猫を手なずけている女性がいたので、タクミを置いてけぼりにして、またも声がけ。


僕「めっちゃ懐いてますね!」


女「え?あ、実は私さっきまで働いてたんですよ。」


僕「え?店員さんなんだ。やっぱ好かれるコツとかあるんすか?」


女「エサあげるとなつきますね笑」


僕「薄情な猫たちw他には、この子達どうやったら振り向くのかな。」


女「この猫じゃらしを、隠して、いきなりパッと出すと。ほら、この子達追いかけてくるんですよ。」


僕「おー。さすが、お姉さんに懐いてますね。てかお姉さん名前なんですか?」


女「私?私はハタナカです。」


僕「ハタナカさん、ここ長いんですか?」


女「オープンからですね。2年前からかな。」
‥‥以下略

 さて、そうこうしてるうちにダーツ会の時間に迫ったので、話を切り上げる。最後に「また来ます」と言い布石を作っておく。

 タクミといそいそ電車に乗り込む。目的のダーツ場へ。

 18:30

 都心はやはり混んでいた。先にD君と合流して、タクミを紹介する。さて、問題のレイちゃんだが、連絡がつかない。たぶん来れないな、この子。

 先に3人で、目的のダーツ場へ。

 持ち込み可のとこなので、食べ物売り場へ向かった。そこで美女先輩と合流する。最近はメディアにも出演するなど、人気が出始めている先輩。ひさびさに見ると、やっぱりキラキラしていた。

 そこからはみんなで、持ち込んだお酒とお菓子でワイワイダーツ。ちなみにレイちゃんから連絡がくる。体調不良とのこと。これは仕方ない。先輩にはうまく伝えておく。

 22:00前まで楽しんだ。先輩は癒しだった。ちなみに、女性とあまり話さないという後輩も結構楽しんでいたので嬉しかった。初対面どうしが多くて会話に不安を感じていたが、なんだかんだ皆、大丈夫そう。心配するだけ余計なお世話だった。

 
 22:00すぎ

 先輩抜きで、男どうしで飲み会。花粉症の後輩は無口になっていた。なんというか、楽しむ時期が悪かった。


 ただ、総じて一日、好きなことを集めたような最高の一日だった。こんな日が続いたら良いのに。


次回記事↓

出会いを運ぶダーツ

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