鳥取市の中心市街地(鳥取駅周辺)を活性化させるために必要なモノ

結論から話す。

鳥取市の中心市街地を活性化させるために必要なモノは新しい市役所でもアーケードでも市民が交流するフリースペースでもない。

無料駐車場だ。

なぜこのような発想に至ったかというと、鳥取県民の性質とモータリゼーションが進み、車が絶対必要とされている街づくりの構造にある。

まず、鳥取県民の性質について。
鳥取県民の性質としては、他県の人に比べて相当横着な性質を持っている。
この性質は、主に食料品などの買い出しの際に表れている。
おそらく鳥取県民は、住居からスーパーが300mも離れていたら買い出しは車で行くだろう。また、スーパーの駐車場であっても少しでもお店の入り口の近くに停めたがるはずだ。
私は大学時代、関東の都市部で生活をしていたが食料品の買い出しを行っている多くの主婦は自転車でスーパーまで足を運んでいた。
さらに駐車場に関しても、関東なら駐車できる場所があればラッキーくらいの感覚のため、少しでもお店の近くに停めることに必死になるなんてこともないはずだ。
私は別にこの県民の性質を非難したいわけではない。
むしろ、都会の人の生活と比べ、快適に過ごせているという鳥取に住む利点だと考える。

しかし、外出は基本車でお店の無料駐車場に車を停めるというモータリゼーションが完璧に完成しきった鳥取県のこの現状で、わざわざ中心市街地の近くの有料駐車場に車を停め、街をウインドショッピングして回るといったスタイルが鳥取県民の性質を考えると定着するとは思えない。

そのため、今計画されている鳥取駅付近の再整備などは中心市街地の賑わいを高めるために効果的な方法ではないと考える。
整備され広場ができたとて、この横着な県民性を考えるとわざわざ車で金払ってまで駐車しないといけない場所に行く理由がないのだ。

現在シャッター街になっている鳥取駅周辺の中心市街地だが、その少しでも県が土地を買い取って無料駐車場をつくり、県民に開放することはできないだろうか?いや無料とまではいわなくても相場より安く開放してくれたらいい。

このような駐車場が中心市街地の各場所にできることによって県民の中心市街地へのアクセスもよくなり、集客が見込めると考えたお店が中心市街地付近に出店して賑わいを作り出せるのではないのだろうか。
鳥取県民が求めているのは、公共交通機関の拡充などではなく、車であらゆるところに気楽にアクセスしやすい街づくりだと考える。
モータリゼーションをより意識した、車社会による車社会のための街づくりを進めてもらいたい。


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