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2025年春アニメ『前橋ウィッチーズ』を絶対見て欲しいというお話
初めまして、GU☆TS(ガッツ)と申します。
このnoteを開いてくれてありがとうございます。
皆さんは『前橋ウィッチーズ』という、2025年4月から放送されるアニメをご存じだろうか?
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このnoteを投稿した2月現在、このアニメを知っている・注目している人間は少ないだろう。オリジナルアニメで放送前なんだからそれはそう
なぜ私が放送されていないアニメのnoteを書いているのかというと、この作品が一部界隈の賑わわせており、このアニメの成功をめちゃくちゃ祈っているからだ。
その一部界隈というのが、正に「群馬県の前橋市」である。
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最早界隈というか地域そのものではあるが、この前橋ウィッチーズという作品、プロモーションを前橋市で行うことに全振りしすぎて、群馬県内で熱心なファンを生み出しているという現象が発生している。
(本当に全国展開するのだろうかという不安さえあったが、3月以降は東京でもイベントがあるようので安心してほしい)
そしてこの『前橋ウィッチーズ』という作品、ただならぬ力のいれ具合をイベントに行くたびにヒシヒシと感じている。
このnoteは私がどうして前橋ウィッチーズにハマっていったのか、そして前橋ウィッチーズのことを多くの人に知ってもらいたいと思い書き残す備忘録のようなものだと思って欲しい。
前橋ウィッチーズのススメ
・そもそも前橋ウィッチーズとは
『前橋ウィッチーズ』とは、2025年4月から放送されるサンライズ製作によるオリジナルアニメである。
地元で魔女ってエモエモじゃない!?
群馬県 前橋市。
高校1年生・赤城ユイナの“普通にまぁ”な物足りない日常は……
「じゃあ君、魔女になってみてよ」
謎のカエル、ケロッペの登場で一変!
部屋のクローゼットは不思議な空間に繋がっていて――
<中略>
「ここは、あなただけのお花屋さん。
心の奥にある、あなたのお花、咲かせる場所」
歌って踊る、魔法の花屋、ミラクルに本日開店!
アニメのあらすじを簡単に説明すると
「キュウべぇみたいなのに選ばれた5人の魔女見習いが、歌と踊りと魔法で困った人を助けますよ」
というお話だ。
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さらに簡単に言うと、魔法少女モノ+アイドルモノだと思ってほしい。(奇しくも今年のプリキュアと要素がかぶってる)
そもそも放送していない作品になんでハマっているんだということだが、このコンテンツが現在行っている活動は以下の4点である。
アニメ本編の先行上映会
イベント時や一部店舗によるグッズ販売
前橋市内でのポスターやフラッグの展示
キャストによるトークショー/ミニライブ/サイン会
上記の4点であり、下記の2つがこのコンテンツに沼らされた原因といえるので、話していこうと思う。
・何故こんなにも「前橋愛」に溢れた作品に?!
「前橋」という文字がタイトルに付くくらいなので、もちろんこの作品の舞台は群馬県の県庁所在地、前橋市である。
アニメ本編やキービジュアルにも、地元民には見覚えのある場所が続々と出てくる。
PV第2弾のサムネイルに使われている中央通りも一度は見たことがある県民が多いだろう。
ちなみに登場人物の5人はそれぞれ、上毛電鉄(群馬県の私鉄)の駅になぞらえて名前が付けられている。
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また、本編の映像に加えて
「駅前の大通りにフラッグや地元商店街に横断幕」
「市内のあらゆる店舗や駅にポスターの展示、ガイドブックの配布」
「県内でも著名なショッピングモールや道の駅での無料イベント」
など、前橋市内に根を張ったプロモーションをしている。
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これが、まだ”アニメ放送前”なのが地元民ながらビックリしているところだ。
私も今まで大洗や豊郷小学校、最近では金沢にも足を運び聖地巡礼をしてきたが、まさか地元でこんな前橋をフィーチャーするアニメが作られる日が来るとは思わなかった。
個人的に「凄いな」と思ったポイントがアニメ本編やキャストのトークの時に発した「前橋」という言葉のイントネーションだ。
「前橋」のイントネーションは、県民とそれ以外で明確に異なる。
わかりやすく言えば群馬県民以外は「歯磨き」のイントネーションで、群馬県民は「鯛焼き」のイントネーションだ。諸説あるので間違ってたらごめんなさい。
勝手な想像だが、群馬県民はテレビで「まえ↑ばし」と誰かが発する度にモヤモヤする県民は少なくないはずだ。
これがなんとアニメ本編だけでなく、キャストのトークなどでも自然に行われている。
細かいところではあるが、この作品から感じた「前橋愛」が細部に宿っている証拠だと私は考えている。
話はズレるが、北原キョウカ役の本村玲奈さんとグルマンカレーさんとのお話がとても「愛」を感じるお話だったので、こちらの投稿も是非読んでいただきたい。
・キャストのパフォーマンスが予想以上だったお話
前橋ウィッチーズは去年の9月末の先行上映会を皮切りに市内のショッピングモールや道の駅などでトーク&ミニライブのお披露目会や、グッズサイン会などを行っている。
ここでお話したいのは、キャストのライブパフォーマンスについてだ。
前橋ウィッチーズは前述の通り、キャラクターが歌って踊る作品であり、
キャストもキャラクター同様に歌って踊る作品だ。
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手前味噌ではあるが、私は二次元アイドルコンテンツには人よりかは多少ではあるが詳しい自信がある。
アイマス・ラブライブ・アイカツetc、勿論すべてとは言わないがアイドルアニメ・ゲームが好きと言えるくらいの量は見ているだろう。
リアルライブに行った回数も決して少なくはない。
所謂、声優が歌って踊る二次元アイドルコンテンツに関しては多少なりとも目が肥えている自覚はあった。
そんな私が初めて前橋ウィッチーズのパフォーマンスを見た時、率直にこう思った。
「な、なんかめちゃくちゃ力入ってないか?!?!?!?!」
明らかに「お披露目」でやるクラスのパフォーマンスではなかった。
連携の取れたダンス、安定した歌声、目まぐるしく変わるフォーメーションチェンジ。
私の書く文からではきっと良さは伝わらないと思うが、とにかく初披露のクオリティではなかったということは伝えたい。
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前橋ウィッチーズのキャストは、ウマ娘の出演経験のある主演の春日さくらさんを除けばほぼほぼ無名に近いと思う。
この目でライブを見た感想としては「本当に舞台で踊って歌うの初めて???????」とは思わずいられない人ばかりだった。(実際ライブ経験のある人もいる訳だが)
その証拠という訳ではないが「なんか地元でアニメのイベントやるから行くかぁ」と軽い気持ちでお披露目会に足を運び、脳を焼かれたオタクたちがなかなかに存在している。
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とは言え、緊張は見え隠れするしまだまだ新人だなと感じた部分ももちろんある。
本編で彼女たちは「魔女見習い」と称されているが、そんな彼女たちともリンクするような印象も強く感じた。
ちなみに楽曲提供にはあの「つんく♂」さんが作詞で関わっており、特にOPの「スゴすぎ!前橋ウィッチーズ」はかなり中毒性が高いものになっているので、是非聴いて欲しい。
【楽曲情報】
— 『前橋ウィッチーズ』TVアニメ公式 (@maebashiwitches) February 18, 2025
OP主題歌「スゴすぎ前橋ウィッチーズ!」
TVサイズ先行配信開始中🎙️#前橋ウィッチーズ の歌うOP主題歌(TVサイズ)となっております🎵
各種イベント前に是非予習としてお聞きくださいね🪄
詳細はコチラからhttps://t.co/UnE9c0RgeP pic.twitter.com/At6ztw0XJ9
・肝心のアニメ本編の内容はどうなの?ってお話
プロモーションは地方を中心に力を入れている、キャストのライブパフォーマンスも良い、楽曲にも力がある。
でも肝心のアニメ本編が面白くなけりゃ意味なくない?
ごもっともな意見ではあるが、そこは是非安心して欲しい。
このアニメ、しっかり面白いです。
現状、先行上映会で何話か見た感想であるが、まぁ~~~~めちゃくちゃ面白い。
特に1話はハイテンポで話が進み、メインキャラ5人の立たせ方も勢いがありながらもここぞという時に目を引くポイントを丁寧に作っている。何度見ても飽きない1話だと胸を張って言えるものになっている。
脚本は昨年の朝ドラ「虎に翼」やアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の脚本を担当した吉田恵里香さん。
アニメーション制作にサンライズ、楽曲製作にバンダイナムコミュージックと聞く人が聞けば「あーなるほどね」「そういうことね」となる布陣になっている。
放送前なので、私も全話見た訳ではないので、最終話段階で手のひらを返す可能性は十分にあるわけだが、それでも今現在このアニメの期待値は留まるところを知らない。
これで絶望するくらいつまらなかったら泣きながらこのnote爆破します。
おわりに
ここからはオタクの自分語りになるので、興味ない人はすっ飛ばしてください。
冒頭で私は「このアニメの成功をめちゃくちゃ祈っている」と書いたが、それには理由がある。
こんなことを言っては怒られるかもしれないが、そもそも前橋、ひいては群馬県は本当に魅力の薄い県である。
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県庁所在地なのに前橋に新幹線は通ってないし、車がないと生活するのも大変。
高崎駅は多少盛っているが、それ以外は駅前に店という店がない駅ばかり。
北関東の中でも、栃木や茨城と比べて「これこそ名物!」といった食べ物はない。
魅力度ランキングは常に40位代。あんなランキングにまともに取り合うのもおかしいが、群馬県民は割とあのランキングを気にしている人は多い。
多少大袈裟に書いたが、それでも私の嘘偽りない気持ちだ。
だが、私はそんな群馬県が大好きだ。
赤城妙義榛名の三名山をはじめ自然も豊かだし、小麦粉文化も盛んでパスタやラーメンも美味しい。
車で少し足を伸ばせば草津温泉やロックハート城など観光地だって決して少なくない。
都心へのアクセスも実はそんなに悪くない。
言葉にすると軽いモノになってしまうが、私がそんな群馬県を好きな気持ちは決して嘘じゃない。
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「前橋ウィッチーズ」は、そんな群馬を、前橋をもっと元気にしてくれる希望なのだと私は予感している。
なんなら現市長も期待してるらしい。
ガルパンの大洗、あの花の秩父、らき☆すたの鷺ノ宮、蓮ノ空の金沢のようになってほしいと、私は本気で思っている。
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このnoteで、少しでも前橋ウィッチーズに興味を持ってくれたら何よりも嬉しいです。
何はともあれ、まずは「このアニメが面白い!」と多くの人に思ってほしいです。
ここまで駄文に付き合ってくださりありがとうございます。
是非、春アニメ「前橋ウィッチーズ」をよろしくお願いします。