見出し画像

街かどのぬくもり

路地を入っていくと小さなBARを間借りした小さなお店やさん。
くまのみどう焼菓子店〜一人の女性が頑張っている。
小ぶりの洋梨やりんごのタルト、クッキーや米粉のシフォンケーキが並んでいる。
絹子のお気に入りはクロッカン〜カルメ焼きのような軽いお菓子。

彼女はBARを工房にして、たくさんの種類の菓子を焼いている。
クリスマスシーズンには、シュトレンやケーキを100個以上。
年明けから4月までは、歓送迎会で渡されるクッキーの詰め合わせのオーダーを黙々とこなす。

彼女は宮崎の高千穂という自然豊かな所からでてきて、福岡市の中心の街 天神で長らくパティシェをしている。
学生街で店を開いていたが、立ち退きになって今は天神にほど近い場所にいる。
彼女の焼き菓子は、材料も宮崎産や福岡産でオーガニック、甘さも控えめで美味しい。
「くまのみどう焼き菓子店」可愛らしい屋号だが、彼女の苗字である。
今はイートインもできるから、パフェや焼きたてのスコーンやアイスクリーム、ケーキセットも楽しめる。

ここから先は

422字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?