組織の力、個人の力
組織と個人。どっちがいいのだろうか。結論からいうと組織に属したほうが良い。俺は組織に属すのが向いていると思うし、大抵の人はそうだと思う。個人で稼いで生きている人もいるがそれは簡単なことではない。
良い点はせいぜい取り分を自分締めできることと全て自分が決められる点だろう。それには責任が伴うが。
ある知り合いは"座右の銘は他力本願"だという。人間一人でできることなんてたかが知れてる。全く以てその通りだ。
例えばどんなに腕の良い職人でもそいつが体調崩したらその仕事は成立しない。
しかしそれが組織だったら代わりはきくから仕事は稼働する。
世の中、数が物を言うことは結構ある。
また例を挙げれば紀元前に起きたスパルタ軍vsペルシア軍のテルモピュライの戦いではスパルタ兵300人とペルシア兵21万が戦った。結果はもちろんペルシアの勝ち。化け物クラスに強いことで有名なスパルタ兵でも数には敵わない。どんなに優秀でも代わりが効かないなら長期的には続かないことを示している。
上で挙げたのは極端な例だがまあ実際個人の能力の総和はあまり変わらない。しかし能力の方向は人それぞれ違う。だから個人の能力の総和はあまり変わらなくてもその個人が集団となり組織を作ると一つの生き物になる。それぞれが得意分野で仲間の苦手分野、要は隙間を潰していく。
また一人が欠けて組織の一部に傷口が空いても別の誰かがその傷口を補い治癒する。そんな一つの生き物のように動けるのが組織の強みだ。
そしてそれが優秀な組織としての極みだろう。
まとめると
・個人より組織のほうが強い。
・個人で生きるメリットは大してない。
・個人でできることは組織にもできる。しかしその逆はない。
・組織の強みは個人が集まることでまるで一つの生き物として動けること
みんなも世の中の常識の成り立ちを考えてみたら本質が見えてくると思う。常識は、それが常識だからそうなったのではなく。意味や合理性があるから常識というのは作られていくのだ。