#10 ブラック勤めのオンナの逆襲 〜 天才肌はスキップができない〜
幼少期から神童とよばれていた社長の爺や。ある分野では天才的な才能と実績があるお方。
そんな爺やにも欠点の一つや二つはある。
あ、前回の愛犬ミーナではない。
実は……
スキップができない。
頭で判断しても、体を反射させるのが苦手らしく、
スーパー〇リオはジャンプしないで、自分が飛ぶ。
リモコンを握りしめたまま、
自分がピョーンとジャンプする。
まじか。
まじだ。
飛んでるよ、この人。
「うわっ、飛べ!ジャンプ!」
と言いながら、自分がお尻浮かしてジャンプする。
いやいや自分がしてどーすんの。
スキップは、してるつもりがタップダンスになる。
右足だしたら、次も右足。そして前進。
次も右、右、前進。
「エアロビじゃないんだから(笑)」
普段とのギャップが半端ない。
先輩も大笑い。
社員全員大笑い。
本人は、まんざらでもないらしく、右足をあげておろしてまた前進。
まるで、体の固いムーンウオークになってしまった。
確信犯。
笑いをこらえた確信犯。
まあ、ちょうどいいリハビリですね。