単独ライブ「其々模様」についての想い
単独ライブ「其々模様」が終わりまして、ありがたいことに配信延長しました。
配信チケットこちらから
購入期限 5月26日12時
視聴期限 5月26日21時
まだの方はこの機会にぜひ。僕の単独ライブを見たことない人も楽しめると思います。
この単独ライブは、漫才劇場での最後の単独ライブになります。
2022年12月に「わりといい日」という単独ライブを打ちました。
その単独では、それまでの賞レースを意識したネタ大量生産の単独と違い、一本一本、賞レースに縛られない演出やネタ尺で本当にやりたいことを丁寧に作る方向にシフトチェンジしました。
そこから、「単独ライブ」というものをより大事に、丁寧に作り込んで、2023年6月にはマンゲキで「いろんな感」、2024年1月にはNGK単独「大事」を開催できました。
少しづつ単独に足を運んでくれる人も増え、芸人や業界関係者の方も僕の単独にたくさん見に来てくれるようになりました。
R-1に芸歴制限ができ、出られなくなった時に「もうネタを作る目標も無くなったなぁ」と思っていましたが、単独ライブが新しいネタ作りのモチベーションに変わりました。
R-1のための、あとから磨いていく前提で粗いネタを出す大量生産工場ではなく、しっかり準備して良いものを作って、そこで完結する。
見終わった人に「どのネタをR-1でするんやろ」ではなく「良いもの見た」と思ってもらうような単独にする。
全ネタこの単独が最初で最後になってもいいから、この単独で燃え尽きる。という気持ちで作ってきました。
そんな単独ライブの準備期間はネタが思いつかないしんどさもありながら、めちゃくちゃやりがいのある充実した日々でした。
自分のこれからの芸人人生は、こんな風に今やってる単独ライブを大事にして少しずつ見てもらう人を増やしていこう。
そう思っていた矢先のR-1芸歴制限撤廃。
正直、今さら出れるようなったからって関係ないわと思っていましたが、いざ自分が出場して、敗退してテレビで決勝を見た時に、もう一度本気で挑戦したいという気持ちが湧き上がりました。
決勝メンバーがカッコ良すぎた。
あの頃憧れたR-1みたいな大会でした。
出たい。
でも、今やってる単独ライブは、賞レースを意識していないネタ作りをしているから、今のやり方では勝てない。
単独ライブは大事にしたいけど、R-1も目指したい。不
器用な僕はどちらかしか選べない気がしました。
さらにこの度マンゲキを卒業して東京に拠点を移すことに。
R-1と東京進出。変わり続ける現状の中で考えた結果、
「わりといい日」から大事にしてきた単独ライブのスタイルは一旦やめておこう。
なので、最後にマンゲキで自分の好きな事だけをやる単独をやろうと思いました。
卒業公演と別にしたのは、「卒業」というテーマに縛られない純粋な単独ライブにしたかったからです。
ここからのネタ作りは、昔みたいにR-1を目指すネタ作りになると思います。
好きなことだけやって生きていけるほど、才能ないので勝つためのネタ作りするしかありません。
まさかのR-1死闘編再びです。
というわけで、色んな意味で一旦節目の単独ライブ「其々模様」。
僕が心血注いだ約一年半の集大成です。
単独ライブに力を入れてから4度目の単独、僕の中では今までで一番良いものになりました。
これもひとえに、作家の吉岡さん、清友そして、マンゲキスタッフ陣の優秀すぎる仕事のおかげです。
本当にありがとうございました。
このチームでマンゲキ最後に自分の納得のいく単独が出来て本当に良かったと思います。
僕のマンゲキラスト単独「其々模様」、まだ配信観れる(5月24日現在)ので、少しでも多くの人に見て欲しくて、こんなnoteを書きました。