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『思い出旅行』

『父と母との思い出話』

私がまだ17歳。
父も母も元気に仕事をしていた頃のお話です。
家族旅行に行きました。
旅行先は、大分県。
父は大分県別府市育ち。
墓参りをかねて、旅行に行った事があります。
私は旅行もはじめて、フェリーに乗るのもはじめて。
かなり緊張していました。
地獄めぐりをして、ハーモニーランドに行って
アフリカンサファリに行きましたが、そのアフリカンサファリでちょっとしたハプニングがおこりました。



『アフリカンサファリ』
アフリカンサファリの車で行かずに、自分の車で観光していました。
父の前にいた車がかなりゆっくり観光をしていたので、なかなか前に進む事が出来ず、父も前の車のペースにあわすことしか出来ず、ちょっと止まっていました。

その時です。
一匹の熊が、我が家の車に近づいてきました。
父は『なんか、熊がきたで!』と、ちょっと焦っているようでした。

すると熊は、車の横に座り何かごそごそし始めました。
車は物凄く揺れています。
その揺れは、数分続きました。
生きた心地がしませんでした。『熊、ちょっとケガさせるかもしれんけど、このままやったらお前たちが危ないしな。怒られるかもしれんけど車動かすわ。しっかりつかまっといてや?』
そう言うと、、
しばらくして父が、車を動かしました。
そして、車から一人降りてアフリカンサファリの
スタッフを探しに行ってしまいました。


『その後、、』

スタッフの方によると
熊は、人間でいうと14歳。
遊び盛りで、その熊は車のタイヤが好きでアフリカンサファリを観光している車のタイヤでよく遊んで、お客さんからクレームがきて困っているとおっしゃっていました。
父は自分の車のタイヤをめちゃくちゃにされたので『その話は、わかった。
だけど、おたくの、熊がした責任はとってもらうで?
タイヤ交換するから代金はおたくが払ってや?』とアフリカンサファリの園長に言うと園長は
『わかりました(;>_<;)誠に申し訳ありませんでした(;>_<;)』と何回も、あやまって、、その話は解決しました。

父も母も『めちゃくちゃ怖い体験、したわ(;>_<;)
死ぬんかと思った。
なんで遊びにきて(;>_<;)死なんとあかんねん?
ホンマびっくりした』と帰りのフェリの中でずっと言っていました。
今、思えば懐かしい思い出の一つですが
あのときは、本当にびっくりしました。
けっこう大きな熊でしたから。

それからしばらくは旅行に行きたい。と思えなくなりましたけどね(;>_<;)

ちょっとした思い出エピソードを書かせて頂きました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
m(_ _)m



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