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プラチナショート万年筆用にコンバーターを改造してみました

あくまでも自己責任で実施してください。
自分もまだ使い倒したわけではないので、どのような不具合が生じるかは不明です。

祖父の形見?っぽい万年筆

文房具を溜め込んでいる箱を漁っていたら、亡くなった祖父が使っていたと思われるプラチナの万年筆を発見しました!

発掘したプラチナの万年筆

18Kの万年筆で「コレは使うしかない!」と思い、少し調べてみました。

「プラチナ万年筆100年の軌跡」のサイトを見てみると

見た目的に「プラチナ オネスト60」か「プラチナポケット」っぽいですが、不明です。

この万年筆はカートリッジ専用らしく、
コンバーターを使えないか調べたところ、万年筆の軸の長さが短いために、コンバーターを付けると軸を取り付けできなくなるとのことでした。

一応、すでに解決方法が提示されておりました。それによると、
専用のアダプターとカヴェコのミニコンバーターを組み合わせることで、コンバーターを使うことができるとのことです。

ですが、なんとなく具合が悪い。

とりあえず、プラチナのコンバーター800Aを買って、見たり、いじったりしてみました。

まずは、ちゃんと挿さって使えそうかどうかをみました。

コンバーター800Aを挿された万年筆

しっかり挿さりますが、

軸を閉めることができない

閉める事ができません。

そこで、単純に「コンバーターを切ってしまえばいいのでは」と思いました。
コンバーターの構造をなんとなく見てみると、

わかりにくいコンバーターの構造のイメージ

コンバーターの仕組み的に「つまんで回す黒い部分」は切っても大丈夫だということに気が付きました!
(最後まで引き上げることができなくなるので、吸える容量は減ります。)

コンバーターをいじっていきます

そこで、コンバーターの黒いつまみをどの程度切ればいいかを判断するために、カートリッジとコンバーターの長さを比べました。

カートリッジを奥まで差し込んだ状態で、境目の部分に印を付けます。

境目に油性ペンで印をつけました。

次にコンバーターを奥まで挿し込んで、境目の位置を把握します。
金色の部分より 1 mm くらい透明な部分が見えるくらいでした。

コンバーター800Aを奥まで挿した様子。(コンバーターの透明部分が 1 mm くらい見えている)

そして、境目部分を合わせて比較します。

境目部分を合わせて比較

カートリッジと比較して、右側のはみ出している部分を切ればいいということになります。

このあたりで切ればいいはず

切る位置をわかりやすくするために、マスキングテープを貼りました。

マスキングテープを貼った後

いい道具は持っていないので、カッターナイフで切りました。
黒いツマミだけ取り外したほうが、作業しやすいかもしれません。
(金色のところを回すだけで簡単に外せます)

切った後

切断面をやすりがけしたり、少し削ったりして、閉まるように微調整します。

削り不足で閉まりきらず

少し削りました。

無事に閉まる

最終的に、黒いつまみの端を 7 mm くらい除去しました。

あとは、プラチナ万年筆のコンバーターと同様にインクを吸入するだけですが、ネジっぽい部分が飛び出ないように、回しすぎの引きすぎには注意してください。
(短くした意味がなくなります。試していないのでわかりませんが、ネジ?部分を切るのもありかもしれません。)

ネジ?が飛び出さないように注意(画像は飛び出ていない状態です)

使ってみたかった、プラチナ万年筆の「クラシックインク カシスブラック」を入れました。
(ブルーブラックからの乗り換えなので、念入りに洗浄しました。)

インクを吸入したあとのペン先

ちゃんと書けました。

いい色です

まだ、使い始めたばかりなので、どのような不具合が生じるかは不明です。
何か問題が生じたら、記事を修正しようかと思います。

ぜひ、新たな解決策として、お試しください。自己責任で。。。


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