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76歳で発達障害と診断された父との凸凹暮らし

【診断までの道のり.1】

はじめまして。
1年前に発達障害と診断された父を持つ40代主婦です。
「発達障害」と言えば、ここ10年くらい前に知られるようになった特性としてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
父と暮らす中で、日々起きることに対する、娘の私の気持ちや対応が、皆さんの役に立てるのではないかと今までの経験を記すことにしました。
ちなみに父は、「自閉スペクトラム」「注意欠如多動症」「運動協調性障害」の3つの要素が全て混ざり合った状態だと診断されました。
何故この年齢で診断に至ったかの詳しい経緯について今回から書いていきます。

母、私、私の妹も父は変わっている人という認識はずっとありました。不器用な人だとも思っていました。
それがもしかしたら「発達障害」かもしれないと、疑惑を持つきっかけがありました。

それは、『リエゾン-こどものこころ診療所-』という発達障害を扱ったドラマです。2023年1月スタートのドラマでした。
たまたまなのか、気になったのか家族皆がこのドラマを観ていました。
この時既に私は、結婚し両親と妹とは別居していました。(同じ街には住んでいたので行き来はしていました。)

松本穂香演じる主人公が、落ちつきがなかったり、ミスが多かったりの描写があり、発達障害(ADHD 注意欠如多動症)の診断を受けている設定でした。

このドラマを観ているうちに、父もそうなのかもしれないと思うようになりました。
家族皆が、そうなら今までのことが納得出来るという話をするようになりました。

父と同居していた私の妹が「もう同居には耐えられない、どこかもし発達障害の人を受け入れてくれる施設があれば預けたい」と私に連絡してきたので、先ずは行政がやっている相談窓口に連絡してみることにしました。

「発達障害者等支援センター」という発達障害者本人と家族をサポートする所です。

「安心して話せる場所か確認したいし先ずは私が行ってみるね。」と妹にだけ相談に行くことを伝え、
面談に行きました。
この時の行動、私は後悔しています。

その理由は次回以降にお話します。

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