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76歳で発達障害と診断された父との凸凹暮らし

【診断までの道のり.3】

はじめまして。
1年前に発達障害と診断された父を持つ40代主婦です。
「発達障害」と言えば、ここ10年くらい前に知られるようになった特性としてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
父と暮らす中で、日々起きることに対する、娘の私の気持ちや対応が、皆さんの役に立てるのではないかと今までの経験を記すことにしました。
ちなみに父は、「自閉スペクトラム」「注意欠如多動症」「運動協調性障害」の3つの要素が全て混ざり合った状態だと診断されました。
何故この年齢で診断に至ったかの詳しい経緯についてのお話です。

前回からの続きです。
同居していた私の妹からの相談を受け、
私は「発達障害者等支援センター」に行くことにしました。

「父を発達障害がある人を受け入れてくれる施設に入れたい」という妹の気持ちには応えられませんでしたが、相談して得たことを妹に共有しました。

そして1回目の面談から、約1年間、月に1回程度の頻度で父と家族の関係(同居している母と私の妹)についての困りごとを相談しに行くようになりました。

2回、妹も一緒に来てくれたことはありましたが、父のことを考える、向き合うだけで精神的に辛いと断られました。

しばらく母には相談に行っていることは話しませんでした。母は家族の問題を外部に話すのを嫌がるタイプでした。
面談に行く前に妹から現在の困りごとのヒヤリング、母から聞く父の愚痴、私が父と接して疑問に思ったことをまとめていきました。

いつも1時間の面談時間があっという間に過ぎていきます。私の中で発達障害特性の知識が増えたりして、父に対する思いが次第に変わっていきました。

同時に、父に対する声掛けのポイントや特性について、妹にフィードバックしていました。
母の怒りにつられ、妹が一緒に父を責めることも増えていたので、なかなか家族仲の改善に繋がらないもどかしさを感じていました。

それでも妹から連絡が来る度に、私なりの声掛けをし、心配な時は直ぐに実家に駆けつけました。
妹は私に父への怒りをぶつけると一先ず落ち着くようで、実家に行った時は家族皆ケロッとしていることもよくありました。

放っておけなくて実家優先になりがちで、夫に心配をずっとかけていました。

次回から診断の話が何故出てきたのかお話します。

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