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モアナと伝説の海2はコーチングを体現した映画だと思った。


娘と、モアナ2を観に行った。今私は絶賛コーチング勉強中の身。これまでと脳の使い方も変わってきたこともあり、このお話に特別な意味を感じた。
この映画、コーチングのこと言ってない…?と思ってしまったのです。
どうやらこの映画を見ると
「体の奥底から湧き上がるような元気をもらえる」と、世界中で「モアナチャージ効果」として話題になっているらしい…!
それもコーチングの効果なんじゃないの?とも思ってます。

https://www.disney.co.jp/movie/moana2

モアナ2を観て、いま自分が感じたことをここに書いてみようと思う。(ネタバレは多分しません…)

・この映画は、モアナの挑戦の物語。
・自分の村が、家族が大好きで、そんな日常も愛しているけれども、突き動かされる自分の気持ちと、自分の運命を受けいれて、仲間と新しい冒険に出かけ、次の伝説を作れるかの挑戦。

私の仮説を基に、ストーリーを
(勝手に)コーチング理論で考えながら読み解いてみると…

①コンフォートゾーンとWant to
・ふるさとにいる自分、家族や仲間たちとの愛しい時間は、現実のモアナのコンフォートゾーン。
・モアナには…外に出る、冒険する、人を繋げる、信じる、チアする…>というような特性があると思われる。(=Want toと言える)

②ゴール設定
・ある日運命に突き動かされ”強烈なゴール”を設定する。まさに現状の外のゴールである。どうやって実現していいかまったく見当がつかない。村に帰ってこれないかもしれない。むしろ死ぬ可能性が高いかもしれない。でも、やると決めた。自分しかこれはできないという気持ちとともに。
これはまさにモアナの”現状の外のゴール”である。
・モアナのWant toは冒険を進める土台のエネルギーとなり彼女を動かしていく。(この冒険は、私達にとっては人生とも言い換えられますね…)
・そのWant toは、仲間をつくり仲間の絆を強くしていくことに作用した。
・序盤、仲間は皆バラバラの個性で、アンコントローラブルな空気が漂っている。(これは、現実の世界でも組織の中よくありますよね‥)
その中で、モアナは”コントロールしよう”としなかった。そうではなくて、自分の持つ”強烈なゴール”を共有することをした。
・ゴールに向かって本気で動いている人間に、人は魅了されるのだと思う。そのような人間は、引き寄せる力や人を変える力までもがある。
・そして、モアナが仲間たちにとってコーチ的な存在であるとも言え、モアナとのかかわりを通じ、バラバラな状態から、「私達ならできる」に変わった。
・こうして、仲間たちは、モアナとのこの冒険に自分なりの意味(ゴール)を見出し、自分のwant toを活かしながら活躍をしていくようになった。

③困難への向き合い(コーチ登場!)
・お話の中盤、絶体絶命、もう終わりだという状態で、コーチの登場。神様マウイ様…!(ほんと、かっこよかった。歌も良すぎるんです涙「できるさ!チーフ―!」を聞いてください…。)


(歌詞より)
誰だ 誰だ 誰だおまえは
おまえだけが創れるヒストリー
やれよ モアナ 掴め運命
できるか できるか やれるか チーフ―!


(コーチングのテーマソングか?と思うくらいです)

もうだめかも…というドン底の状況で、「これはお前しかできないことなんだよ!!!これまでもやってきたじゃん、お前にはできる!!やろうぜ!!!」という、どんな状況でも”圧倒的に”自分を信じて一緒に人生を応援してくれる存在。まさにコーチだな、とすぐに思った。
・ここは、コーチの存在の重要さが際立ったシーンである。コーチはどのような力を発揮すべきなのかが、目に映る具体的なシーンとして理解できた瞬間であった。
・このドン底シーンで、コーチとの関わりもあり、モアナが底力を発揮した。底力とは、want toの集合体あるいは真のwant toであるともいえる。この底力がゴールに向けて、物語を大きく動かすこととなる。
・やはり、どん底、断崖絶壁、絶体絶命…こんなシーンこそ、人生の「見せ場」でありそこに向けて、主人公が「力を発揮する」タイミングと思った。そして、そこに強力な追い風になるのが「コーチ」の存在。コーチの存在で自分だけではたどり着けない場所まで行ける可能性がある。
・現状の外のゴールが設定できても、うまくいかないことはいくつもでてくるだろう、でも、それは「自分の底力」を発揮するチャンス、人生の見せ場である、ととらえるマインドでいたいと思った。

④その先に
・仲間と(コーチと)ともに、モアナは新しい伝説をつくる。ゴールの先には、また新たなゴールも見つかりそうだ。そんな期待感を持たせつつ物語が終了した。多分続きがありそうな形で終わったのできっと3も公開されるだろう…。新たなモアナの挑戦が、楽しみだ。
・映画全部を通じて、モアナの挑戦の物語に、涙が止まらなかった。美しい映像も相まって。

⑤まとめ
コーチングについて学び、そして私自身も人生挑戦の最中である。その中でRASが発火して、モアナ2も違う見方ができたのかな?と思っている。
今後も、様々な作品を、コーチング理論をもとにみてみることもしてみたいなと思った。
英雄が英雄たるゆえんは、仲間(コーチ)、どん底から這い上がる底力(wantto)と強烈なゴールがあるだろう。
今後も色々と考察してみたいなと思った日だった。