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累進レンズとは、どんなレンズですか?

累進レンズとは1枚のレンズの中に手元・中間・遠くの度数が設計されているレンズです。
そのため手元だけを見る老眼鏡のようにかけはずしをする必要がなく、メガネをかけっぱなしで一日中過ごすことができます。そして手元からパソコン、パソコンから遠くなどの視線移動をスムーズに行なうことができます。

累進レンズは大きく分けると、遠近両用、中近両用、近々の3種類に分類できます。よく見る距離や用途によって3種類のレンズによって異なる手元・中間・遠くの見え方を選ぶことがことが大切です。

「累進レンズ」という名前はあまり馴染みがないかも知れません。老眼を助ける遠近両用レンズは「バイフォーカル」と呼ばれる二重焦点レンズから始まりました。レンズの下にぽこっとした小窓がついたレンズです。目線を下方に動かし、その小窓を通して見ると近くが見えました。

1967年に日本では初めて累進レンズが発売されました。しかしこのレンズは日本の縦文字文化に対応していない点や、視野の狭さから使いづらかったそうです。その後も新しい累進レンズが開発されるも、ユレやユガミが大きくて、慣れす使いこなせない人も多かったという歴史があります。
その後少しずつ品質が向上し、特にこの20年で見え方の質の良い累進レンズが登場したことで、現在の主流は累進レンズになりました。

老眼になった時、累進レンズを入れたメガネをかけてレンズに近くをみるのを助けてもらうことが、老眼攻略のキモなのです。

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