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やる気とスキルを合わせるためには

~誰もが安心して成長できる社会をつくりたい~

◆やる気はあるのに、「しごと」をどうやって進めていいかわからない
◆やりたいことは頭の中にあるのに、うまく説明できない、企画書をうまくまとめられない

そんなこと、たくさんありませんか?

毎日毎日悩んで、こうしよう、ああしようと思っても、なかなかみんなに伝わらず、上司に説明しても何度もやり直し。
あー、やりがいが感じられない・・・という悶々とした日々。

がっかりですよね。そんなときはどうすればいいのか。


自分自身のスキルアップ

この世には、天才なんて人は、ほんの一握りで、ほとんどの人は、大した差もない一般人です。
だから、自分を信じて、とにかく数をこなすのが大事だと思っています。

「10,000時間の法則」という言葉をきいたことはありますか?
スポーツや音楽など、特定の分野でエキスパートになるためには、10,000時間必要であるという概念で、マルコム・グラッドウェルの著書「天才! 成功する人々の法則」(講談社)で広く知られるようになりました。

日本の一般労働者の年間総実労働時間が、約1,600時間(厚生労働省「毎月勤労統計調査」を参照)ですので、
10,000時間ということは、
10,000時間÷1,600時間≒約6年かかる計算になります。

6年という歳月を長いとみるか、短いとみるかは、人によると思います。
特に、女性は、生物学上、「出産」という大イベントを考える人が多いと思いますので、ライフプランを考えたときには、かなり絶望的な年月と思うかもしれません。
が、一般人は、うまく時間を見つけてやるしかない!というのが、私の考えです!

私自身も、20代の頃は、自分のスキルが全くない(※)のに、社会貢献したい!という思いだけはそれなりにあったので、
とにかくめげずに
①自分が納得するまで資料を作りまくる・直しまくる
⇒何度も紙で印刷し、自分で赤ペンを入れまくる(最低10回はやってました)
②家に帰って、説明の練習を繰り返しする(一人で延々とブツブツ)
⇒時間を測って、何度もブツブツ

※就職するまで、パソコンにほとんど触ったことがなく、キーボードも人差し指で1クリックずつしているようなレベルでした。当時ゲームセンターにキーボードを打つゲームがあったので、妻に協力してもらい、夜な夜な通ってキーボードを打てるようにがんばりました。

私は、学生時代から、人に自慢できるような能力や経歴もなく、頭の回転も悪いので、
「頭がよくて、記憶力がよくて、人づきあいがうまくて、かっこよく軽やかに生きてる人」を見て羨ましく思ってました。

でも、楽天の三木谷浩史会長の「成功のコンセプト」という本を当時読んで、
「学生時代まで天才だった人にも、社会人になってから5年、10年と継続して努力してきた人間は勝てる」というようなことが書かれており、
「10年後には、目立たなくても、実力では絶対負けないようになる」と思って生きてきました。
今では、「論点整理力」「資料作成力(デザイン性ではなく論点がクリアな資料)」は誰にも負けない自信を持てるようになりました。

上司がやるべきこと

私は、そんな風にして、成長を実感してきましたが、
これからの時代は、聞く側(主に上司)が、しっかりと一人ひとりの「成長」というものを本気で考えていかなければならないと思っています。

よく見かけるのが、担当者から相談を受けたときに、
「もっと資料をシンプルにわかりやすくして欲しい」
「課題が明確になっていない」
「もう少しデータを用意して欲しい」
「目的を端的に」
などと言っていませんか?

あるいは、
「課長がどうせ色々と指摘するから、俺は何も言わないよ」
と言ったりしていませんか?

それでは、担当者は、どうしていいかわからず、やりがいも持てず、成長できません。

今の時代、「働き方改革」が必須となっている中で、ドミノ倒しのように進む少子化、個人個人の生き方の多様化、SNSやYouTubeなどの情報発信の多様性などにより、
やりがいや成長を感じられない組織は、見向きもされなくなっていくと思います。

そんなときに、フレーズだけで、マネジメントだ、リーダーシップだと思っている方がいたら、それでは人はついてこないのではないでしょうか。

そうは言いながら、私も日々試行錯誤しており、マネジメントやリーダーシップには、深い観察力や理念・戦略が必要だと思っているところです。

長くなりましたので、本日はここまでにします。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます!!👍