どうしてこれを言ったんだろう
北村です。ギタリストです。
愛するSchecter のピックアップセレクターが調子わるいです。たぶん初期不良。購入店で見てもらいたいのですが、ここだという日に限って雨に降られ持ち込み断念ということを繰り返しています。今日みたいにね。頼むよー、私を楽器屋に行かせてくれよー。保障期間おわっちゃうよー。
さて。ジミ・ヘンドリックス好きですか?私は好きです。すごい好きってほどでもないですけど、わー、カッコイイなー、すごいなー、くらいには思っています。
で、今。彼の弾くsunshine of your love をコピーしています。エクスペリエンスですね。
LIVE版の、1分ちょいで終わっちゃうやつ。
最初は独特のコードフォームやいわゆる裏拍にぜんぜん馴染めなくて、ものの数小節でイィー!!となっていたんですが、最近はなんとか最後まで通せるくらいにはなってきました。
やってて思うのは「ラフと雑はぜんぜん違う」てことですね。私の場合、何回やっても後者で。なんかきったねえなって思っちゃう。でもジミさんは、カッケェ!そのノイズめっちゃ心地いいっ!て思えるんですよ。なんでしょうね、この違いは。
で今朝もなんとなく譜面ながめながらペケペケ弾いてたら、気づいたことがあって。それがタイトルの画像なんですけど。
We're bein put off the air...
なんか書いてある…(そこかい)。歌詞?
そうなんです。この曲、本家クリームではジャック・ブルース先生が色っぽく歌い上げてますけど、エクスペリエンスの演奏はインストゥルメンタルなんですよ。だから、基本的には歌詞なんてない。でも、そうだ、45秒あたりで確かにジミさん何か言ってる。
これまで「みんなノッてこうぜ!」とか「おまえら最高だよ!」とか、それくらいのコールかなって勝手に思ってたんですけど。字面からすると、なんか違ってそう。
で、googleさんの力を借りて翻訳してみると。
We're bein put off the air...
私たちは放送を中止されています...
え、このテイクはBBCなんだよなあ。放送、されなかった、ということ?この曲が?あるいは全部?つまり、なんかやらかした?
調べてもよく分からないのでそのまま書いてますけど、めっちゃドラマチックだな、と。インストゥルメンタル演奏してて、なんか喋ったと思ったらこれかよっていう…。月並みな言い方しますけど、ロックってこういうことなんだよなー。カッコいい。さすが伝説の男は違うわー。そう思って聴き返してみると、その抑揚からも色々なことを想像させられます。含みがあるというか。
彼の登場やその成功は、いわゆるアメリカン・ドリーム的なものだったんだろうし、その功績は年々評価を高めているようにも思えるし、今や音楽をやらない人でさえどこかで聞いた事がある程度には歴史に名を残した超偉人、と言えますよね。きっと。
だけど、彼は彼で生きていて嫌なことムカつくこととか色々あっただろうし、しんどい思いもたくさんしたんだろうなあ、とか。詮無いことを考えてしまいました。ぜんぜん的外れかもしれませんけど。でも、それでよくない?正しさだけじゃロックはできねえよ!※逆ギレかつ、意味不明
勝手な想像や妄想も込みでの話ではありますが。彼のことを、昨日までよりも、少しだけ近しく感じられたんですよね。ジミ・ヘンドリックスのことをもう少し知りたいと思ったんだ。
どうしてこれを言ったんだろう。