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近年のサブスクと音楽の聞き方の変化
タイトル見てうわー真面目系かよと思った人も思ってない人も最後まで読んでってください。
現役軽音部ということで後輩と好きなアルバムについて話したときのことなのだが、自分としては衝撃だった事実が判明した
好きなアルバムを挙げられない人がいる
ということである。
これは別に「全部好きだから選べない」ということではない。
どうやらサブスクで音楽を聞く人の中にはアルバム単位で聴いていない人がいるらしい。もちろんそういった聞き方をしない人がいるのもわかる。だが、サブスク以後、こういったアルバム単位で音楽を聞かない人が生まれたのも事実だ。
私は、中学生の頃(1,2年前)よくゲオに行ってアルバムを借りてiTunesに取り込んでスマホにダウンロードして聞くという、現代っ子のくせに馬鹿みたいに遠回りをする音楽の聞き方をしていたので、好きなアルバムがわからないという現象にびっくりした。
昔もダウンロードした中から好きなやつ選んでプレイリスト作っていたと言う意見もあるが、まずアルバム買ったら好きな曲探すために一回は通して聞くだろう。
サブスクで聞くことは悪いこと?
結論から言うと悪くない。むしろ自然な時代の流れである。
サブスクでは、公式や誰かが作ったプレイリストが完成しており、流行りの音楽やジャンル分けされた音楽の”美味しい部分”が気軽に味わえる。
これは良いことではあるが、そのアーティストのアルバム制作の思いを汲み取れないのではないか?と思ってしまう。サブスクだけではなく、TikTokの流行などで近年、商業的に売れる音楽は曲全体の長さもイントロも間奏も短くなってきている。
だが!!!!!!!!!!!!!!!!!
これらの変化をさみしく思う反面、自然な時代の流れではないかと思う。
今までも、蓄音機の発明によって音を保存する技術が登場し、ラジオの登場によりより広い世界の音楽が聞けるようになった。そしてテレビの発達でミュージックビデオという概念が生まれ、それぞれメディアの発達によって音楽も大きく形を変えてきた。そこで近年のサブスク流行による音楽の聞き方の変化も一概に否定するのは良くないと思う。
ただ、やっぱりギターソロとか引き込まれるイントロとかあるとワクワクするよね。
あとやっぱり好きなアーティストを応援したいならアルバム買ったほうが良いと思う。アーティスト側もサブスクで満足に楽しめることはわかってると思っているけどね。
最後に行っておくけどそこら辺にいる男子高校生のうわ言だからあんま気にしなくてもいいよ。
最近聴いたおすすめのアルバム
流石にこのままでは面白くないのでおまけ程度に紹介しよう。
ぜひ聞いてみてほしい
アルバム名 / アーティスト
AVEANTIN / BREIMEN
BREIMENの待望のデビューアルバムとして発売されたのだが、これがとにかく良い今年度に入って一番聞いているかもしれない。
メジャーデビューということでなんか音楽性変わったな(Creepy Nutsにこういう曲あったよね)みたいなことはなにもない。
BREIMENの”らしさ”の部分と”新たな一面”がいい感じに混ざっているのである。正直BREIMEN知らない人におすすめするとしたらアルバム4部作のうちこれだと思う。
ちなみにBREIMENはライブがとにかくすごいバンドなのでライブ一回行ってみてほしい。
好きな曲:乱痴気
((ika)) / Tempalay
小原綾斗やっぱりすごいなと思った。感想ガキかよと思われるかもしれないがガキなので仕方ない。言葉で言い表すのがもったいないのですぐアルバム聴きしてほしい。
このアルバム聴いてて思うのだが、使うオーディオによって曲の雰囲気変わるなということ。ミックスの仕方なのか、音数がちょうどいいのか理由は正直わからない。低音ズンズンで聞いてもよし、素直なやつで聴いてもよし。個人的にはEar Pods(iPhoneの有線のやつ)で聞くのが良かった。
好きな曲:愛憎しい
GENE / a子
ここまで赤髪が似合う人も珍しいと思う。他は桜木くらい?
個人的にバンド体制を取るアーティストが好きなのだが、めちゃめちゃ良かった。「やっぱ男声の曲が好みだわ」と思っていた自分にドロップキックしたい。
音楽的にはミクスチャー系なのだがどこか聞きやすく、ポップスが好きな人でもそうでない人でも全員、a子さんのテリトリーに持ち込んで魅力をぶつけられ、沼に引きずり込まれる。
好きな曲:ベージュと桃色