2022年度 三重県公立高校入試{社会}
今回は三重県の公立高校入試を解いてみました。
大門構成は
1,世界地理 8問 9点
2,日本地理 7問 9点
3,歴史 7問 9点
4,歴史 6問 9点
5,公民 10問 14点
合計 38問 50点 でした。
ほとんどの問題が一点問題で構成されているため一問当たりの価値は他と比べてそこまで高くないように感じました。
それでは、気になった問題についてコメントしてみようと思います。
2⃣(2)の問題
日本の主要な空港についての問題でした。関東の人間からしたらそこまで難しくは感じませんが、地方の人間からすると羽田空港と成田空港の違いが分からないんですよね~。まず、大きな違いとしては羽田空港は別名東京国際空港という通り、東京にあります。一方、成田空港は東京ではなく千葉県の成田市にあります。そして、羽田空港は国内向けの便が多く、成田空港は国外向けの便が多いという特徴があります。将棋と同じで成れば行動範囲が広がるのかもしれません。
2⃣(6)の問題
お茶の生産量や、生産額についての問題です。三重県はどちらも3番手で、生産量で2位生産額で1位の都道府県を考える問題でした。自分の都道府県の主要な農産物のランキングは覚えておいたほうがいいかもしれません。
3⃣(4)の問題
領事裁判権や関税自主権に関する問題です。間違いやすいですが、領事裁判権はあると日本にとって不利になるもので、関税自主権はあると日本にとって有利になるものです。漢字から類推すれば意味は分かるのですが、言葉自体の知名度と対照的に意味の知名度が低いので確実に押さえておきましょう。
5⃣(3)aの問題
日本の選挙の五大公理に関する問題でした。五大公理とは普通選挙、直接選挙、平等選挙、秘密選挙、自由選挙のことで選挙を行う際の5つの原則を表しています。それぞれに意味がありますが、似ているものが多いためしっかりと区別をつけることが重要です。
5⃣(5)の問題
グラフの表現方法を工夫する前と後でどのような効果が表れるかという問題でした。これは、広告などに使われている嘘を見抜くことなどにもつながるとても良い問題だと感じました。このような問題を正解し、活用できるようになることがこれからの情報社会で求められると思います。
まとめ
記号問題 27問 28点
用語問題 2問 4点
記述問題 9問 18点
ほとんどが記号問題でした。記号問題の難易度はそこまで難易度の高いものではありませんでしたが、情報処理能力を問われる問題も複数ありました。記述問題は基本的には頻出問題が多かったですが、公民の分野では特にあまり見かけないタイプの問題が多かったです。