2022年度大阪府公立高校入試{社会}
今回は大阪府の高校入試を解いてみました。
大門構成は
1,地理 10問 24点
2,総合問題(地理、歴史、公民) 9問 21点
3,公民 11問 23点
4,日本史 11問 22点 でした、
それでは、気になった問題についてコメントしてみようと思います。
1⃣(5)②の問題
日本と中国の製鉄所の立地に関する問題です。日本は鉄鉱石や石炭を船を使って輸入し鉄を作るため、海沿いに製鉄所を作ります。しかし、中国の場合、鉄鉱石や石炭は自国で取れるため海沿いに作る必要が無く、鉱山の近くに製鉄所を作ります。
2⃣(4)の問題
ハザードマップを読む問題でした。地形図を読む問題は多く出題されるのですが、ハザードマップを読む問題は少ないように感じています。きっとこれからもっと多くなると思います。ハザードマップ独特の記号や模様の読み取り方を説明文から正しく理解する必要があるので、ある意味国語の問題の要素も持っていると思います。
3⃣(1)の問題
日本国憲法22条の穴埋め問題でした。22条には1文目の前半に公共の福祉という言葉が出てきて、ここが穴埋め問題として出題されることはとても多いのですが、後半には、居住・移転の自由と職業選択の自由について記されています。今回は後半が穴埋め問題として、出題されたので少し正答率は下がっているのかなと感じました。
3⃣(3)③の問題
銀行が企業であることを示したうえでどのように利益をあげているのかを問う問題でした。頭ではわかっていても狭い解答欄に書くには少し難しい問題のように感じました。できるだけ簡潔に様々なことを説明できるようにしておきましょう。
4⃣(1)①の問題
藤原京の場所を選ぶ問題でした。都道府県だけでなくその都道府県のどこにあるのかまで問われるのは、高校入試にしては難しすぎるような気もしましたが、絶対にどの教科書にも載ってるので仕方ないですね。
まとめ
記号で答える問題 24問 52点
用語で答える問題 12問 23点
記述問題 5問 15点 でした。