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不妊治療の前のこと

結婚してからずっと子供のことを考えていた。
欲しいからじゃない、欲しいのかどうかを。
私は自己肯定がとても低く、自分に似たらどうしようという意識が消えなかったし
自分の育った家庭が好きと言えるものではなかったから。

夫のことは大好きで、夫は子供が欲しいというスタンスだったからその望みは叶えてあげたいとは思っていた。
残念ながら女性の体には妊娠出産に対してリミットがあり、ちんたら悩んでる場合ではないのはわかっていたけれど
この世に生まれてくる子供という存在は大きすぎて、責任を背負えるだろうか、仲の良い家族を作れるのだろうかとずっと考えていた。

もうあまり覚えてないけれど、結局は大好きな夫の子供、夫と私の遺伝子をミックスした子供が見てみたいという気持ちになったので妊娠を目指すことにした。

排卵日周辺を狙って、トライを続けたけれど毎月やってくる生理。
元々子宮内膜症がありピルを飲んでいたが妊娠の為に辞めた影響で、軽くなっていた生理は元の重い状態に逆戻り。
生理中は働くのが本当に辛い、今も。
婦人科には半年で結果がでなければ不妊治療を始めたほうが良いねと言われた。
周りではあまり不妊治療をしている人を聞いたことがなく、子宮内膜症もそんな酷くはないよと言われていたので漠然と自分もなんだかんだと妊娠できるのではと思っていた。
正直この頃色々と忙しく、トライの数もなかなか少なかった。
五ヶ月目に、生理痛が辛すぎて久々に婦人科へ行った。漢方でも何でもいいから一ミリでも良くなりそうなものを処方してほしかった。
内診の結果、片方の卵巣に血が逆流して溜まっていると言われてプチパニック。
ピルをやめてから経血量が物凄かったから納得ではあるのだけど。
妊娠などで生理がとまればいつかはその血も戻っていく?のか、問題ないと言われたけど
とにかくこれはもう不妊治療開始したほうがいいよと言われて帰宅。
その婦人科では不妊治療はしていたので、病院を探すことに。
卵巣の血が不安すぎて、帰ってしくしくと泣いた。

意外と長くなってきたのでつづく…

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