見出し画像

結果を出すための勉強法②


・前回のおさらい

前回は結果を出すための勉強法の第一歩として
知的に理解する】ということが重要だと書きました。

その具体的ステップとして
新しい情報と既存の自分の記憶を無自覚に混ぜない
ということを挙げました。

新しい知識や智慧が純粋に入ってこれるような準備ができたら、
次に、内容を正確に理解していく必要があります。

なんとなく…
では先に進むに連れて整合性が取れなくなり、
理解が伴わなくなってしまいます。

そのために今回は

論理的に理解する

ということについて書いていきたいと思います。



・はっきりと言えなければ分かったことにはならない

闇雲に本やセミナーの内容を理解しようとしても、
なんとなく分かったような分からなかったような・・・

友人に素晴らしい勉強会に行ったことを伝えたくても、
「どうだった?」
と聞かれると、うまく答えられない時があります。

自分の中では良いものだと分かっていても、
言葉が出てこないのはなぜでしょうか?

論理的な理解がないまま、
ふわっとした印象で捉えてしまっている
からでした。

論理的に理解するステップとして、

言葉の意味を明確に把握する

ということが挙げられます。

新しいことを学ぶ時には、
普段日常生活であまり使わない用語も多数出てきます。

特に聖典では、
熟考識別平静など、知っているようで
それってどういう意味?”と聞かれると、
自信を持って答えられないような語句が出てきます。

この、全く知らないわけではないけれど、かと言って明確に答えられる訳ではない、
1つ1つの語句をめんどくさがらずにきちんと把握していきます。

現代であれば、インターネットが辞書機能を果たすのですぐに意味を調べることができます。
このような細やかなことが論理的に理解することを大きく助けてくれます。

逆に、言葉の意味が明確に分からないまま学習を進めると
分かったつもりが重なり、ついには意味がわからなくなるか、
本来の意味とは全く違う意味で捉えてしまっていることになります。



・文脈から因果関係、文章の構造を明確にする

言葉の意味が明確に分かったところで、
言葉と言葉の関係性を理解します。

多くは接続詞から理解することができます。

例えば、
・○○によって、△△になる。

・○○の要素は3つある。1つは〜…もう1つは〜…。さらに〜…。

・○○のとき、△△になる。

・AとBの関係はCとDの関係に似ている

・A,B,C,Dである。(A=B=C=Dの場合とA,B,C,Dの場合がある)
など

このような語句と語句の関係を把握していないことも、理解を歪めてしまいます。
分かりにくい場合は図に表してみても良いかもしれません。



・自分の言葉で表現できるか

語句の意味が明確に分かり
論理構造も理解できたと思ったら
本当に理解できているか確かめるために、

自分の言葉で話してみる
もしくは書いてみようとします。

そうすると、曖昧になんとなくで理解していた部分が浮き彫りになったり、
因果関係がわからない箇所が出できたりすることがあります。

自分の中で整理ができ、理解も深まるとともに
誰かに分かち合うことができたら自他共に良い影響がありますね。

最初は慣れなくて、
苦手意識からめんどくさいという感情が湧き起こるかもしれません。

しかし、この工程を経ずして”分かった”とは言えないのではないでしょうか?

結果を出すにはなおさら、
しっかりとした理論に基づいた理解や根拠が必要です。

いろいろ学んでいる割にはよく分かっていないことが多いという方は、
このような論理的な理解に基づいた勉強法を試してみてはいかがでしょうか?

正しい達成(結果)の第一歩は
正しい手段と方法の理解から始まります。

いいなと思ったら応援しよう!