
ボクとキャンプ
父は山に登る人だった。
物心つかない頃から山に連れてかれて、山小屋で寝た。
ちょっと大きくなったと思ったらキャンプに連れてかれて、テントで寝た。
小さい頃からやっていたので、どこに行くのも、どこで寝るのも、まあ慣れたものだった。
父の実家が古いタイプの農家だった。
ボクがこどものころは、風呂はマキで炊いていた。
コタツは豆炭を入れる掘りごたつだった。
モチはモチロン、七輪で焼いた。
住んでいたわけじゃないけれど、休みの日によく遊びに行ったので、火の取り扱いには慣れていた。
無論、農家なので、ウラの庭には柿の木があるので、木に登って柿を取った。
田植えや畑の手伝いもしたので、刃物の取り扱いも上手です(田舎の家は、柿を自分でとってきて自分で皮をむいて食べるスタイルが一般的です)。
そんな環境で育ったので、キャンプで必要な宿泊スキル(どんな環境でも寝られる)、焚き火スキル(火を焚く、火力の維持、調整)、調理スキルの、いずれも兼ね備える、いわゆる「キャンプできる人」だった。
ただ、できることとやることはちがうので、ボクとしては、
・壁と天井があるところで寝た方が快適ダナー
・ガス火は便利だし、ススが付かなくて良イナー
と思ってるので、自分から、
「キャンプやろーぜ!」
って気持ちは全然無かった。
ホテル、温泉旅館、マジ快適。
なのに、妻はゆるキャンにハマり、自分もやりたいと言い、ついにはテントを買ってきた。
何日かしたら、つづいてバーナーも買ってきた。
そいじゃあオイラもやるか、ということで、妻に誘われてキャンプに行く、高キャンプスキル男子が書くマガジン、はじまりますฅʕ•̫͡•ʔฅ
添付した画像は、ボクの大好きな大垣です。
大垣みたいに、まちがえちっても楽しみながら記事を書いていきたいです。
最後になりますが、無くなったみたいな書き出しになってしまいましたが、父は健在です。
先日フルマラソン走ってました。
あいかわらずアクティブな人ですねฅʕ•̫͡•ʔฅ